聖書の神は、日本を、愛しておられると思います。日本のクリスチャンは、大変に真面目であり、日本の教会の姿勢は、大変に真摯だと思います。主が日本を祝福されますように。
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仕事の必要があって、ブダペストに2ヶ月、ロンドンに2ヶ月半いて、今またブダペストに10日ほどおり、これから日本に帰るところです。
昨日、ブダペストのプロテスタント教会で知り合った兄弟であり、仕事で組むことになったプログラマーの青年と滞在最後の打ち合わせをしていた際に、彼が大変に興味深いことを言っていました。
ハンガリーはれっきとしたキリスト教国であり、紀元1000年頃に国を統一した国王が国内の津々浦々に教会を建てることを促し、首都ブダペスト市内にも多数の教会があって、おごそかな雰囲気を持っています。人々のあたりも他の先進国の大きな都会と比べると、柔らかいです。
しかし、真面目なプロテスタントのクリスチャンである彼がその35年の人生の中で、教会の外で出会ったクリスチャン・ファミリーは、たった一組だけだったと言います。
建物としての教会はたくさんあっても、本当のクリスチャンは、実はあまり多くないのだと思います。わたしはこれを聞いた時に、日本と変わらないんだととっさに思ってしまいました。
同じ印象はロンドンでも感じていました。
ロンドンでもおかげさまで日曜日に礼拝に参加させてもらうプロテスタント教会が見つかり、ほとんどの日曜日には伺って、兄弟姉妹と良い交わりをさせていただきました。しかし、その教会の外では、きわめて荒涼とした霊的な光景が広がっていました。クリスチャンがいない世界、というものを、実感させられるような日々でした。色々な意味で、です。
ロンドンにも古い教会はたくさんあり、ある時期までは機能していたと思われるカトリック教会もそこかしこにあるのですが、建物としての教会は、日曜日になってもほとんどひと気がなく、正直に言って、死んでいます。クリスチャンがいないのです。
大英帝国の歴史があるため、旧植民地から多数のイスラム教徒が移民としてきていて、その他、近年はありとあらゆる国から労働者、移民が来ているので、ロンドンの中は7割が非ブリティッシュという印象です。それらの人々にも、クリスチャンとして信仰を持っているであろう、日曜日の教会で兄弟姉妹に普通に感じる、平安を持った人々という印象を与える人はまずいません。
ことによると、日本より、本当のクリスチャンの率は低いかもしれない、というのが、ロンドンの姿です。
科学的に有意な調査をしたわけではないので、この印象が正しいかどうかはわかりません。
言いたいことは、日本のクリスチャンは、大変に真面目であり、良い人々だと思います。
ひょっとして、可能性として、日本で良いリバイバルが始まるならば、それは世界に良い影響を与えられる、良いリバイバルになる可能性もあるのではないかということです。
また、日本の真面目なクリスチャンや教会は、ハンガリーや英国で伝道できる可能性が大いにあるということです。
むしろ伝道を必要としているのは、ハンガリーや英国などの欧州の国々なのかも知れません。多くの若者が、非キリスト教的なものの流れの中にいることが明らかに認められます。