私たちが神の神殿であり、神の国である理由 | イェホシュアのイスラエルの信仰と証し

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1世紀のイエスの弟子たちの初代教会が回復したイスラエル教の教会(エクレシア)であるイェホシュアのイスラエル

 

 

 

 

 

 

イエス・キリストの福音によれば、神の神殿は、私たちの中にあります。

 

コリント人への手紙 第一 3章16-17節

あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを知らないのですか。

もし、だれかが神の神殿をこわすなら、神がその人を滅ぼされます。神の神殿は聖なるものだからです。あなたがたがその神殿です。

 

パウロは、神の宮、とも言っています。

 

コリント人への手紙 第二 6章16節

神の宮と偶像とに、何の一致があるでしょう。私たちは生ける神の宮なのです。神はこう言われました。「わたしは彼らの間に住み、また歩む。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。

 

なお、色々な英訳を確かめると、日本語の聖書(新改訳第三版)で訳されている「神殿」と「宮」とは、同じ“Temple”という言葉が使われています。ギリシャ語の原典に当たってみても、同じギリシャ語”naos”という言葉が使われていますから、第1コリントの神の神殿と、第2コリントの神の宮とは、同じものだと考えてよいでしょう。

ギリシャ語の大元の意味は「神がいるところ」「神が住まう場所」です。

 

つまりパウロは、私たちが、「神の住まう場所」になっているよ。私たちの中に神が住んで下さっているよ、と述べているのです。

 

これはどういうことでしょうか?

 

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第1コリントでは、「神の御霊があなたがたに宿っておられる」と記しています。英訳のKing James Version では、the Spirit of the Godが私たちの中に住んでいる、とギリシャ語原典を訳しています。神の霊が、イエス・キリストを信じている者の内にいるのです。

 

イエス様は、イエス様の名によって、聖霊を私たちに送って下さることを約束して下さいました。

 

ヨハネの福音書 14章26節

しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。

 

この聖霊は、私たちにすべてのことを教え、イエス様が話されたすべてのことを思い起こさせて下さいます。

 

これが第1コリントと第2コリントで言っている「神の神殿」ないし「神の宮」の内にいる「神の霊」です。日本語として丁寧なものにするために「御」を付けるのもよいでしょうし、付けないのもよいでしょう。中身は「神の霊」であり、それはすなわち、イエス様が約束して下さった「聖霊」です。

 

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聖霊は神であり、その神が住んでいて下さるので、私たちは神の神殿です。

 

この神の神殿には、イエス様も住んで下さいます。父なる神も住んで下さいます。

 

ヨハネの福音書 14章23節

イエスは彼に答えられた。「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。

 

「私たち」とは、天の父と御子イエスのことです。イエスの言葉を守る人のところには、天の父とイエス様とが一緒にやってきて、住んで下さいます。神がいらっしゃるのですから、そこは聖なる場所。神殿です。

 

このようにして、人は、聖霊が宿る神殿となり、イエス様も天の父も、そこにやってきてお住まいになります。

 

そのことをよくよく吟味すると、それが「神の国」であることが、わかってきます。

 

ルカの福音書 17章20~21節

さて、神の国はいつ来るのか、とパリサイ人たちに尋ねられたとき、イエスは答えて言われた。「神の国は、人の目で認められるようにして来るものではありません。

『そら、ここにある』とか、『あそこにある』とか言えるようなものではありません。いいですか。神の国は、あなたがたのただ中にあるのです。」

 

神の国は、私たちの中にあります。そこには、聖霊も、御子イエスも、天の父もやってきて、住んで下さって、私たちを離れることがありません。

 

これが、イエス・キリストの福音です。