終わらせないと・・・年が越せない
というより お正月の準備が手につかないのね
ちょっとした妄想ゴトが広がってしまって・・・長くなりました
もう数回でラストにいきます
体が冷たい
あの子は大阪 しばらくはひとり・・・
ガラに似合わず絵文字のメールが来る マメだ
なるべくメディアは見ないことにしている
TVをつければ・・・何かしら 出ている
だって 苦しいから
飛んで行きたくなるから
私に溺れさせたかったのに・・・
私が溺れている・・・
こんな自分が口惜しい 無性に
断ち切らなきゃいけない
自分が許せない
斉藤くんにも わかるくらい・・・・
日曜日の夜 羽田まで 高速をとばしている
バカだね いくら仕事休みだって・・・
関空から1時間で着く
9時前着だから いつものターミナル その一番はしのハイヤー乗り場
タイミングが難しい・・・
意外と帰宅を急いでいる人たちに紛れると わからない
相変わず 慌てず 歩いている姿がバックミラーに見える
ドアロック解除
ドアガラス、スモークにしなきゃいけないかしらね
ほかのメンバーが乗るワンボックスは絶対高速を行く
環八に入る ここならわからない・・・
『お帰り お疲れさま』
『ただいま オイラ頑張ったよ うふ』
『ごほうび ちょうだいね』 って 左足に手をのばしてくる
『運転手にお手を触れないように~』
『いやだぁ~』
と言ってたと思ったら・・・寝息を立てている
お疲れさま アイドルって たいへんよね
みんなが・・・たくさんのファンが あなたの笑顔を待っている・・・
私のものじゃない・・・・
でも私のものにしたい
もう少しの間だけでいいから・・・ホンの一瞬でいいから・・・お願い
信号待ち となりの車から少しずらして停車するのも慣れた
ラジオからはJ‐waveのおしゃれなDJ
無防備な足の間に手を置く ほんとに寝てるわ
あっ だんだん 存在を示す 元々存在感はあった・・・
手を離そうとすると グッと手首をつかまれ
『・・ソノママ・・』
『危ないから・・・』
『ぼくもあぶないよ・・・・』
運転していて抵抗できないのを良いことに・・
首に 唇を押し付けてくる
Tシャツの下から手を入れて まさぐられる
『あ あぶ・・・な・・い・・・から・・』
『濡れた? うふ 仕返し・・』
『バカ!』

