486回目路上ライブ5/17(土)10年お酒足りないぜ! | オサムサバトの作詞ノート

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路上ライブのレポート、詩や歌詞を載せてます。
2015年5月16日から、柏で路上ライブ始めました!
若い頃に出来なかった、やり残した事をやり始めました。
このブログでは、主に
路上ライブで知り合った人の話しなどや、詩作に関する事などを載せてます。

486回目路上ライブ5/17(土)


【10年お酒足りないぜ!】


「お酒足りないぜ!」
作詞作曲/オサムサバト

この歌は、
「オーシャンゼリゼ」のパロディの歌だ。
コード進行はほぼ同じだが、一息つく小節が数カ所入るので、原曲よりも、少し間延びしてる感じになる。
メロディーは、あえて変えてあるが、音割り的にはほぼ同じだ。

この歌を気に入ってカバーしてくれた人がいたのだが、なぜか原曲のメロディーに近くなってしまい、歯がゆい思いをした事がある。
この歌は、あくまでもパロディ・ソングであって、替え歌ではないのだ。

しかし、その人が
「オーシャンゼリゼ」の替え歌のつもりで歌って、それがその人のライブでウケてたなら、それはそれでいい。

とにかく、メロディーは原曲と違うので、作曲もオサムサバトと載せている。
これでも著作権的に問題アリという人がいたら、ぜひお知らせ下さい。



歌ネタ(笑える歌)が欲しいと思って、作り始めた歌だ。
爆笑がとれる歌が作れればいいのだが、それは本当に難しいと思う。クスッと笑えるくらいが限界だろう。

とにかくそれで、パロディなら作れると思った。

なるべく誰もが知ってる歌を元歌に選んで、それをもじる。
元の歌の世界観とは、全く違う世界に持って行く方が面白いだろう。
お酒関連のあるあるネタなら、おおむね誰もが笑ってくれるだろう。そんなふうに考えて行ったのだ。


オーシャンゼリゼ

おさけたりないぜ


繰り返しの
「オー・シャンゼリゼ」に対し
「お酒足りないぜ」という言葉を最初に思い付いた。
最初の「お」と最後の「ぜ」が合っている。

もっと似ている語感を探したのだが、ボクの才能ではこれが限界だ。

しかし、このフレーズが浮かんだ時点で、あとはスムーズに出来てきた。
「お酒足りないぜ」を中心に、酒飲みの性(さが)やあるあるネタのアイデアを出して、歌詞という形に整えるだけだ。

それが完全し、実際に披露し始めると、わりと評判が良かった。
そして、だんだん自信を持って歌えるようになってきた。

何度か歌ってる内に、元歌の一部を歌って比較してもらえば、よりわかりやすくなると思い、
「オーシャンゼリゼ」の繰り返し部分を加えるようになった。

最初の頃は全くのアドリブで言っていたセリフも、今ではすっかり定番になっている。


(セリフ)
この歌は盗作疑惑がありまして〜

♪(歌)
オー・シャンゼリゼ
オー・シャンゼリゼ〜


続くセリフは観客の反応を見てからのアドリブだが、だいたいパターンが決まっている。


(セリフ1)
やっぱり似てるか・・


(セリフ2)
ね、全然違うでしょ?


(セリフ3)
偶然って恐ろしいですよねぇ?


(セリフ4)
スミマセン、パクリました



ボク自身、お酒は飲むし、歌ネタとして歌い続けている。

そして、最初はテッパンでウケると思って歌っていたが、ウケない時も確かにあるのに気がついた。お酒が飲めない人が観客の時だ。

お酒が飲めない人にとっては、酒飲みの性は無縁な話。
失敗談などは、迷惑をかけられた側なので、面白くもなんともないだろう。
そんな人はマイノリティで、1割もいないだろうと思っていたが、実際にはけっこういるようだ。
おそらく、3割くらいはお酒NGの人だと思う。


お酒を飲むと、アルコールが血液に入って脳の一部を麻痺させる。その量が適量なら、酔っぱらって楽しい気分になり、それを求めてたびたび飲む事になるのだ。
そして、時間と共に代謝され正常に戻って行く。

お酒が飲めない人は、アルコールを分解する酵素が少ないので、少しの量でも代謝されず、長時間、脳に影響が出て、それで気持ち悪くなるのだ。

練習すればだんだん飲めるようになるような事をたまに聞くが、おそらく嘘だろう。

飲める人でも、許容量を越せば気持ち悪くなったり、冷めるのにも時間がかかる。いわゆる二日酔いだ。

アルコール分解酵素は、人によって、量も種類も決まってるし、増える事はないらしい。

その分解酵素もいろんな種類があって、日本酒を分解する酵素と、ビール、ウイスキー、ウッカ、それぞれを分解する酵素は違うそうだ。
お酒の好みがいろいろと別れるのも、そのせいだ。

ビールは好きだけと、日本酒はダメ

って人は、ビール分解に適した酵素は持っていても、日本酒分解の酵素は持ってないのだろう。


・・


このまま路上ライブのレポートに行こうと思っていたが、この歌の歌詞を載せて、一旦締めくくろう。


✻オマケ✻

つい最近発見したのだが、

井上陽水の
「少年時代」という歌も、コード進行が同じだった。

コード進行が同じで、こうも印象の違うメロディーが作れるものかと、すごくビックリした。

もっとも、
「少年時代」には、大サビ(Cメロ)にあたる部分があり、それもあって
「オーシャンゼリゼ」とは全然違う印象の歌になっている。


***************


「お酒足りないぜ!」
作詞/オサムサバト



酔っぱらいが酔った頭で
考えてる事はだいたい同じ
このフワフワした幸せが
永遠に続けばいいなって事


お酒足りないぜ
酔いがさめちゃうぜ
野暮な事は言いっこなしだよ
どんどん飲んで
騒いじゃおうぜ



唐揚げ、春巻
フライドポテト、マヨネーズ
高カロリーの幸福感
アンチョビ、からすみ
塩辛、ビーフジャーキー
塩っぱいもんがあれば
どんどん行ける


お酒足りないぜ
酔いがさめちゃうぜ
野暮な事は言いっこなしだよ
どんどん飲んで
騒いじゃおうぜ


(ネタバラシのセリフ)
え~、この曲
実は盗作疑惑があります


おぉ、シャンゼリゼ
おぉ、シャンゼリゼ
いつも何か素敵な事が
あなたを待つよ
シャンゼリゼ



お酒足りないぜ
酔いがさめちゃうぜ
野暮な事は言いっこなしだよ
どんどん飲んで
騒いじゃおうぜ


(セリフ(アドリブ))
ね、全然違うでしょ?




仕事のイライラ
家庭のゴタゴタ
不幸を自慢して
小さくカンパイ
腰痛、四十肩
高血圧、メタボ体型
ポンコツ自慢して
おかわり行っちゃおうか



お酒足りないぜ
酔いがさめちゃうぜ
野暮な事は言いっこなしだよ
どんどん飲んで
騒いじゃおうぜ

どんどん飲んで
騒いじゃおうぜ



***************


記念すべき

10年経過の路上ライブに、

この歌
「お酒足りないぜ!」が大好きだというリピーターさんが、立ち寄ってくれたのだ。


(つづく)