「9%はヤバイ!」
作詞/オサムサバト
①
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
飲んだら危険!
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
飲んでる人 危険!
1本飲んだら
気分 ふわふわ
2本飲んだら
足元 フラフラ
3本飲んだら
頭 ぐるぐる
4本飲んだら
リバース ゲロゲロ
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
悪いことは言わない
6%にしとけ!
②
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
アル中予備軍
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
廃人予備軍
すばやく酔うこと
風の如く
安く上げること
林の如し
酔いの激しさ
烈火の如く
残る空き缶
山の如し
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
9%やめますか?
それとも
人間やめますか?
③
ホントはお店に
仲間と楽しく
飲みに行きたいよ
仕事終わりに
お金がないから
こうしてるだけ
安く酔えるから
これを選ぶだけ
9%ヤバイ!
9%ヤバイ!
わかっちゃいるけど
やめられない!
④
10%ヤバイ!
10%ヤバイ!
10%ヤバイ!
何に使ってる?
10%ヤバイ!
10%ヤバイ!
10%ヤバイ!
これ以上上げるな!
すぐに崩れる
一万円札
すぐに消えてく
千円札
手元に残るは
じゃらじゃらジャラ銭
アルミニウムと
銅、黄銅
10%ヤバイ!
10%ヤバイ!
これ以上上げるよりも
0%に戻して景気回復!
*****************
【蛇足的な解説】
「9%」とは、
言わずと知れた、缶チューハイのストロング・タイプの事だ。
ボクは、シャレでお酒類の事を「燃料」と呼んでいる。
路上ライブには、いつも
9%1本と
6%(又は5%)1本の
いずれも350ml缶、計2の燃料を持参している。
1本目は9%で素早く酔い、
その酔いをキープする感じで、2本目6%をチビチビ飲んでいる。
これが、おおむね適量だ。
路上ライブに寄ってくれた人は、最初に飲んでる9%を見て、差し入れに9%を買って来てくれる人がいる。
我慢しきれず飲んでしまう事がよくあるが、正直言ってキツい。あとで後悔する。
その辺の事を心得ている人もいて、6%のを差し入れてくれる。
これは、とっても有り難い。
歌詞にある通りだが、9%ばかり飲んでいると、本当にヤバいし、このヤバさに気付いている人も多いはずだ。
実際に、アル中になりかけてる人が多いらしい。
このヤバさをテーマに、
9%ヤバイ!
を連呼するだけで、充分面白い歌が出来そうだと思った。
①番はすぐに出来た。
②番は、武田信玄の「風林火山」をモチーフにした。兵法にある言葉だそうだ。
「風」、「火」、「山」は、元のイメージに上手くハマったが、
「林」の
安く上げること
林の如し
は、
ちょっと無理があるが、
元々ふざけた歌だ。
少々デタラメ感は あってもイイと思う。
最初の案では、③番は無く
④番へと続いていた。
察しの通り、「10%」は消費税の事だ。
消費税は0%に戻した方が、トータルで税収が上がるという説を唱えている人がいるが、ボクもその説に賛成だ。
しかし、まだ上げようとする気配がある。
今の政府は、国民の事を考えてない気がする。
そして、最後に書いたのが③番の歌詞だ。
こんな悪ふざけの歌詞にも、真面目な結論を付けたくなるのが、ボクの性格だ。
実際、給料は上がらないのに、物価や電気代は上がるばかり。
居酒屋に行く事さえ、贅沢な事になってしまう。
③で結論が出た以上、やはり④番は無い方がいいだろう。
10%になる所で、半音上げるという演出まで考えていたのだが、これはこれでもう少し肉付けして
「10%はヤバイ!」という、別の歌詞にした方が良さそうだ。