6/19(土)第2回かし輪になろうspライブ | オサムサバトの作詞ノート

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路上ライブのレポート、詩や歌詞を載せてます。
2015年5月16日から、柏で路上ライブ始めました!
若い頃に出来なかった、やり残した事をやり始めました。
このブログでは、主に
路上ライブで知り合った人の話しなどや、詩作に関する事などを載せてます。


296回目路上ライブ6/19(土)


の前に、こっちのレポートを先に書いておこう。


第2回
「かし輪になろうspライブ」



朝から、雨が降ったり止んだりしていた。


さて、何から書いたらいいか・・



ボク個人的には、いい感じのライブだったと思う。


当初1月19日(土)の予定が、緊急事態宣言のため6月19日(土)に延期になった。
最初の時点で、1回目に来てくれた方々をお誘いすると、来てくれる事となり、早々にチケットノルマはクリアできた。
それ以上はもう、このコロナ渦で、積極的に観客を集めようとは思っていなかった。

ところが、このコロナの関係で、来るはずの方々から、今回は来れないと連絡が入った。
チケット代は、そのままカンパすると言ってくれていたので、ノルマ的にはいいのだが、モチベーションは下がる。
ところが後に、やはり来れると連絡が入り、モチベーションは戻った。
同じチケット代を頂くなら、ただカンパしてくれるより、観て聴いて楽しんでくれた方が、アーチストとしては嬉しいのだ。

ライブの翌日早々に、
「ワンコの歌を、生で聴けて良かった」と、感想の手紙まで頂いた。

丁寧にありがとうございます。

そして他にもTwitterに、
「国が定める最低限度の歌が良かった」と、感想のツイートをしてくれた方がいた。
おそらく、初めてボクの事を知ってくれた方だと思う。
こういう出演者が多いライブでは、お目当てのアーチストが終わると、皆帰ってしまい勝ちだ。

(撮影:nitoronさん)

そんな中で1人でもファンが増えたり、良い感想が聞けたりすると、それは

大きな自信に繋がる。


このコロナ渦で、半年近く延期になり、中止の可能性もあった。
3密がNGなので、積極的に観客を集めるのにも躊躇してしまう。
コロナのせいで、いろんな事が普通通りに出来なくて、ホントにイヤになる。


しかしホント、個人的には結果オーライな感じだった。


・・


さて今回は、

「前半の受付」という役を授かっていた。
設営等々を手伝えなかったので、受付くらいはやるべきだろう。
人を雇えるほど儲かるイベントではないし、出来る事は自分たちで、分担して行うのが普通だ。

前半受付と言っても、午前中に歯医者の予約を入れてしまったため、歯医者が済んだらなるべく早く行くという事で、了解してもらっていた。
このライブそのものが、中止になりそうだと、うかつにもこの日に、歯医者予約を入れてしまったのだ。申し訳ない。
でも、歯石スッキリ除去して、こんなに綺麗な状態の歯で歌えるのは、たぶん今回しかないだろう。


・・


柏文化会館に到着したのは、12時頃になってしまった。
雨だったので乗用車で来たのだが、市内はけっこう渋滞していたのだ。
到着する直前に、コンビニにも寄っていた。昼食夕食用にと、おにぎりとパンを買っておいたのだ。

(唯一撮った自撮り:受付にて)

遅れ来て言うのもなんだが、
受付は、特に大変という訳ではない。
ただ、このコロナ渦で、来客1人1人に検温する必要があった。柏市の方から指導されているようだ。
特に熱のある人は来なかったからいいが、もし来ていたらどうするのかまでは、確認していない。
けっこういい加減な所もある。

受付を交代する前に、楽屋に荷物を置きに行って驚いた。
楽屋弁当が、人数分置いてある。
赤字必至で、お弁当など出す予算もないと思っていたからだ。
せっかくなので1個頂いた。
持参したおにぎり等は、あとでどうにでもなる。


・・


受付を交代し、その場所でお弁当も頂いた。
別に、ひっきりなしにお客さんが来る訳ではない。
合間を見ながら、落ち着いて食べた。

会場の扉は、普通は閉めて演るものだが、これもコロナの関係で、換気のため開けたままで演っていた。
受付の席から、ほんの少しズレた位置から、ステージがよく見えたので、この点だけはコロナ渦で良かったと思う。
進行状況や、他の出演者がどんな音楽を演っているのか興味があるが、受付を任されていると、普通は観れないのだ。


・・


セットリスト(曲順)は、いつも行き当たりばったりなのだが、受付の最中に考えておいた。

「感謝状」と
このご時世なので、
「コロナウィルス気をつけろ」は演ろうと決めていたが、他は特に決めてない。

広い会場のステージの上で、その場の気分でもたもた決めていたら、さすがにカッコ悪い。
やはり、決めておこうと思ったのだ。


1.サービス残業

2.まだ働いてる人がいる

3.国が定める最低限度の歌

4.感謝状

5.ワンコを家族にして下さい

6.コロナウィルス気をつけろ




持ち時間30分に、6曲は詰め込み過ぎだが、短い曲もあるので、なんとかなるだろう。




受付はApple Healのヒトミさんと一緒にやっていたのだが、
彼女らの出番がボクの1つ前で、ボクが作詞した
「きなこの手紙」も演ってくれるというので、生き物つながりで
「ワンコを家族にして下さい」を入れる事にした。
後日、生で聴けて良かったなんて手紙を頂くと、演って大正解だったと思う。

セトリを考える時には、
「すでに知られている好評な曲」と、
「ボクの、違う一面を知って欲しいと思う曲」とで、
どちらは多くするか迷う。
今回は、「ワンコを家族にして下さい」ではなく「七夕」を入れれば良かったかも知れない、という考えもあった。

こんな事で迷わなくていいくらい、沢山ライブが出来れば良いのだが、なかなかそうも行かない。

(※きなこ→ハムスターの名前)


・・


前半の終了の少し前に、後半の受付をやってくれる人が来たので、少し早いが交代した。

後半受付の人は、出演者ではなく、観覧無料の代わりに受付をお願いされたらしい。
会場の扉を開けて演るので、受付が忙しくなければ、後半も会場を覗きながら観覧出来ると思う。


・・


休憩前に、出演者全員、ステージ上で記念撮影した。
せっかくなので、ステージから1枚撮っておいた。


観客もアーチスト毎に入れ替わったりするのだが、この時間が、一番観客数が多かったような気がする。
写真では、ごちゃっとした感じに見える。
これは、2席中1席毎に間隔を空け、つまり全席の半分に、
着席を遠慮願うよう呼びかける札を下げているのだ。
心配するまでもなく、そんなに多く観客を集められていない。
延期する必要などなかったとさえ、思えるくらいだ。
しかし会場使用は、千葉県や柏市の意向もあるので、勝手には決められないのだ。


・・


ボクは後半2番手だ。

ステージ用の水を自販機で買ったあと、1番手のApple Healのステージを、袖から観ていた。

セトリを確認し、ステージ上であたふたしないように、歌詞フリップをセトリ順に並べ、重ねておいた。
1ヶ所だけ、曲順を入れ替えた気もするが、ハッキリとは覚えていない。


・・


15時35分


次は、ボクの出番だ。


ギターと歌詞フリップと譜面台を持って、ステージ中央に行く。
ギターのシールド(コード)は、会場にあった物をお借りした。
シールドの抜き差しは、大きなノイズが出てスピーカーを痛める事があるので、PA(音響係)の人の合図を伺う。

こういう事は普通、リハーサルでお互いに確認しておく事なのだが、時間の関係でぶっつけ本番なのだ。

冷静を装っていたが、完全に緊張している。上がっているのだ。
上がっていて、ステージ用の水を袖に置き忘れてしまった。

せっかく買っておいたのに・・


持ち時間の30分は、一瞬に思えた。


最初は、何を言っていいのかわからなくなり、沈黙している瞬間があったと思う。

とにかく短めの自己紹介から始め、MCは各曲の出来たエピソードなどを、これも短めに済ませ、どんどん歌って行った。


♪♪~♪


※主催者側で動画を撮っていたので、YouTubeで確認できるかも知れない。


2曲目を歌う頃には、喉がカラカラになり、高い声が出難くなっていた。
後にして思えば、水を取りに行く時間くらいあったかも知れないが、その時はてんぱっていて、カラカラのまま最後まで歌い切った。


♪♪~♪


時間的にオーバーしていたか、短めになったのかは、時計を見ているのによくわからない。
大きな舞台でも、小さな会場でも、ステージとなると何か緊張して、時間がわからなくなる。
これは、なかなか慣れない。

最後に、次の出番のSwing & a Missの紹介をして終了した。
次の人の事を言えるなんて、ボクにしては珍しい。
少しは、成長したのかも知れない。


・・


終了後は、肩の荷が降りた思いで客席に行き、来たくれた方々の所に、挨拶しに行った。
皆さんは、ホントに離れ離れの位置に座って聴いていたようだ。
中には来るのが遅れてしまい、1曲目が聴けなかった方いた。そういう事もあるので、予定時刻に始めるのが筋なのかも知れない。
オオトリの、日々カリメロ のステージも楽しみにしていたらしいだが、そんなに遅くまでは居られないと、残念がっていた。
長丁場なライブなので、やむを得ないだろう。


・・


全て終了後に、撤収を手伝った。
21時までに、完全に空け渡さもなければならないのだ。

設営を手伝えなかったので、何が会場備品で、どれが持ち込み備品かわからず、もたもたしながら手伝っていた。
我ながら「使えないヤツ」で、情けなくなる。


・・


皆さん、

ありがとうございました。

お疲れ様でした。


・・


最後に、先に主催を抜けた人から、主催者にメッセージを伝えるよう頼まれていたので、それを伝えた。


・・


他のアーチストさん達の感想等々も、いろいろ書きたいのだが、長くなるのでやめておこう。

(唯一撮ったステージの写真:satomioさん)


そう言いつつも、1人だけ・・

当日出られなくなった人の代わりに、飛び入り参加したヤマちゃんが、意外と良かった。
味噌ラーメンが好き!という歌の、着眼点が面白くて良いと思った。
ハッキリ言って初心者なのだが、くだらないテーマの歌を、キチンと1曲に仕上げて、ステージで歌ってしまえるのは、なかなかのモンだ。
くだらない歌を作れる人こそ、いざ真面目な歌を作った時に、とてつもなく良い歌を作れる。
そんな気がするのだ。


***************





この辺から、毒を吐こう・・




ところで、

このライブは、採算は合ったのだろうか?
儲かったのだろうか?

その辺の事は知らされていないし、主催者に訊いても、曖昧に答えるだけだ。

実は、早い段階で主催側から抜けた人から、良からぬ噂を聞かされていた。
その人が事実上立て替え払いした会場費が、まだ支払われてなく、請求しても払う意思を示さないらしい。
他にもいろいろいざこざがあり、嫌気がさして、主催者側から抜けたそうだ。

こういうイベントは、営利目的でいいと思う。
主催者側が儲かるシステム考え、それでアーチストを集め、楽しく派手なイベントにしてかまわない。
それでチケットノルマを厳しくなり、アーチスト個人が赤字になってもやむを得ないと思う。

ただ、地域活性のボランティアのふりをして、機材を無料で借りたり、タダ働きさせたりするのはズルい。
立て替え払いした人に、その費用が支払われないなんて、言語道断だ。
本当に赤字なのならば、楽屋弁当代などはちゃんと徴収し、赤字を少なくする方法もあった。なんなら今から、弁当代を徴収してもらってもOKだ。

今のままでは、1人で赤字を被っている人が、あまりにも可哀想だ。
いや、赤字分はアーチスト側で均等割りして、追加徴収があってもやむを得ないと思う。

決算書を作って事情を説明すれば、皆の納得してくれると思う。


それをやらないのは、やましい事があるからではないだろうか?
タダで使える人や、タダで使える物はタダで使い、踏み倒せるお金は踏み倒し、儲かった分は主催者個人の懐に入れる・・


まるで詐欺師だ。


いや、
最初から詐欺をしようと思って、このイベントを始めた訳ではないだろう。
たまたまお金に困っていた時に、少しズルい事をすれば手に入るお金が、目の前にあったのだ。
出来心で、詐欺同然の事をしたのだと思いたい。

一応、主催者に苦情は言わせてもらった。
しかし、あやふやな言い訳しか返ってこない。

もし第3回目を演る事になったとしても、たぶんボクは誘われないだろう。
この裏事情を知らずに、次回イベントに参加するアーチストはいるのかも知れない。
しかし、ボクは誘われたとしても、あの人が再び主催者で、改心してないようなら、もう参加しない。


一度失った信用は、そう簡単には回復出来ないと思う。


この
「かし輪になろうライブ」で、いろんな人と知り合い、これが縁でセッションしたり、歌詞を提供して、共作の楽しい歌が出来たりしている。

良い事も沢山あったのだ。

・・

(追加記入)

物事は、反対側の立場の人からも話しを聞かないと、公平な判断は出来ないと思う。

ボクはおもに、先に主催を抜けた人から、良からぬ噂を聞いたのだが、
その噂を信じ、主催者に対して、勝手に不信感をいだいているだけなのかも知れない。

しかし、
その人が嘘をばらまいているとは、とても思えないのだ。

決算報告書を、ぜひ出して欲しい。
それを見るまでは、誰を信じていいのかわからない。

(追加記入はここまで)


もし今回、コロナなど関係なく、観客を沢山集めて、誰もが納得できる黒字になっていたら、
こんな事には ならなかったかも知れない。


そう思うと、残念でならない。


・・




そして、それから


こういうイベントは失敗成功に関係なく、待ち時間が長くなり、歌い足りない気持ちになる。


今夜は雨だけど、路上ライブ演ろう!


路上ライブレポートへと続く・・