222回目路上ライブ10/26(土)
【ファンは大切に】
今日は、岩田純香さん企画の
「かし輪になろう
ダブルデッキライブ7」
に参加した。
これで3回目の参加になる。
実は、このイベントに参加するのに、ちょっとモヤモヤした事があった。
この日、「ドライバー会議」という仕事が入っていたので、やむを得ず有給休暇を取ったのだが、
ドライバー会議がある日は、なるべく用事を入れないで下さい!
と、有給休暇届けを受理しないような事を、会社側から言われたのだ。
元々、ドライバー会議は10/12(土)の予定で、例の台風で中止となった。先延ばしになり、この日に変更されたのだ。
元々、会議には出るつもりで
「なるべく用事を入れないでくれ」には従ってるつもりだ。
台風の影響とはいえ、こっちの用事に、会社の用事が後から重なったのだ。
それも、3時~5時という半端な時間、毎度同じような内容。
イベント参加をキャンセルするほど、重要な会議だとは思えないのだが・・
それでも、ふと思った。
雨でイベントが中止になれば、会議には出られるんだなぁ
イベントの中止を願うなんて、岩田さんや他の出演者の皆さんに、うしろめたい気持ちになる。
かといって、今さら会議に出た所で、会社に与えたボクの悪い印象は、リセットされないとだろう。
・・
そんなモヤモヤを抱えつつも、家の用事を済ませ、柏Wデッキに到着したのが、イベントの中盤の3時頃だった。
********
岩田さんや、他の出演者さん達に会釈する。
ちょうど、Apple Healさん達の出番。
そして、次の曲が
「きなこの手紙」だった!
この曲の歌詞は、前回のこのイベントでの打ち上げで、彼女らと意気投合し
ボクが歌詞を書くので、良かったら曲をつけて欲しい
という話になり、
その時の会話をヒントに、書いた歌詞だ。
ハムスターが、飼い主に手紙を送るという内容だ。
書き上げた歌詞は、先走って
ブログアップしてしまったのだが、すぐに読んだと知らせが来た。
そしてまず、○○さんの母親が気に入ってくれたようで、鼻唄でメロディをつけ、歌っていたそうだ。
それを元に、曲を作っていったらしい。
なので作曲は、○○さんと彼女の母親との共作になる。
今回が初披露だったそうだが、曲は自然で無理がないし、楽しそうに歌っているし、観客もニコニコしながら聴いているし、作詞者としては、この上ない感激だ。
この歌は、Apple Healさんが永く歌い続けてくれそうな気がした。
一人立ちした我が子を、見送るような心境だった。
そして、
なんだか嬉しくて、モヤモヤした気分も、差し引きゼロになった気がする。
・・
さて、
自分の出番まで、端の方でちょっと練習していよう。
新曲の
「国が定める最低限度の歌」をやってみるが・・
路上ならいいが、ステージで演るには、まだまだかなぁ・・
・・
5時20分
出番だ。
今回もトリになったが、今回はMiliaさんが早く帰る用事が出来たそうで、出番を入れ替わったのだ。
実力順とか年齢順という事ではない。たまたまだ。

セトリ(曲順)は、1曲目の
「有給休暇」以外は特に決めてなく、成り行き次第。
2曲目以降、記憶もあやふやだったが、相沢咲太君が動画を撮っていてくれたので、思い出した。
以外の通り。
1、有給休暇
2、帰巣本能
3、お酒足りないぜ!
4、俺はゴキブリ
5、会社を辞めたくなる時
6、終電なんか気にするな!
7、まだ働いてる人がいる
今回は、高い方のギター(YAMAHA)を持ってきた。アンプが使える時は、セミアコの方がいい。
nitoronさんが、ギターサポートに入ってくれた。
緊張して あがっていたし、MCは相変わらず上手くはない。
ついNGワードの
「MC上手くないんです」を言いそうになるが、そこはグッとこらえた。
前後のアーティストさんへの労いや紹介、主催者さんやサポートメンバーへの感謝の言葉、言おうと思うが、いつも本番で忘れてしまう。
ダメだよなぁ、オレ・・
nitoronさんのギターアドリブは、けっこうイイ感じだった。もっと、彼の見せ場を作れば良かったなぁと、ちょっと反省だ。
しかし、動画を撮っていた相沢君にきくと、イイ感じでアイコンタクトを取って演っていたそうだ。
あまり自覚はないが、打ち合わせ無しで、ここまで出来ればイイ。
・・
イベントは、ほぼ時間通りに無事終了。
前回の時は、Tシャツを売ったりしていて、あたふたしていたが、今回はちゃんと撤収作業も参加できた。
打ち上げにも、参加したかったが、今回は行けなかった。既婚者には、いろいろ家庭の事情があるのだ。
岩田さんから、またイベントのお誘いがあった。
場所は柏文化会館で、2月22日(土)だそうだ。
柏文化会館といえば、イヤな思い出があるが、今から頑張れば、充分観客を呼べるかも知れない。
がんばろう。
・・
帰り際、コルトン前でアキSongbirdさんが演っていた。彼女は、こんな時間帯に演ってるようだ。

***************
9時18分
再び、柏Wデッキ到着。

すぐに、文音さんが演っているのが見えた。
彼女は、駅前中央で演っていた。
彼女が土曜日に演るのは、かなり久しぶりだ。
以前ほどではないが、相変わらずの人気ぶり。ざっと数えて、観客30人はいたと思う。
以前は、彼女を路上ライブの手本にしようと思っていたが、彼女にはカリスマ性があり、とても真似出来ない。
文音family(熱烈ファン)の皆さんも、
以前は、我先にと良い場所を占拠し、三脚を立てビデオを撮ったりしていたが、今日は良い場所を新規の観客に譲り、フライヤーを配ったりしていた。
ファンも、アーティストと共に成長するのだと思う。
ゆっくり聴いて行きたかったが、負けてられないという気持ちが湧いて来た。聴くのは1曲だけにしておこう。
・・
1階ウッドデッキでは、ライト君と勇助君が演っていた。
翌日は「ライト企画8th」なので、練習のつもりで演っていたそうだが、観客が集まってしまったらしい。

・・
コルトン前・・ではなく、コルトンの右横では、ヤスシ45さんが演っていた。
コルトン前が空いているのに、右横で演るのは変わってるが、文音さんがまだ演っていたので、遠慮したのかも知れない。

・・
あと、人だかりがある場所が何ヵ所かあったが、ハロウィンで仮装した、若い子達の集まりのようだ。
そのままココで遊ぶのか?
それともどこかに飲みに行くのか?
・・
こんな看板を発見した。

柏ルールの概要だ。
ルールは、守るに越したことはない。
いつも時間オーバーして演っている、ボクが言っても説得力がないが。
***************
10時05分
さぁ、始めよう。
場所は、いつもの丸井側だ。
ギターも、いつもの安い方を持って来た。こっちの方が軽くていいのだ。
斜向かいでは、まだ文音さんが演っている。
音が邪魔になるような距離ではないが、ボクも少し遠慮して、ゆるゆる演っていよう。
最初は、
「会社を辞めたくなる時」をフルで歌ったあと、そのままAメロをリピートしていた。
追加した歌詞は、だいぶ慣れてきた感じだ。
・・
車椅子のN君が顔を出して、いきなり燃料差し入れしてくれた。そして、
オレ金ないんすよ~
無理しなくていいのに
それでも、遠慮なく頂く。
とりあえず乾杯しておこう。
彼は、9%のストロングが好み。
ボクは、1本目は9%で早めに酔い、2本目以降は6%か7%で酔いをキープする感じ。
お礼代わりにデモCDを進呈しておこう。しかし、確か彼は1枚持っているはずだ。
・・
アラサーくらい、ほろ酔いの女性が立ち止まってくれた。
リピーターっぽい気がしたので、終電をワンフレーズ歌ってみるが、初めて聴いたような感じだった。
時間がよろしければと、
「サービス残業」へと続けると、笑いが起こる。ウケてるようだ。
今の気分は、むしろこんな気分か?と、
「お酒足りないぜ!」へと続ける。
ネタばらしも、イイ感じでウケていた。
最後に彼女から、写真撮っても良いか訊かれた。もちろんOKだ。
彼女のスマホで、ツーショット自撮りする。
ボクも撮って、載せる許可をとっておけば良かった。残念。
文音さんのように、一度に30人も楽しませるのは難しいが、
1人相手に、ウケてるのを実感しながら歌うのも、わるくないと思う。ボクはボク流だ。
ありがとう
またヨロシク~!
・・
続いて、
「俺はゴキブリ」を歌っていると、高橋勇二君が立ち寄ってくれた。
彼はちょうど同じ場所で、7時頃に来て演っていたそうだ。
そのあとは、文音さんを観戦していたようだ。
その文音さんも終了して、放課後(ファンサービス中)だ。
もう、音量的に遠慮する必要はない。
続いて、
「会社を辞めたくなる時」を歌っていると、チャリンと投げ銭が入る。2人の若い男性だ。
さっそくデモCD進呈したが、1人の方は、プレーヤーがないので、いらないそうだ。
ロックでいいですね
僕も演ってるんですよ
頑張ってください
ありがとう
またヨロシク~!
ジャンルには こだわっていないが、どうやらボクは「ロック」らしい。
続いて、
「国が定める最低限度の歌」を、①だけだが初披露した。
キーは、最初のBm(Amカポ2)でちょうど良かった。
ウケたかどうかはイマイチ不明だが、この曲はこのまま育てよう。
・・
終電君Tシャツの話題になる。
今日は着ないで、ギターケースにディスプレイしていたのだが、勇二君が1着お買い上げだ。やった!
ありがとうございます
もう、Tシャツが売れるシーズンではない。今年は、たぶんこれが最後だろう。
一応、1着だけギターケースに入れて持ち歩くつもりだが、たぶん残り4着は、来年までに持ち越しになりそうだ。
その代わり、冬季用にトレーナーかウインドブレーカーを作りたいと思っている。
あくまでも、自分の路上ライブ用の衣装だが、もし欲しいという人が現れたら、注文販売する。
10時45分
勇二君が帰ったあと、
ひとり
「まだ働いてる人がいる」を歌っている時、
文音さんが会釈して帰って行くのが見えた。
お疲れ様でした。
そのあと、4人くらいの人が来て、チャリンと投げ銭を入れ、千円札を、財布から出してる人もいる。
その内1人が、一緒に歌ってくれた。
一緒に歌っていいですか?
何系 出来ますか?
オリジナル系しか出来ないんだけど・・
最初 一緒に歌っていたので、リピーターの人なのかと思ったが、全く初の人だった。
彼らはカバー曲なら、何でもいいから歌いたかったようだ。
申し訳ないが、それは無理だ。
ポリシーとかプライドで、カバー曲を演らないと言ってる訳ではない。
出来ないから演らないのだ。
それを理解してくれる人は、なかなかいない。
彼らは、別に腹をたてた感じではなくて良かったが、千円札は当然、財布に戻って行った。
そのまま、飲み屋に行くようだ。
・・
しばらく、終電リピートをしていた。
ライト君、勇助君が終了後に顔を出してくれた。
翌日の「ライト企画」があるので、早めに終了したようだ。
そうだ。彼らにも練習を兼ねて、新曲の
「国が定める最低限度の歌」を披露してみよう。
②番の歌詞を、間違えてしまった。歌い込んでないので、仕方ないが、やはり②番の歌詞がイマイチだなぁ
まぁ、初めて聴かされた彼らは気付くはずもないが、まあまあウケていて一安心だ。
しかし、歌詞はなんとか早めに修正したい。
金子聡太君も、立ち寄ってくれた。彼もライト企画参加者だ。
以前参加した時のライト企画は、仲間内のパーティーみたいな感じだったが、今回はどうなのだろうか?
キャパ50人の所、すでに満席らしい。
じゃあ、明日はヨロシク
お疲れさま~!
・・
しばらくまた、終電リピートをしていた。
夢物語君が顔を出してくれて、ハモりを入れてくれた。
本人曰く、ハモりは完璧に覚えたそうだ。以前から上手にハモったいたと思うが。
クリさんも、顔を出してくれた。
彼と気が合って、よく一緒に演っているnitoronさんは、イベント後は見かけてない。
いつもいる人がいないと、ちょっと淋しい。
まだ打ち上げで飲んでいるのか、早めに帰ったのかわからない。
・・
終電リピートを聴いて、4人くらいの若い男女が、集まってくれた。
リピーターっぽい感じだったので、デモCDを進呈すると、この曲が入っている事に感激している。
ちゃんと聴いてくれる人に、CDを手渡せるのは嬉しい。
終電までには帰るようだが、まだ1時間近くある。
さて、
続きまして~
「会社を辞めたくなる時」
いってみよう
帰りそうな気配がある時は、ショートバージョンにするが、今回は反応がいいので、フルバージョンで歌ってみた。
やっぱり、会社辞めたくなる時ある?
俺たち、まだ大学生なんで
なんだぁ、じゃあバイトで歌えば良かったね
バイトを辞めたくなる時~♪
続いて、歌詞フリップで、ちょうど目にとまった
「お酒足りないぜ!」へと続ける。
みんなほろ酔いなので、イイ感じだ。
バイト上がりに、また来ます
ヨロシク~!
・・
彼らが帰ったあと、近くで聴いていたクリさんから
ツカミがいいですねぇ
と言われる。
まんざらでもない気持ちだ。
そう、ついついウケ狙いの曲ばかり歌ってしまうが、
ホントはもっと、しっとりした曲も演りたいのだ。
クリさんも、そろそろギターを弾きたくなったようで、ビックカメラ正面辺りで始めるようだ。
・・
この時間は、終電リピートばかりになってしまうが、たまにはフルで通して歌ってみる。
ちょうど帰り際のヤスシ45さんが、立ち寄ってくれた。
名刺代わりにデモCDを進呈して、
このデモCDは、ココで録ったなんて話をしていると、
終電の歌
めっちゃひかれました~!
終電で帰る予定だったけど、これから遊びます
この歌最高です!
そう言って集まった来たのは、若い男性4人組だ。
また若者を、夜遊びの道に引きずり込んでしまったようだ。
デモCDを進呈したあと、
「会社を辞めたくなる時」を歌いだすと、別の若い子から
終電なんか気にするな~♪
と声がかかる。
すぐに、終電の方に切り替える。やはり、こっちの方が人気のようだ。
彼らの仲間が来たのかと思ったが、全く別のグループだ。
リピーターのようだった。
一瞬だったが、7~8人で大合唱になった。
続きまして~
「音楽やっても稼げない」
いってみよう。
前編を歌って一息ついたが、ゆっくり聴いていけるならばと、後編に続けた。
なんか、イイ感じのテイクが録れてしまった。
これは、新しいデモCDを作る時の候補として、しっかりキープしておこう。
・・
彼らの1人が、終電を弾いてみたいというので、ギターを貸した。
コードは、歌詞フリップにもデモCDにも書いてあるが、彼はコードでは弾けないらしい。
教えるには時間が掛かると思ったが、あいみょんの
「マリーゴールド」という曲を弾いて見せた。
動画を見ながら、指の形と音感で覚えてしまったそうだ。
なんか、逆にスゴいなぁ
そのまま、自分のやり方で上手くなって欲しい。
彼が、自分のレパートリーを演っている最中、ボクはちょっと休憩だ。
彼らは、初の路上ライブを楽しんだようだ。
練習でも、カバー曲でも、仲間内だけでも、路上で演れば楽しいと思う。
路上ライブは、いろんなスタイルがあっていい。
止めないと、延々と演ってそうだったので、済まないがギターを返してもらった。
続きは、カラオケ屋でやるようだ。
ありがとう
またヨロシク~!
12時15分
人通りが少なくなり、しばらくは練習タイムになった。
いや、練習というより、ただただゆるっとギターを弾いているだけだ。
明日のライト企画もあるし、そろそろ終了にしよう・・
いや、最後にもう1回
「終電なんか気にするな!」を歌って、それで終了しよう。
ちょうど歌い始めた頃、ナカムラ君達が立ち寄ってくれた。
今日も、1000円投げ銭してくれた。
いつもありがとう~!
先週も来てくれたそうだが、飲んでて4時頃来たという。
さすがに、その時間は終了している。遅くとも1時半がボクのリミットだ。
翌日はライブなので、そろそろ終りにすると言うと、ライブの詳細を訊かれてしまった。
そうかぁ!しまった!!
ボク自身、客など呼べると思っていなかったので、告知もしてないし、ライブの詳細をよく知らない。
最寄り駅と集合時間しか知らず、自分の出番時間すら全然把握してない。
そうだ!
誘えば、来てくれる可能性が高いファンが、ボクにもいたんだ!
ライト君は、もうキャパいっぱいだと言っていたし、今から彼に確認の連絡入れても、寝ていたら申し訳ない。
申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、2月22日の柏文化会館のライブに出るのは、知らせておこう。
12時30分
本日終了です
皆さん
ありがとうございました
オサムサバト
本日の成果→2176円
缶チューハイ1本
キャンディ1本
進呈したデモCD9枚
Tシャツ1着
***************
終電後は、クリさんの所に顔を出した。
ギター好きのクリさんだが、ここも、ギターを誰かに貸し出し中のようだ。
近くで誰か歌っている。
行ってみよう。
・・
駅前中央裏側では、DAIさんが演っていた。
どこかでライブ出演した帰りらしく、衣装がなかなかイイ感じだった。
声も、通るいい声だ。

・・
さて、そろそろ帰ろかという頃、ユウコさんと会った。
今日来るような事を、Facebookのメッセージに入っていたのだが、終了後にやっと来てくれた。
彼女も忙しい人だ。
実は、テレビに出させてくれるという事で、連絡を取りたがっていたそうなのだが、やっと会えたのだ。
ラジオの時のように、どこかのスタジオで撮るのかと思っていたが、そういう事ではないようだ。
番組というのは、
彼女がマネージャーをやってるSHIGEさんの、曲を作ってくれているアントニオさんという人がいるのだが、その人の番組だ。
アントニオさんが、朝の時間帯に4分の番組を持っているそうなのだ。
その番組の内、約2分、SHIGEさんのイチオシという形で、ボクの紹介時間を入れてくれるそうだ。
実際には、マネージャーであるユウコさんのイチオシだが。
動画は、ユウコさんのスマホで撮り、彼女自身が編集しているそうだ。
アントニオさんの歌がメインなのだが、そこにボクが割り込む感じらしい。
・・
「終電なんか気にするな!」をBGMに、ボクが自己紹介を兼ねてSHIGEさんに呼びかける感じになる。
撮影場所は、終電にちなんで、JRの切符自販機の前にした。
Wデッキはもう照明が消えて、撮影にはキビシイ状態になっている。
その場でさっとセリフを決めて、すぐに撮影開始だ。
約1分間の動画に、挨拶など、言わなければならない事が4つくらいある。
その場で決めたセリフだし、飲みながら路上ライブを演ったあとだ。酔っていて、なかなかセリフが頭に入らない。
一字一句間違えずに という訳ではない。必要な要素を、忘れず入れればいいのだが、
酔っぱらっていて頭が回らず、すぐに時間オーバーしてしまう。
酔っぱらってる感じでもいいのだが、あまりふにゃふにゃしたり、変なテンションではNGだ。
挨拶や必要な要素を忘れてもNG。
時間オーバーしてもNG。
どんな感じが、テレビ映えするかわからない。
NGを繰り返す事、十回近く。なんとかOKテイクが撮れた頃には、駅員が駅のシャッターを閉め始めていた。
ギリギリセーフ。
1時20分頃だ。
放送がいつになるのかは、まだはっきりしていないが、放送後はYouTubeにアップするので、あとで観れるそうだ。
彼女が、あまりにも熱心にボクを推してくれるので、ふと騙されているのではないかと、思ってしまう。
しかしまぁ、それはないだろう。
もしボクを騙しても、たいしたお金は引き出せない。
いい作品を作る才能と、
自分を上手に売り出す才能とは、全く別物だと思う。
両方ある人は、若い内に有名になるのだろう。
ボクは、自分を売り出す才能はそんなにないと思うし、いい作品を作る事に、なるべく力を注ぎたい。
ボクの、作品を作る才能を認めて、売り出すのを手伝ってくれる人がいる事は、最高だ。
とてもありがたい事だ。