97回目路上ライブ6/10(土)、家、ついて行っていいですか再放送 | オサムサバトの作詞ノート

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路上ライブのレポート、詩や歌詞を載せてます。
2015年5月16日から、柏で路上ライブ始めました!
若い頃に出来なかった、やり残した事をやり始めました。
このブログでは、主に
路上ライブで知り合った人の話しなどや、詩作に関する事などを載せてます。

97回目路上ライブ6/10(土)


6月7日水曜日夕方、テレビ東京から電話があった。

以前、テレビ東京の番組
「家、ついて行っていいですか?」に出た時の映像を、再度放送してもよいかと、OKを確認する電話だった。

OKもOK!逆に、こちらから再放送お願いしたいくらいです。

いや、希望を言うなら、路上で新曲を歌ってる所を新たに撮って、それを放映して欲しい所だが、
アーティストを紹介し、応援する番組ではない。

収録されたのは、昨年の6月25日で、放送されたのが、9月10日。
地方局で別の日に放送したり、別時間帯の再放送はあったようだが、
今回は、セレクション的な物だったので、承諾を取りたかったのだろう。

取材を受けたのは、ホントにたまたまだったが、最初の放送後は、かなりの反響があった。
中学校時代の同級生や、神奈川の方から、わざわざ見に来てくれた人もいたし、半年くらい経ってからも、テレビ見たよと言って来る人もいた。
まったく、テレビの威力はすごい。

同じ内容とはいえ、再度放送されるとなれば、反響は期待できる。というより、期待してしまう。



**********


7時55分、柏Wデッキ到着。
暑すぎず寒くなく、まさに路上ライブ日和、沢山の陣営が出ていた。


コルトン前では、パフォーマンス集団が演っている最中。
駅前中央では、ジャグラー集団が準備中。


どちらも、柏ルールを無視している。嫌な感じだ。

パフォーマンス集団は、5~6人で同じTシャツを着て、ラップ、ベース、バケツドラム、ダンス等を演っていた。
自分たち独自の、表現スタイルを持っているようだったが、柏ルールを無視している時点で、あまり興味は持てなかった。

ジャグラーは一般に、準備から撤収まで手際がよい。
どこで演っても、道交法違反になるのは分かっているからだろう。
観客を楽しませ稼ぐだけ稼いだら、長居はしない。そんな連中だ。
1時間もすれば、いなくなるだろう。



青山前で演っていたのは、勇助君と女の子。
名前をメモるつもりで写真を撮ったが、読めなかった。

女性と組んで演るのは、うらやましい。


線路側SOGO寄りで演っていたのは、けんけんさんと 水谷 怜さんだ。ここも女性と組んでいた。


初めて見かける女性だった。
怜さんは18才。けんけんの娘さんと同い年という。
先週 知り合って、今日はリズムサポートすると、申し合わせて来たらしい。
けんけんさんは、完全に保護者役だ。

人を集めたいなら、女性と組むといいと、誰かが言っていたが、ボクが女性と組むチャンスはあるのだろうか。
もし女性と組めるなら、作風に幅がでると思う。
女性が主人公の歌詞を、たまに書いたりするが、自分で歌ってもチグハグなので、結局はボツになる。
女性と組めば、そういう歌詞もボツにしなくて済みそうだが・・


・・


サックスのKADONOさんは、もっとSOGO寄りで演っていた。
いつも近寄り硬い雰囲気を出していた彼だが、やっと話しをする事が出来た。


サイバーっぽいメガネは、何か映像が見ているようだ。イヤホンでも、ずっと何かを聴いている。
三脚のカメラでも、ずっと自分を撮ってる。
スタンダードな曲をフルに吹いていて、なかなか話しかけるタイミングがない。

メガネで、自分の演奏している姿を見ているのだろうか?
それとも遠くにいる誰かと、通信セッションでもしているのだろうか?

曲の合間に、やっと話しが出来た。

話してみると、意外にも 普通に社交的な人だった。埼玉から来ているそうだ。練習する場所がないので、路上で演っているらしい。
誰かから、サックスの先生をやっていると聞いたが、それは誤解だったようだ。

サイバーっぽいメガネは、メガネ型プロジェクターで、楽譜を映しているようだった。イヤホンで伴奏を聴い。
最新鋭な機器を使っているものの、普通にサックス専用カラオケで、野外練習をしているだけのようだった。
以前は、タブレットや普通に楽譜と譜面台を使ってたそうだが、風が強い時は不便なので、今のスタイルになったらしい。持ち運びも、楽譜や譜面台より軽くてコンパクトだ。
カメラは、たんに記録用だそうだ。

メガネを掛けさせてもらった。
楽譜が映し出され、ほどよく透けていて背景も見える。


これ、欲しい!


と思った。これがあれば、暗譜しなくても大丈夫だ。価格は4万円くらい。少々お高めだが、買えなくもない・・

しかし、アナログで手作りっぽいボクの雰囲気には、似合わないだろうとすぐに気付く。
一応、1つの方法論として覚えておこう。


・・


8時30分
ビックカメラ屋根側で演っていたのは、アンバランス。ちょうど終了した所だった。
彼らはすっかり、早く始めて早く終了するパターンになってしまった。
以前は、誰よりも遅くまで演っていたのに。




・・


1階で演っていたのはシンジ君。
ショウちゃんがプロの人を連れて来るので、場所確保していると言っていた。
4時頃から始めていて、声はすっかりハスキーになってしまったそうだ。
もっとも、彼がハスキーではない状態の声を、ボクは聴いた事がない。


・・


ストレートキャッツは、丸井側で演っていた。
いつものバンジョー師匠に加え、トランペット、トロンボーン、ギター、カホーンが加わって、おそらくフルメンバーではないだろうか。


楽器演奏はやはり、ソロよりも皆で演った方がいい。
ソロでは どうしても、個人練習をしているだけの雰囲気になってしまう。

バンドとしてクオリティは、高いと思ったが、楽しげな曲を演っている割には表情は硬い感じがした。
他のメンバーは、あくまで練習の意識で来ていたのか、たんに路上で演るのに慣れていないのか。



・・


さっきテレビ出てた人でしょ?
がんばって下さい



そう、声をかけてくれた人がいた。のんびりと、他の陣営など 見て回ってる場合ではない。さっさと始めよう。


・・


コルトン前のパフォーマンス集団は、誰かに注意されたようで、撤収しジャグラー集団と合流していた。
もしかしたら、この2つの集団は、合わせて1つの、大きな集団なのかも知れない。
絶対に演るなとは言わないが、音楽活動に寛容な、柏を荒らさないで欲しいと思う。


空いたコルトン前には、水谷 怜さん&けんけんさんが移動して来ていて、すぐに人が集まって来たようだ。
若くて可愛い女の子だ。実力は未知数だが、彼女もすぐに人気者になりそうだ。
けんけんさんは、リズムサポートに徹して、いい感じで彼女の背中を押している。


・・


仕方ない。線路側で始めよう。

9時少し前。
テレビを意識して
「有給休暇」から歌い出した。
どうせなら、テレビで流れた曲を歌った方がよいだろう。
他に何を歌って放送に乗ったのか、うろ覚えだった。録画予約はしたものの、放送そのものは見て来なかった。



すぐに、3人のオバサマ達が足を止めてくれた。


さっき見たばかり
ホントにいるとは思わなかった


そうそう!こういうのを待っていた。
改めて「有給休暇」を歌うと


あたしも有給流した事あるわよぉ


言葉のひとつひとつ、ちゃんと届いているようだ。
早々と投げ銭をしてくれたので、こちらもお礼にと、CDを進呈した。

まだ時間がOKだったので、「楽しい残業」へと続けた。
その間、1人がCDの歌詞カードを見ながら、しきりに何かを探している様子。
歌い終わって言われたのは


連絡先書いてないね



匿名希望のこのオバ・・お姉さん達は、運河駅 水辺公園の朝市の実行委員だそうで、そのイベントでゲストを呼んでいるので、試しに来て欲しいとの事だった。

一応、ツイッターアカウントを載せているが、こちらから積極的に連絡をとった方が良いかも知れない。


ありがとうございました。


・・



コルトン前では、15人以上の人を集め大盛況の様子が見えていた。
始めて間もないのに、あんなに人が集まると、興奮と快感でモチベーションは長く続きそうだ。

けんけんさんの話しによると、
怜さんは、柏ルールに登録申請中だが、まだ登録証が届いてなく、それまでは、けんけんさんと一緒に演ろうという事になったらしい。
けんけんの登録名が「うたう隊」なので、数人で演ってもバレないだろうという事らしい。

何度も書いてるが、ボクは2年やって、登録証の提示を求められる事など、一度もなかったのだが。


後に、怜さんの本当のお父さんが見に来ていたそうだ。
父親公認、父親の目の前で演る路上ライブも珍しい。かなり やりづらかったらしい。

何はともあれ、実力で高い所を目指して欲しい。


・・


コルトン前にいた何人かが、なぜかボクの所に流れて来た。
高校生? いや、大学生か?
スポーツ部っぽい感じの男子達だ。

「お酒、足んないぜ」
「まだ、働いてる人がいる」は
ちょいウケな感じだったが
「終電なんか気にするな!」は
大ウケ、ノリノリの雰囲気になって来た。

ホントに冗談半分で作った歌なのに、ボクはこの歌に、かなり助けられている。
同じフレーズを繰り返しているせいもあるが、一緒に歌って来る人がけっこういる。
それをよく聴くと

♪終電なんか気にするな~

は、
すぐに覚えて一緒歌ってくれるが、他に

♪今が良ければオールOK~

無茶苦茶な日本語だが、ここが一番気に入られるようだ。

路上ライブでは、曲名を表示しておいた方が良い、というのが持論だが
ポイントになる歌詞も表示して、一緒に歌いやすくするのも、良さそうだ。
次回までに準備しておこう。


・・


嵐のような時間が去って、しばらくはゆるゆると歌っていた。

向かいの青山前辺りで、サックスの音が聴こえていた。勇助君が、また別の人とセッションしていたようだ。どうもKADONOさんとは別の人らしい。今日は管楽器率が高い。
よく聴くと、シーディさんの太鼓の音も聴こえていた。


高木さんが、ちょこっと顔を出してくれた。
すなっくじゃむの いつもの面々、クリさんは見かけたので、どこかで演っているはずだ。翁さんは今日は見てない。
仕方なく彼は、線路側SOGO寄りの所で、1人寂しく演っていた。
楽器を1人で演っていると、やはり練習風景だ。



・・



しばらくして
一度 通りすぎた人が、戻って来る感じで立ち寄てくれた
タカシさんとユキさん。
この2人も、テレビで見た人が演っているのに気付いて、戻って来たようだ。

いいね いいね!テレ東に感謝!

ユキさんからは「春のポスト」
タカシさんからは「帰巣本能」
をリクエストされた。
友達と待ち合わせだったようで、時間も微妙だが、「帰巣本能」を聴いてもらった。

そうだ。すっかり忘れていたが、テレビで、けっこういろんな曲を流してくれたんだった。全て、曲の美味しい所だけ。興味がある方は、ぜひ柏駅前におこし下さい。
とても結果オーライな感じだ。

「春のポスト」のリクエストも、とっても意外な気がした。こんな曲も、まだ需要があるのかも知れない。
この曲は、作った当初から女性に歌って欲しいと思っていた。しかし、女性の相棒も歌ってくれる人も現れず、仕方なく自分で歌っていたのだ。

もう少し時間がありそうだったので、今月イチオシ曲の「七夕」を聴いてもらった。
2番の歌詞の歌い込みが、まだまだ足りないが、まあまあ好評だったようだ。
途中お友達も来たので、これでお時間だ。投げ銭を頂きお礼にCDを進呈。

ありがとうございました。


・・


10時30分
少し休憩しよう。
トイレタイム、
そして燃料補給は3本目だが、たまにはイイって事にしよう。



SOGO前の天内さん達の所に、ちょこっと顔を出した。
間髪入れずに曲を続けるスタイルは、現役時代のライブのようだ。
通りすがりの人も、ダンスに混ざって来る。
天内さん達に、ここで演らすのはもったいない。
彼らには、駅前中央やビックカメラ正面で演って欲しい。





けんけんさんに会った。
怜さんは終了して、お父さんと帰ったらしい。本当の父親が一緒なら、ボクら心配する必要はないだろう。

この後、けんけんさんと一緒に演ろうという事になったが、その前に1ヶ所、シンジ君達の所に寄り道をした。


・・


1階で、シンジ君が場所取りして待っていたのが、ショーちゃんと彼の知り合いのプロのパーカッショニスト。
シンジ君が、ショーちゃんと呼んでいる人は、時々見かけるが ずっと名前がわからなかった人だった。
名前がわかっても、話す機会はなさそうな気がするが・・


プロの人は、プロというだけあって楽器が充実している。路上では贅沢過ぎるほどだ。
足で踏む、ハイハット風な音を出すヤツは手作りだろうか。器用な人なら、ギター弾き語りしながら使えそうだ。こんなにリズムが充実してるのに、カバー曲ばかりではもったいない。


・・



11時になる。
後半戦行ってみよう!

空いているコルトン前を陣取った。
一緒に演る事になった けんけんさん。

そうだった、
彼と知り合って数週間経つが、まだの歌を聴いてなかった。
という訳で、彼の歌をリクエストした。

彼の歌は、堂々オリジナル。
テーマは、サラリーマンのペーソスだった。
曲名は失礼ながら忘れてしまったが、ボクが作る歌と近いニュアンスがあり、ちょっとあせる。
お互いイイ年だ。色恋ざたより、仕事歌の方が似合いそうだ。

交代してボクが歌っていた時は、カホーンを叩いてくれていた。


そろそろ記憶が曖昧だ・・


ひなたぼっこの2人を見かけたのは、イベントの打ち上げで柏に来ていたらしい。

クリさんは、アンバランスと飯だったそうで、高木さんとすれ違い。彼は間もなく引っ越しで、すなっくじゃむを演る機会も減る事になるだろう。

帰り際の、勇助君や高木さんが顔を出してくれたんだった。

それから、ネパール・・じゃなくてパキスタン人の子供が、またギターを叩きに来て・・


最後は、「感謝状」を歌って終了。



運河の3人組姉さん、タカシさん、ユキさん、けんけんさん

そして皆さん

ありがとうございました。

オサムサバト

本日の成果→5000円



最後に、けんけんさんと記念撮影。