12回目路上ライブ | オサムサバトの作詞ノート

オサムサバトの作詞ノート

路上ライブのレポート、詩や歌詞を載せてます。
2015年5月16日から、柏で路上ライブ始めました!
若い頃に出来なかった、やり残した事をやり始めました。
このブログでは、主に
路上ライブで知り合った人の話しなどや、詩作に関する事などを載せてます。


8月29日(土)

この日は路上ライブを行く前に 別の場所で少し歌った。
ボクが住むマンションで納涼会があり、そこで 話しの成り行きで歌う事になり2曲ほど歌った。
主に同世代の人、それに子供 孫、わりと最近入居後した若い親子。
大人にはアルコールあり、子供たちには花火とお菓子すくい、食物は乾き物という低予算の親睦会だ。
花火くらいしか余興がないので、ということで歌う事になった。

顔見知りばかりの前というせいもあるのか、かなり緊張してしまった。
同世代だし歌いなれた「有給休暇」と「帰巣本能」を歌った。
だが反応はイマイチ。
ちょっとへこんだ。

歌詞の内容に込めたメッセージを聞いてもらうには、歌や演奏が上手いというのは、必要最低条件という事なのだろう。

練習してレベルアップするしかない。

一歩踏み込んで、感想など聞ければよかったのだけれど、コミュ障の傾向があるボクに、そんな事出来るわけもない。


テキトーに切り上げて、柏ダブルデッキに向かった。


ダブルデッキに到着したのは、8時を過ぎた頃だっただろうか

雨上がり、そしてまた降りだしてもおかしくない雲行き。
路上ライブをやっている2組だけだった。

文音さんがお休みだと静だな。当人は気付いてないと思うけど、土曜日に関しては路上ライブの牽引力になってると思う。

いつものように、最初は他の人の路上ライブを聴いてみた。

まず
ダブルデッキ上で
一人で歌ってた女の子はLydianさん。

なんとも不思議な娘だった。
弾き方がエレキギターの弾き方で、所々音がミュートしてしまってる。でもバンドをやっているわけではないと言う。
英語の歌を歌っているので、カバー曲かと聞けば、全てオリジナルらしい。
歌声も小さい。
話しかけても、どうにも話しが続かない。

良い所は何もない様に見えるけど、何か強い意志を感じる。
淡々と曲名を告げては歌い、自分が決めたプログラムをこなして行く感じだ。

まるでコミュ障そのものだ。

それを克服するために歌いに来ている、そんな感じがした。
Lydianさん、まず大きな声を出そう。
大きな声を出すには
知らない間に自分自身が築いてしまった心のリミッターを、自分自身で解除するしかない。

またどこかで会ったら、今度は歌詞の内容をしっかり聴いてみたい。



ダブルデッキの下では
COZY&シンジで歌っていた。
この日はCOZYくんがメインで、シンジくんは通りすがりだったらしいが、

相変わらずハモりが上手くて、いい空気を作るのが上手い。

シンジくんに託した歌詞は、まだ曲になってないそうだが、曲作り挑戦してるとのこと。

lineでの連絡先を教えてくれたので、曲が出来るの期待して待ってていいのかな(^-^ゞ



さて
自分もそろそろと思った時、納涼会を終えた妻が様子を見に来てくれて
先週先々週と来てくれた、大野さんが探してたよと知らせてくれてので、
あわてて別の場所で始める事にした。

そして、そろりそろりと歌い始めた頃、大野さんも来てくれた。

なんとかいい形になってきた
「楽しい残業」をさっそくやってみた。
初めて歌ったわりには、まあまあいい感じだった。

初めて歌うとは、ホントに初めて声を出して歌う事になる。
歌作りの作業は、歌詞をノートに書き、ギターコードを当てはめて行く時、実際に声には出さないか、凄く小さい声を出す程度。
ほとんどは頭の中で鳴ってるメロディーにコードを当てて行く、そんな作業だ。

この曲はこれでOKだ。
このまま歌っていけば歌詞もメロディーに馴染むだろう。

今まで歌ってなかった曲も少しずつ歌ってみた。
やはり歌ってない曲はボロボロな感じだった。徐々に歌っていくしかない。



新たに立ち止まって聴いてくれた人は2人。


一人目はマコトさん

彼は以前 柏に住んでいて、たまたまこの日は柏に来ていて 翌日には戻るそうだ。
何気なく聴いていたのを、こちらが引き止める感じで聴いてもらったが、まあまあウケているようで良かった。
歌の合間に、昔の柏駅付近の様子の話しになった。同じ柏出身のボクだが、知ってる話しあり、知らない話しありという感じだった。

観客3人の前で歌っていたが、妻は途中で帰ってしまった。


二人目の新しい観客はヤスハルさん

もうオシマイにしようという時に、もう終わりですかと声をかけて来た人だ。
せっかくなのでと「楽しい残業」他数曲を歌った。
それがもう、とても気に入ってくれたようで
「忌野清志郎に通じるものがある」
という、とても光栄な誉め言葉をもらった。


そして、

音楽の話しから始まり、間もなく仕事を辞める話し、連れ子が二人いる美しい女性と結婚した話し、故郷の親が危篤になった時の話し、奥さんとの関係が危うくなってる話し・・・・


夜の街の人々は皆、話し相手を求めてるのかも知れない。







と結論じみた事を書いてみたが、話しはまたまだ終わらない。
大野さんも割り込む隙もないと退散してしまった。
大野さん、挨拶も出来なくてスミマセン。




カウンセリングじゃないんだし
そろそろ終わりにしませんか?




それでも話しは終わらない。




コミュ障の傾向があるボクとしては、
話しを途中で一方的に中断するのは かなり苦手なんだが、


「そう言うツラい話しも、歌の素材になるかも知れないですね」





なんとか
無理矢理まとめて終わりにした。


ボクだって
話したい事はいっぱいあるんだ。
せめて話し役、聞き役が適度に入れ換わる、そんなコミュニケーションをしようよ。
話しを聞くだけで1時間近く経っただろうか・・




夜の路上ライブは
毎回、何か新しい経験をする不思議な空間だ。


以上です。オサムサバト