なみくんが保健室にやって来た
ぱるるはとっさに小瓶を隠した…
ガラガラ
(なみくん)ぱるる

(ぱるる)…なみくん

(な)よかった…
ギュッ

(ぱ)えっ

(な)心配したんだよ
さっき…急にいなくなったから…
(ぱ)…私を心配してくれたんですか


(な)うん
もう授業なんてどーでもよかった…
ぱるるのことしか考えられなかった…
(ぱ)そんなに心配してくれる人…
なみくんだけです

(な)俺はずっとぱるるのこと思ってるからね

(ぱ)…はい
ぱるるは決心した
…そして小瓶を握りしめた
(ぱ)…なみくん
ベットに横になってくれませんか

(な)えっ

…いいけど
なみくんは何の疑いもなくベットに寝た…
(な)これでいい

(ぱ)はい…
じゃあ…
ぱるるは小瓶のふたを開けて
一滴だけ口に含んだ…
(な)それは

(ぱ)お薬です…
気持ちを落ち着かせる…お薬
(な)そっか

(ぱ)…(なみくん…ごめんなさい…)
ぱるるはなみくんの横に寝た…
その頃
優子たちは手分けしてなみくんを探していた
そして
優子がちょうど保健室の前を通りかかった…
(優子)保健室…
…怪しい

優子はしゃがんで扉を少し開けた…
(優)…
(あれ…なみくん
)あっ由依とさっしーにメールしなきゃ

2人にメールを送ると
優子は中に入ろうと覗き込んだ…
(優)あっ

(ぱ)なみくん…
(な)何するの


なんだかいつもと違うけど

(ぱ)…なみくん
最後に一言だけ…
(な)最後

(ぱ)…なみくんが大好きです

(な)えっ

(ぱ)…
チュッ

(な)んっ

………(…な…なんか……意識が…)
(ぱ)…なみくん

(な)…ぱる…るぅ……
………
なみくんの中に何かが染み込んでいくようだった
そして意識が遠のいていった…
(ぱ)…これで…なみくんはなんでも言うとおりに
(な)……
(ぱ)…だ…抱きしめて

(な)……
ギュッ

(ぱ)あっ

…キスして

(な)……
チュッ

(ぱ)んっ

…ほんとになんでも聞いてくれる

(な)……
なみくんはぱるるの手に落ちた…
だが
優子がそれを許さなかった
(優)なみくんとあんなにキスして…
許さないだから

ガラガラ
(優)ちょっと

何やってんのよ

(ぱ)えっ

あっ…あなたは…

(優)あたしは大島優子

なみくんの彼女

あんたは誰だか知らないけど
あんたなんかになみくんはあげないんだから

(ぱ)

突然の優子の乱入に戸惑うぱるる
その間に
優子はなみくんに駆け寄った
(優)なみくんはあたしの愛だけしか受け入れないんだからね

ギュッ

(な)……
(ぱ)あっま…待って

今なみくんは…
(優)見てて

チュッ

(な)んっ………
…ゆう…こ

(優)なみくん

チュッ
チュッ
チューーーー
(な)んっ
んっ
んぅーーーー

ぷはっ

あれ…俺は…
(ぱ)うそ
…そんなはず
ちゃんとさっきまで効いてたのに

ガラガラ
(ゆいはん)優子さん

(さっしー)なみくん

(優)あっ2人とも来ちゃったの

(ゆ)なみくん何してたん

(さ)この人誰


(な)えっと…
(ぱ)

(ゆ)ちゃんと説明してもらうからね

なみくんとぱるるは
教室に連れて行かれた…
…続く
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