保健室…
(ぱるる)も…もう大丈夫なんで下ろしてください
(なみくん)大丈夫じゃないよ
それより先生いるかなぁ
失礼しま～す
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
(河西先生)
チユウ～
じゃあ今日の夜…待ってるね
ﾋﾟｯ
ヤダー
もぅこんなにいい男久しぶり～
(な)…せ…先生
(河)えっ…あっなみくんじゃない
どうしたの
(な)あっ…えっとそれが…
(ぱ)先生…
(河)ぱるる
どうしたの
(な)俺がぶつかって
足痛めたみたいなんです
(河)そう
じゃあベットに寝かせてあげて
すぐに氷あげるから～
(な)…ベット
なみくんは不思議に思いながらぱるるをベットに寝かせた
(河)これで冷やしてね
(ぱ)はい…
(河)なみくんちょっとこっち来て
(な)えっ
なみくんは保健室の外へ連れて行かれた
(河)なみくん
ぱるるはね…ちょっと気弱な子なの
(な)そ…そうなんですか
(河)それで
先生…今からお出かけしなきゃいけないから
先生の代わりにぱるると一緒にいてあげてほしいの
(な)えっ俺が
(河)あっ
麻里子先生にはちゃんと伝えとくからね
(な)でも…
(河)じゃあよろしくね～
また今度ご褒美あげるから～
(な)えっあっちょっと…
……どうしよう
なみくんはとりあえず保健室に戻った
…が
(な)…
(ぱ)どうしたんですか
いきなり2人とも出ていったんで心配しました…
(な)先生はちょっと用事があるみたいで
しばらく戻って来ないって
(ぱ)えっ
先生いないんですか
(な)…お…俺は
授業行く…から
(ぱ)えっ…
そんな…
なみくんを不安そうに見つめるぱるるの目は
なみくんを引き止めた
(な)…わかったよ
一緒にいる
(ぱ)ほんとに
(な)うん
(ぱ)よかった…
(な)はぁ…(先生早く戻って来てくれよ～
)なみくんはぱるるの寝ているベットに腰かけた
(な)…ぱるる…でいいの
(ぱ)…はい
(な)えっと…ぱるるは
河西先生とはよく話すの
(ぱ)はい…
ちょっと私…体が弱いんで
よくお世話になってるんです
(な)そうなんだ
(ぱ)あの…
(な)何
(ぱ)…横に
一緒に…
(な)…
(ぱ)一緒に寝てくれませんか
(な)えっ
(ぱ)いつもは先生が一緒に寝てくれるんです
でも今日は先生がいないから…
(な)……でも
(ぱ)ほんの少しでいいんです
…一緒に
なみくんはぱるるのお願いを断れるはずもなく
一緒に寝てあげることにした
(な)こ…これでいい
(ぱ)はい…
ギュッ
(な)……
(ぱ)あったかいですね
(な)そ…そうかなぁ
(ぱ)あったかい人…大好き……
…
(な)……ふぅ
寝たかなぁ…
なみくんはぱるるが眠った後も
起こさないようにしばらくそばにいてあげた
結局
なみくんは午後の授業に出ることはなかった…
帰り道
(ゆいはん)なみくん
(な)何
(ゆ)今日は何してたん
お昼食べる途中からどこかに行って
授業にも出てなかったやんか
(な)えっ…えぇ～と…
(優子)すっごく心配したんだよ
(な)…うん
まぁいろいろあったんだよ
(優)何それ～
そこに…
ちょうど帰るところだったぱるるが…
(ぱ)あっ…ごきげんよう
(な)あっ…
(ぱ)なみくん…とってもあったかくて
…大好きです
(な)…えっ
(ゆ)えっ
(優)な…なんて
(ぱ)また明日
(な)う…うん
ぱるるは走って行ってしまった
(ゆ)なみくんどういうことなん
(な)な…何もないよ
(優)絶対何かあったんでしょ
(な)何にもないよ～
(ゆ)正直に話して
(優)なみくん
(な)えぇ…
なみくんは詰め寄られながらも
なんとかごまかしたのでした…
(ぱ)…なみくん
…続く
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