読んでおいて助かったと思った本である。即効性があった。
火曜日に久方振りにJ博士から会社に電話がかかってきてあれやこれやと
一般常識のテスト。その際、情報理論のクロード・シャノンの話で盛り上がった。
ついこの間まで「シャノン?だれそれ」くらいの私が何とか対応。その元となって
いるのが、この本である。900円払って恥をかかずに済んだのだから安いかも。
確かに本の謳い文句に「10年後、20年後まで必ず役に立つ」とあるとおり読ん
でおいて損はない。僕みたいな浅学菲才の輩には。
それにしても、J博士。会社に電話してきたと思ったら約1時間あまり長々と電話
でコンピュータ科学から経営組織論まで次から次と突っ込んでくる。僕が知らない
などというものなら「うふん」と咳払いをする。僕が留学するきっかけを作ってくれた
恩師だからしょうがない。アメリカのC大学に行くか、イギリスのC大学に行くか大分
迷ったが、その際絶対アメリカを主張して止まなかった。ボストン生まれの愛すべ
キャラクターである。