今年のGW、前半の飛石連休が終わり、今日から4連休と言う方も多そうです。
東京は昨夜の風雨もすっかりあがり、朝から晴天が広がっています。
そんな中、昨日までのメーデー&5月2日の2日間に休みを頂き、
NHK「ブラタモリ」でもテーマになった【東海道五十七次】の歩き旅へ。
メーデーの朝、始発電車で羽田空港へ向かい伊丹空港へのフライト、
そこからモノレール、阪急電車、JR、京阪電車と計6本を乗り継ぎ約1時間半、
滋賀県大津市・追分駅に到着。
駅地下道で国道1号線下を通り抜け駅南側へ出ると、、、お~、懐かしの風景。
5年ぶりに東海道へ帰って来ました、思わず「ただいまぁ~!」の気分。
すぐに歩き出し、京都方面へ進むとすぐに「髭茶屋追分」(↑)の分岐。
タモリ氏絶賛の分岐点。
5年前は右まっすぐに京都方面へ進んだ道を今回は左「宇治」方面へ。
いよいよ大阪・高麗橋を目指す東海道五十七次の歩き旅が始まります。
しばらくはダラ~っとした下り坂、
途中には大きな常夜灯を持つ一軒家、石造りの道標のある一軒家。
国道1号線、東海道新幹線、名神高速を次々にアンダーパスしてさらに南下、
大宅の岩屋神社前にはご神木のクスノキと「大宅の一里塚」。
その先も狭い道、にもかかわらず交通量が多く路線バスも通るため渋滞気味。
歩行者が車に気を遣って歩くってのも何だか変な話。
気温も徐々に上昇、この日の予想最高気温は25℃、
それでも時折吹く涼しい風、日陰の冷気に癒されての街道歩き。
江戸時代、西国大名を上洛させない目的で最終的に整備されたこの道、
「京街道」や「奈良街道」「大津街道」とも併用されていますが、
今回はあくまで東海道五十三次の延長との位置づけで歩くことにします。
やがて京都市南部・稲荷山の南裾を名神高速に沿って進み54次「伏見宿」へ。
住宅街~JR奈良線・藤森駅前を通り京都教育大学、藤森神社を通り伏見中心街。
京阪・墨染駅の先で琵琶湖疎水を渡り、くねくねと小路を進むと、
両替町、、、ここは東京銀座より歴史が古いと言われる銀貨の町。
さらには伏見最古の神社「金札宮」、すぐ先は伏見区役所、
大手筋アーケードを渡ると龍馬暗殺の舞台となった寺田屋、さらには京橋。
見どころ満載も道が分かり難く、何度もルートミス&リカバリーの繰り返し。
中書島駅の西側を抜け、伏見宿をあとにすると一気に視界が開け宇治川の堤防道。
ガイドマップ記載の橋は老朽化で通行止、大きく迂回して再び堤防道へ。
京阪電車と並走する歩道の無い堤防道、
安全第一で進みますが頻繁に通る大型車両のすれ違いは正直言って恐怖。
宇治川大橋は横断できずホームレス的獣道でアンダーパス。
やがて京阪線の踏切を渡り京都競馬場方面へ進むと「戊辰戦争戦没者の碑」。
この辺りから55次「淀宿」。本陣も脇本陣も無い小さな宿場町だったそうです。
それにしてもずいぶん昔に京都競馬場へ来た時はショボかった淀駅が、
今では駅周辺の整備も進み立派な近代的な駅ビルに変わっていました。
淀宿を過ぎる頃、時刻は午後2時。気温25℃、暑さもピーク、ノドもカラカラ。
通りがかりのスーパーや格安チェリオ自販機でPET飲料を補給しつつの街道歩き。
やがて京阪電車の車両基地を過ぎると桂川・宇治川・木津川の三川合流地。
三川は合流後「淀川」となり、大阪湾へ向かいます。
まもなく、間の宿「橋本宿」。