梅雨の真っ只中、しかも前日まで大雨が降り続いた日本有数の多雨地帯の紀伊半島

その最奥部の日本百名山「大台ケ原・日出ヶ岳」への誘い。

滅多に無い千載一遇のチャンス、雨対策を万全にしてお誘いをお受けしました。

そして週末、

大雨の影響で東海道新幹線が運転見合わせ・再開を繰り返す中、

夕刻に名古屋入りしてメンバーと合流、おばんざい屋さんで軽く飲んでホテル泊。

 

  

 

翌朝、車で片道4時間かけて大台ケ原ビジターセンター前の駐車場へ到着。

雨の影響か、車の入りは2割程度。空いてます。

その雨も向かう途中で上がり、時折薄日も射す絶好の登山日和になりました。

一応、雨合羽もザックに入れて、午前10時、登山開始。

しばらくはトウヒ、ツガが生い茂る森の中の平坦路を、

三重県最高峰にして大台ケ原の主峰「日出ヶ岳」へ向かいます。

平坦路が階段路になり尾根道へ合流、さらに良く整備された階段路の先、

展望台を備えた「日出ヶ岳(1,695m)」山頂まで40分で到着。

 

  

 

ぐるり360度の眺望、雨上がりで雲が多く太平洋も富士山も見えませんが、

絶好の登山日和になった事にあらためて感謝。

ひとしきり山頂を満喫後は、名所「大蛇嵓(だいじゃぐら)」へ、

今来た道を戻り、花を終えたシャクナゲが生い茂る正木峠経由で向かいます。

振り返ると日出ヶ岳山頂の展望台。

 

  

 

正木ヶ原を過ぎて樹林帯の道、クマよけの鈴や鐘を鳴らしつつ先を進みます。

尾鷲辻牛石ヶ原を過ぎた先では唐突に「神武天皇」像。何故?

そして日出ヶ岳から約1時間、いくつかの岩を捲いた先に「大蛇嵓」!

息を飲む圧倒的スケールの800mの断崖絶壁

しかも足元の一枚岩が滑る。思わず固まる。。。

 

  

 

大蛇嵓を満喫後は菓子パンでランチ。

帰路は「シオカラ谷」経由、

シャクナゲ坂と呼ばれる鎖やロープの設置された急勾配路で沢まで下り、

吊り橋を渡った後に登り返し

少しの平坦路を挟みビジターセンター駐車場まで長い登り坂が続きます。

 

  

 

そして登山開始から2時間45分、7.2kmを歩いて登って、

熊さんに遭遇することも無く無事帰還。

梅雨の合間、つかの間の好天に恵まれた山旅、感謝。

着替えを済ませたら再び4時間かけて名古屋へ戻り、反省会へ!