今月初めの土曜日の午後、
東京都主催の「離島シンポジウム」を拝聴させて頂く機会に恵まれ、
新宿パークタワーへ行ってきました。
テーマは、
『日本の最南端・最東端の国境離島~東京都 沖ノ鳥島・南鳥島』(↑)
会場入口には写真や模型で、沖ノ鳥島・南鳥島を紹介する展示があり、
断片的にしか知らなかった国境離島の現実を深く知ることが出来ました。
と、同時に、国境離島を維持管理する重要性と意義、
特に最近の緊迫した世界情勢や武力での現状変更の試みに対しては、
国際ルールを前面に毅然とした対応が必要であることを痛感。
そして、東京都のみならず、日本が日本として存在し続けるためにも、
絶対に死守しなければならない国境であることを思い知らされました。
また各講演者によるパネルディスカッションも、大変意義深いものでした。
一方で、日本自身の国境離島に対する意識の低さも浮き彫りにされていました。
何よりも日本の国土でありながら、圧倒的に論文や文献が少ない。
中国や韓国と言った隣国の方がこの両島に対する関心や興味が大きく、
「資源確保」を念頭に国家戦略ととらえている感がありあり。
島国としての日本の特性なのか、危機意識の薄さは否定できません。
もっともっと世界に対しアピールしなくてはいけないと思います。
そのためにも論文は英語で・・・日本語だけでは世界に対する発信力は皆無。
いろいろと勉強にもなり、考えさせられた離島シンポジウムでした。