先週末は昨年の五島列島以来1年振りの【離島登山】へ行ってきましたが、
事前にリサーチをするとごくごく低山しか無く、壱岐島最高峰の「岳の辻」でも、
車で山頂までアクセス出来てしまうと言う事が判明。
仕方無く、離島前日に福岡県で一番人気の「宝満山」で登山気分を味わう事に。
始発電車で羽田→福岡移動、さらに電車で1時間、到着したのは西鉄太宰府駅。
すぐにバス停へ行きましたが、「あ~惜しいね、バスは出たばかりだよ。」
と、バス待ちのお爺さん。少し話をすると歩いても行けるとの事でしたが、
時間が勿体無いのでタクシーで竈門神社へ。@1,110でした。
竈門神社 拝殿で安全登山を祈願し、神社裏手の鳥居から10:25スタート。
この日は最も一般的な「正面登山道ルート」で山頂の上宮を目指しますが、
翌日からの離島登山用も含め全ての荷物を背負っての登山になってしまい、
ザックの重いこと重いこと。。。
良い訓練にはなりましたが・・・重かった・・・
ちなみにこの宝満山は古より霊峰として崇められ、かつての修験道の山だったようで、
登山中にはたくさんの遺構のようなものを目にすることになりました。
さて、林道をショートカットした登山道は、
貯水池脇から掘割のようなコースを経ていよいよ傾斜を増してきました。
そして一の鳥居の先はいよいよ不規則な石段が続く急登に。
葉を落とした樹林帯の中をひたすら頂上を目指して足を前に運びますが、
整備された登山道はついついペースが上がりがち。
少し視界が開けた場所には「殺生禁断」の石碑。
スタートから1時間で難所100段ガンギに到着、ここで少し休憩、、、
ここから見上げる石段は無限に続くように見えて気持ちまで萎えます。
100段ガンギの先には閼伽の井、
そして傾斜が不意に緩くなったところが中宮跡。
ここは修験道が盛んだった頃には大講堂や神楽堂などが建っていた場所とのこと。
この先はアップダウンを繰り返しつつ、馬蹄石等を含めた岩場。
ロープ等も設置されていますので、降雨後はスリップ注意と言う事でしょう。
そして最後の石段を上ると、いよいよ頂上部、竈門神社の上宮の社が鎮座。
スタートからちょうど1時間半、
巨大な岩盤の九州百名山・宝満山(829m)到着。
山頂部からはほぼ360度の景観が広がりますが、
土地勘が無いのでどこがどこなのかサッパリ解りません(笑)
広い山頂では数組の登山者が思い思いのランチタイムを過ごしていましたが、
僕はひと休みと水分補給とおにぎりひとつで下山開始、、、
下山は登って来た道をゆっくりと戻ります。
とにかく今回の主目的である【離島登山】へダメージを残さないように、
慎重に慎重に下山。
結局、全行程2時間40分で竈門神社へ戻り、無事の報告と感謝を伝え、
身なりを整えたら運賃100円の循環バス「まほろば号」で太宰府駅へ。
予定より若干早く駅前に戻る事が出来たので、、、駅前でひとり反省会。
そのあとは夕刻には博多に戻り、ホテルにチェックインを済ませ、
離島登山メンバーと合流し前夜祭の予定です(笑)
(↑)竈門神社前から鳥居越しの宝満山