正月三が日の最終日。
本当は昨年末に終わらせる予定でいた「中山道ウォーク 19日目」、
予定より遅れてしまいましたが年始休の最終日の今日、行ってきました。
日本海側や東北・北海道では冬の嵐になっているようですが、
関東は寒いながらも穏やかな晴天・・・申し訳ない気分でJR高崎線へ。
ガラガラの電車で前回の中山道離脱地・大宮駅に着いて、
まずは武蔵国一宮「氷川神社」に年始のご挨拶(↑)。
午前7時過ぎでしたがケヤキ並木の参道には参拝客がどんどんやって来ます。
境内ではお札や破魔矢を買い求める方々が行列を作っていました。
参拝を終え、長い参道を中山道へ戻りますが、この参道はかつての「古中仙道」。
神社の中の参道が街道とは、、、と言う事で付け替えられたようです。
参道入口には「武蔵国一宮 氷川大明神」の社標と常夜燈。
中山道はJRさいたま新都心駅~与野駅~北浦和駅と平行に進み、
浦和駅手前でオーバーパスして「浦和宿」へ入っていきます。
老舗鰻屋「山崎屋」さん前を通り、狛犬が「ウサギ」の調(つき)神社へ。
参拝しようとしましたがすでに長蛇の列、、、残念。
先を急ぎます。
この先は歩道があったり無かったりの住宅地の中の道を進みます。
国道17号、外環道の先に「辻の一里塚跡」が弁財天と共にありました。
引き続き住宅地の中の道を進みますが、やたらと「うなぎ」屋が多い。
この辺り、かつては湿地帯で鰻がたくさん獲れたんだろうなぁ~
そんなことを考えつつ、再び17号を渡った所の交番の先は「蕨宿」。
木戸を模したモニュメントや本陣跡等々、
宿場町風情を上手に復興させた気持ちの良い街並みが続きました。
蕨宿を抜けると、今度は菖蒲川・荒川・新河岸川と三つの川を渡ります。
そのうち荒川を渡るといよいよ東京都板橋区。
志村坂下から志村坂上の道中には江戸を出て最初の難所「清水坂」。
ここからは中山道唯一の「右富士」が見えたとの事でしたが、
残念ながら富士山を望めず・・・
志村坂上の先には中山道を挟んで両塚を残す「志村の一里塚」。
周囲を石垣で補強され、威風堂々とした佇まいは国の史跡指定。
首都高5号線の高架と交わる交差点の先は、中山道最初の宿「板橋宿」。
大宮宿からここまで約20km、4時間。
水分補給もせず歩いてきたので、そろそろひと息入れます。