佐久平駅近くのビジネスホテルで迎えた岩村田宿の朝、
カーテンを開けると前日とは大違いの曇天。しかも気温はほぼ0度。
ホテルの朝食を部屋食で頂いたら、長袖のシャツにハードシェル、
防寒対策を万全にして午前7時半に出発、昨日の離脱地点を目指します。
てくてくウォーミングアップを兼ねて1km以上歩いて「岩村田」交差点。
中山道に戻り次の宿「小田井宿」を目指します。
道路沿いにはリンゴ園、朝食を食べたばかりなのに無性に食べたい、リンゴ。
上信越自動車道・佐久東ICを過ぎ、快調に県道を進んでいましたが、
ふと、何かが違う感覚に・・・
どうやら調子に乗って歩いて痛恨のルートミスをしてしまったようです。
地図とスマホの位置情報を照し合せつつ、何とか中山道に戻ると「小田井宿」、
本陣跡・脇本陣跡、問屋跡・・・
宿場町風情を控えめに残す宿場町でした。
小田井宿を過ぎ、しなの鉄道を渡ると西軽井沢エリア。
「御代田の一里塚」は街道から離れた畑の中に両塚が現存しているもの、
街道があったであろう場所には民家が建っています。
この先はだらだらとした上り坂、道路脇の紅葉に癒されつつの旧道歩き。
両サイドは別荘地、リゾートホテル、、、いいなぁ、、、
「千ヶ滝湯川用水温水路」、これは珍しい施設。
用水温水路脇にも瀟洒なリゾートホテル、、、マジ羨ましい、、、
不意に傾斜が緩くなり国道18号線、
交差点を渡ると「追分宿」到着。ここまで岩村田から2時間。
諏訪神社、堀辰雄文学記念館の紅葉もお見事でした。
再び国道に戻ると標高1003mの標識、佐久平から300m登ってきたようです。
その先には「追分の一里塚」。
この辺りまで来てやっと雲が流れて陽射しが戻ってきました。
まさに天候急回復、一気に雲が消えて気温上昇、歩きも快調。
1kmほど進んで旧道経由、軽井沢バイパスの分岐を通り抜け、再び旧道。
中軽井沢駅前まで来ると雰囲気が一気に明るくなってきました。
ここが「沓掛宿」。
観光客もぐっと増えて、何だかゼイゼイ言いながら歩いているのが恥ずかしい。
開店前から行列のお店の前を通って、湯川の手前を右折して旧道へ。
しなの鉄道の高架下をくぐり、国道に合流後、離山通りを一気に旧軽井沢へ。
ここは歩いていても気持ちが良くて軽井沢って感じでした。
六本辻のロータリーを過ぎると、もう観光客だらけの「軽井沢宿」・・・
その先、旧軽銀座あたりは何が何だか・・・
一里塚跡も本陣も脇本陣も確認できずに素通り。
やっとかつての茶屋、「つるや旅館」前で雑踏から抜け出せました。
二手橋の先からはいよいよ「碓氷峠」に向けた上り坂が始まります。
ここまで岩村田宿から4時間。