先月末以来の【中山道六十九次】歩き旅、
今回は前回の終着地・上松宿から信州を目指す木曽路の旅。
難所と呼ばれる「鳥居峠」もあり程良い緊張感の中、
8/14朝に新宿を特急「あずさ」で塩尻へ。
中央西線に乗り換えて大関・御嶽海の出身地、上松宿着。
ほぼ正午の遅いスタート。
駅を出たら本町の一里塚、高札場を確認したうえで県道を北上。
やがて上松市街地をトンネルで大きく迂回した国道19号BPに合流、
この部分は歩道無し。ブッ飛ばしてくる車は恐怖でしかない。
その後は歩道が新設された旧道へと分岐、「木曽の桟」の上からの眺望(↑)。
沓掛の一里塚の先で国道19号に再合流、御嶽遥拝所で御嶽山を望むも雲で見えず。
そしてこの先、JR中央線の廃トンネルを通るルートですが何故か通行止。
反対側から見ると、ん~、確かにこりゃ怖すぎて無理(笑)
JR木曽福島駅前を過ぎると風情のある福島宿の町並み。
銘酒「七笑」の七笑酒造周辺もしっとりと佇んでいる感じ。
その先には入り鉄砲と出女を取り締った「天下の四関」のひとつ、福島関所。
福島宿の先は国道を愚直に直進、登坂車線のあるあたりに出尻の一里塚、
この先で県道に入り、さらに正沢川を渡る鉄橋と草道。
ここが本当に中山道?って感じ。
やがて街中の道に戻り少し進むと「中山道中間点」、
京都から266km、江戸日本橋へ266km。
宮ノ越宿は木曽義仲ゆかりの地、ちょうどこの日は「旗揚げまつり」。
路駐の車列を縫って先へ進みます。
巴淵の先で国道に合流、すると何やらポツポツと雨が・・・
中山道ルートである旧道が立入禁止、仕方なくトンネルで先を急ぎます。
雨は次第に強さを増し、ついには傘の出番。
吉田洞門の側歩道は屋根付きでしばし安堵、、、
しかし洞門を抜けるとさらに雨足が強くなってきました。
もうザックも靴もズボンもシャツもずぶ濡れ。
上松宿から4時間15分、藪原宿の入口、JR藪原駅着。
電車まで30分以上あったので誰も居ない待合室で着替え。
それにしてもレトロ感満載の駅舎、趣きがあって味があって、
ぽっぽやが出てきそう・・・映画セットのような駅舎でした。
調べてみるとこの駅、なんと築100年超。どうりで・・・
この日は電車で松本市へ向かい投宿。
それにしても雨は止まず木曽の山々が雲に覆われてきました。
気温も下がって寒いくらいに。
これが木曽路・・・