GW最終日となった昨日は朝からの晴天。

地下鉄・都営新宿線の一之江駅に着いたのが午前8時。

駅から延びる道路に沿って瑞江大橋、今井橋を渡った先「行徳宿」を起点に、

木下(きおろし)街道」を上流の木下宿・木下河岸まで辿る街道旅。

この街道は江戸と下利根川を最短距離で結ぶ街道として江戸時代に整備され、

主に銚子方面からの鮮魚、江戸方面からは成田詣や商用目的で利用されたとの事。

さて、早速、行徳宿8:10スタート、宿中の道を進みますが歩道も無く車も多い。

すでに気持ちが萎えてきましたが、途中の川岸に「常夜燈」(↑)。

この周辺だけが公園として整備されていて、川面を吹く風に早くも休憩。

 

  

 

宿中の枡形の道筋には「笹屋うどん跡」「鈴木畳店」等風情がある風景、

そしてやたら滅多多いのが神社と寺、「行徳千軒寺百軒」その通り。

行徳宿を抜けた道は江戸川を渡り、稲荷木の一本松を過ぎ「八幡宿」へ。

JR総武線をくぐり千葉街道を右折すると八幡の地名の由来「葛飾八幡宮」。

 

  

 

京成・鬼越駅の先で左折すると「木下街道」の標識が出てきました。

かつて軽便鉄道があったという道を北上。

中山競馬場を過ぎ「鎌ヶ谷宿」の先、出発から3時間を超えて陽射しが少し痛い。

すると「JRA競馬学校」、

さらに少し先には「成田新幹線計画」に翻弄された現在の北総鉄道の線路。

ここを越えると「白井宿」はすぐ。

はっきりとした宿場町風情はありませんが、

道路脇の「馬頭観音」や「庚申塔」が目立つようになってきました。

 

  

 

そして不意に目の前に広がる「千葉ニュータウン」、、、

もちろん街道はぶった切られて不明瞭の比ではないくらいに壊滅。

さらに超巨大な物流団地、、、風情も何もあったもんじゃない。

うつむき加減にやり過ごすと、また突然に長閑な景色、、、田植えの季節

 

  

 

そして出発から6時間を経過して、目的地「木下宿」の木下河岸跡に到着。

行徳宿から9里36kmの街道旅

利根川の向こうには双耳峰の筑波山。

やれやれ、お腹も空いたし、JR木下駅周辺で遅めのランチ。。。

と思い駅まで歩いてみたけれど、閑散とした駅、食事できる店なんて一軒も無い。

木下街道を歩いたご褒美は無し、、、GW最終日、参った・・・