春の陽気に恵まれた今日の東京。
昨夜、天気予報を確認して間違い無く今日の好天を確信すると、
もう居ても立ってもいられなくなって始発電車。
2時間かけて東京の西の外れ、JR青梅線の奥多摩駅手前の「御嶽駅」。
数十人が下車したので、これは登山道が混みそうだなぁ~と思ったら、
高水三山へ向かったのは僕ひとり(笑)、、、まぁ、こんなもの。
御嶽駅東の踏切を渡り、慈恩寺境内の左手から一気にやや急な登り。
植林帯の先のルート上には送電鉄塔が3基。どうやらJR用のようです。
整備された植林他の尾根道でしたが、誰も居なくて何だか心細い。
やがて先行する2人組に追いついて、先行させてもらいます。
と、同時に御神木、そして注連縄。この先は神域のようです。
キャップを仕舞い、厳かな参道を進むと「水神の祠」、
そして辿り着いた惣岳山756m、残雪の先には「青渭神社」が鎮座。
北方の視界が一気に開けました・・・スタートから1時間7分。
ひと休みして次のピークを目指します。
ここから一気の下り、、、しかも北斜面は残雪と圧雪路、アイスバーン。
露頭と木の根を頼りに恐る恐る降下、途中、反対方向からの登山者が、
「この先しばらく圧雪路で凍ってますよ、あと、熊もいましたから・・・」
おいおい、熊は余計だろ!!
一気に気持ちが萎縮してしまいました・・・急降下を終えると穏やかな尾根道。
ここで軽アイゼンを装着、熊除け鈴を再確認。
それにしても怖いなぁ。。。高水山周辺って言ってたよなぁ。。。
もう気になって気なって、気付いたら次のピーク、岩茸石山793m山頂でした。
先客1名、「熊が出たって聞きましたが・・・」と、すっかり怖気づいてる自分。
「いや、僕は気付きませんでしたよ、良かったなぁ。」って。
ここまで来て引き返すのもちょっとなんで、意を決して先を進みます。
再び急降下をして穏やかな尾根道。
何度も熊除け鈴を意識的に鳴らして先を急ぎますが、ずっとアイスバーン。
前方からは「JR軍畑駅」スタート組がどんどんやって来ます。
何だか安心。
そして高水山759m山頂、スタートからちょうど2時間。
山頂直下には常福院と言うお寺。
この先、一度軽アイゼンを外したら再びのアイスバーンで再装着。
ん~、、、タイミングが合わない。
それでも30分ほどで大きな砂防堰堤に到着。
その先は舗装路、釣り堀、高源寺、
途中には綺麗な蝋梅。(↑)
そして今日のゴールの軍畑駅、結局3時間の山旅でした。
それにしても、熊に出会わず本当に良かった、良かった。