この週末は好天に恵まれた関東、
しかしその陰では大学受験生を狙った刺傷事件、海底火山の噴火による津波、
さらにはコロナ感染者の急増も続いています。
この国の平和はどこへ行った?
そんな中、昨日は最寄駅を始発電車で出て、南房総へ。
15両編成だった電車を2両編成に乗り換えて到着した極寒のJR岩井駅。
駅前から路線バス「トミー号」で向かった平群天神社。
天神社に登山の安全祈願の後、さっそく天神社左側から続くハイキング道へ。
早朝、夜明けの余韻が残る木立ちの道を進みます。
やがて東屋がある展望台へ。ハイキング気分はここまで。
この先、南峰の頂上までは標高差数十メートルのロープ場・鎖場。
ひとつのロープ、鎖には一人ずつ取り付きます。
朝早かったので渋滞なしで登攀できましたが、混雑時は渋滞必至。
滑落すると軽傷では済まない恐怖心を抱えて確実に足場をとってゆっくり進みました。
そして到達した千葉県唯一「岳」の名が付く山、伊予ヶ岳南峰336m。
東京湾の向こう、富士山までの眺望・・・
ん~絶景まであと一歩。
しばし山頂を独り占めしたあとは北峰経由で一気に下山、
先程遠くに見えた「富山」へプチ・グレートトラバース気分で一般道を早足で。
道中には水仙が絨毯のように咲いていました。
今年は先日の降雪で花が倒れてしまったと聞きましたが、十分に房総の春。
やがて南総里見八犬伝の舞台となった「富山」の麓へ。
正直言って里見八犬伝にそれほど興味も無いのでいろいろスルーしましたが、
興味のある方にとっては聖地なんでしょうね。
伊予ヶ岳方向からは急坂の九十九折の舗装路を進みますが、
あまりの急登に竹杖を拝借。
到着した富山北峰349mは令和天皇が皇太子時代に皇后妃と登山した山。
広々とした山頂広場、ほぼ宴会場状態(笑)
早々に電波塔の林立する南峰経由でJR岩井駅方面へ下山。
岩井駅到着が11時過ぎ、約3時間の南房総の春満喫の山旅でした。