先週の土曜日、
その週の新聞記事にあった都内最古の石橋「常盤橋」を訪問。
常盤橋は東日本大震災でその石積が崩れ、
千代田区が復旧工事を行っていたもので、このたび10年振りに通行が再開。
真新しい石積み、唐草模様の手摺りを見ているとタイムスリップしたような気持ちに。
この石もやがて風雨に晒され、時間とともに味わい深い色合いに変化して、
やがて頭上に架かる首都高環状線が日本橋川のその下に移設される頃には、
今よりもさらに美しい姿を見せてくれそうです。
さて、この常盤橋はかつて江戸城と「奥州街道」を結んでいた要衝。
その名残でしょうか、橋の西詰には外堀の遺構??
とにかく立派な石垣が残されています。
目を閉じ江戸時代に思いを馳せると大名行列の風景が蘇ってくるようです。
ちなみに石橋に架け替えられたのは明治に入った1877年、
その以前はやはり木橋。ん~、まさに浮世絵の世界観。
この日伺ったのは午後3時頃でしたが、
橋のたもとのベンチでは休日を楽しむ老夫婦や、ジョガー、一生懸命に写真を撮るオジサン。
コロナ緊急事態宣言下とは思えないような、
穏やかな時間が流れていました。