今日は東日本大震災から10年の節目の日。
テレビやネットや新聞の報道に触れる度、息苦しささえ感じた一日。
2時46分、地震発生の時刻には黙祷する事は叶いませんでしたが、
その後にひとりの空間で、被災地に向かって静かに手を合わせました。
3年前に亡くなった父親は陸前高田の出身。
震災後の故郷を一度も訪れることなく、この世を去ったけれど、
それは変わり果てた故郷を見たくなかったのか、どうなのか、
陸前高田を敬遠していた理由は結局のところ聞けず仕舞い。
その年の師走、不思議なことに急な仕事で陸前高田へ。
まるで何かに導かれたような、そんな気持ちに。
そして天を衝く、奇跡の一本松の前へ。
モニュメントになってはいても、ただただ、言葉を失う圧倒的存在感。