「中島みゆき」タクシーの切ない夜

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先月、大井町界隈で先輩と飲んだ夜、
時間感覚も失われつつあった深夜に目の前を通りかかった個人タクシーを捕まえた。
行先と「最速ルートで」
とだけ伝えるとタクシーの運転手は「では首都高経由で。」と言った。
夜も更けて人影も見えない街の中を抜けて、
首都高速のETCゲート入口へなかなかのスピードで突っ込む。
ギリギリのタイミングで跳ね上げ式のゲートが上がり、
そのまま流れる様に本線合流。
雨上がりの路面は鈍く光っていて光の乱反射がとても綺麗だなぁ~なんて思っていた。
「今日も良く飲んだなぁ。。。」と、ひとり窓の外を眺めていると
それまで寡黙だった運転手が不意に、
「歌でも聞きますか?」と。
「あ、はい、、、」と言うと、ナビ画面にメモリーされているアーティスト名。
ちょっと時代が古い歌ばかりだったけれど、
正直、なんでもイイや・・・と思い、
「中島みゆきで・・・」
最初に流れてきた曲は「空と君のあいだに」

♪君が涙の時には 僕はポプラの枝になる~♪

♪空と君との間には~今日も冷たい雨が降る~♪

運転手が呟くように、
「これは犬の気持ちを書いた歌なんです。」
その威圧的で妙に断定的な言い方に返す言葉が無い。
それにしても、
飲み疲れて帰るタクシーの窓の外を時速100kmで流れるの景色に、
中島みゆきの歌は切ないほどよく合う・・・
と、感じた夜。

ちなみに大井町では「八幸」さんでおでん、、、
これもかなり切ない・・・(苦笑)

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