6/1 出張する豚

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▼羽田空港のJALサクララウンジ。
国内線駐機場が見える窓側席とは反対側の壁、
ここには航空機の模型と一緒にたくさんの本がディスプレイされている。
それを見上げる一人用ブース席。ここがお気に入りの席。
スマホの充電をしたり、パソコンからブログをアップしたり、もちろん仕事もする。
時にはビールも飲む。
何とも居心地の良い空間ではあるが個人的に2点、改善して欲しい事がある。
▼ひとつはダウンライトの照度が少々キツイ事。
リラックスする時間を拒否するようでどうにも気になる。
照度を落とす、あるいはデスク中央への直射を避ける、等々の工夫が望まれる。
▼もうひとつはそこに置いてある本。
先日、ふと視線を上げてみると、そこにあったのは宮沢賢治の「風の又三郎」。
僕にとっての「風の又三郎」は、子供の頃、
何かイタズラをしたりすると決まって母が言っていたフレーズ、、、
「風の又三郎が来るよ!」の登場人物だ。
母に脅かされた、その何か掴みどころが無いほどに恐ろしく怖い化け物の様な存在、
それが又三郎。それがそこに“いる”。これは居心地を害する存在以外の何物でもない。
▼そんな母の作る食事はこの上なく旨かった。
晩飯時、ウマいおかずばかり食べてご飯が残る。ご飯を食べるために漬物を出す。
この漬物がまたウマくてご飯が足りない。そこでご飯を又お替りする。
すると再びおかずが無くなる・・・こんな事を繰り返していると母は決まって、
「江差の繁次郎になるよ!」と言った。
「江差の繁次郎」とは底なしに大食いで酒飲みの男であったようだが、
実はトンチ名人でもあった。
恐らく母は大食いの部分だけを誇張して子供の僕に言っていたのだろう。
▼最近は毎週出張に出ている。出張中は食事の時間が普段にも増して不規則になる。
客先のご厚意を断れる立場には無く、だからと言って日に4食はいかがなものか。
しかも公共交通機関での移動時間が多く、運動不足になりがち。
このままでは“出張する豚”になりかねない。

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