9/12 神頼み

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えも言われぬ疲労感の中にいた。

リビングの毛足の長いカーペットのど真ん中で、大の字になり目を閉じる。

土曜の午後、近くの交差点で緊急道路工事が始まった。

交通整理のホイッスル、路面を小刻みに叩く機械の音が耳障りだったが、

このままの姿勢で眠りに落ちるのは容易に思えた。

そして僕は幼稚園の頃を思い出していた。

通っていたカトリック系幼稚園には教会が併設されていた。

ステンドグラスの施された窓の美しさ、パイプオルガンの音色の荘厳さに反し、

十字架に架けられたイエスキリスト像は、

「神」と言うにはあまりに現実的過ぎた。

それでも神父様は時々「神様はいると思いますか?」と質問し、

園児たちは声を合わせ「イエスキリストが神様です。」と答えていた。

先月末、身内に深刻な事態が発生した。

未だ懸念が全て払拭されたわけではないが、随分と落着きを取り戻した。

それと同時に、ここ半月の疲れが全身に蔓延し身動きすら出来ないでいる。

神なんていない。

そう言いつつも困った時には必死に「神頼み」をする。

目を閉じつつ、

流れる涙に苦笑い・・・

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