12/14 取扱注意の夜

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快晴の伊丹空港を飛び立ったE170機、

僕は7ヶ月ぶりに仙台へやってきた、、、気持ちはずっしりと重い。

高度10,000mの機窓からは雪を被った南アルプス越しの霊峰・富士。

長野県上空では同じ高度に残ったマトリックスのような飛行機雲と交差する。

ズンッ! 

振動が小さな機体を揺らす。

やがて、周囲を雪に囲まれてそこだけが紺碧に映える猪苗代湖の上空を西から横切る。

遥か彼方には太平洋と空の接線。

僕はそのずっと手前の海岸線のどこかに福島第一原発があるに違いないと、目を凝らす。

そして仙台空港へ東の海上からアプローチ。

驚くほど穏やかにソフトランディング。

緩く包み込むような陽射しに背中を押されボーディング・ブリッジを進む。

震災の悪夢が夢のように思える平和な時間。

しかし、

今なお杜の都は底知れぬ「重たさ」に支配されている、、、

高層ホテルの窓の外、そんな夜が更けていく。

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