軍艦島(端島)

長崎港の南西約18kmに浮かぶ、周囲わずか1,200mの孤島。 ここが今回の長崎旅の目的地、 『軍艦島』 正式名称は「端島」。 明治時代に石炭が発見され、石炭採掘設備や日本初の高層集合コンクリート住宅が林立。 東京以上の人口密度と先進の文化的生活が根付き、 島に無いものは火葬場と墓場だけと言う、何不自由ない生活を謳歌した島。 その異様な外観が軍艦「土佐」に似ていた事から「軍艦島」と呼ばれるように。 しかし、1974年炭鉱閉山に伴って島から灯りと人間の営みが消え、無人島に。 以後、立入りは厳しく規制され、風雨と波浪に弄ばれた、まさに廃墟の中の廃墟の島。 そんな軍艦島に一般人が上陸出来るようになって3年、 年間1万人が訪れると言うけれど、上陸には気象、波浪、安全の条件が揃う必要があり、 年間100日程度しか上陸が許されないとか。 今回、一発勝負!で、訪れた長崎。 梅雨のこの時期は上陸できる日は少なくて、 訪れた前々日は上陸できず、前日も午後は許可されなかったらしいのですが・・・ 今回は普段の行ないが良いのか(?)、無事、上陸することが出来ました! まさに「奇跡的」と言われてしまった(^^;苦笑 長崎港を出た船は1時間足らずで軍艦島へ。 近づくにつれ次第に見えてくるのは、あまりに異様な島の姿、、、 朽ち果て窓ガラスが抜け落ちた学校やマンション群、 その上にあるかつての幼稚園の滑り台の残骸、 お社だけが取り残され空に突き出した神社、 屋根が全て吹き飛ばされて鉄骨を晒すレンガ造りの建物。 やがて島の南東部に設置された桟橋から島内へ、、、 コンクリートの護岸の中に広がっていたのはまるで爆弾攻撃を受けたかのように、 滅茶苦茶に破壊された町の残骸。 荒涼として、生命の気配すら全く感じられない世界。 上空を旋回飛行する猛禽類がやけに不気味・・・ 島内の滞在時間は約30分。 再び船に乗って島の西側から大きく回りこみ帰路に。 島の木造建造物の多くは自然の力と「時間」によって破壊されている。 何だか見てはいけないものを見てしまったような、 触れてはいけない扉を押し開けてしまったような、 立ってはいけない場所に足を踏み入れてしまったような、 そんな複雑な気持ちに・・・ それでも、次に再び長崎を訪れることがあれば、 また島へ足を踏み入れてしまいそうな、そんな気がします・・・ 「軍艦島」、、、 自然の力と人間の力が拮抗していた時代を肌で感じ、 摩訶不思議で異様な空気と虚脱感に包まれた島でした。。。







