4/30 タバコの夢

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最近に無く、目覚めの悪い朝を迎えた。

口の中にはどうにもならない位に苦々しい感覚が残っている。

理由はわかっていた。

もう止めて10年にもなるタバコを吸った夢を見たからだ。

夢の中で、そのオジサンは試すように僕の前にタバコを差し出した。

僕は何の躊躇もなくハードケースから1本を抜き取り口に咥えると、

オジサンは高級そうなガスライターで火を点けてくれ、こう言い放った。

『まさか、本当に吸うとは思わなかった。』

発する言葉も見つからず、ただ、『やられた!』と思った。


東京を出た新幹線は新大阪を過ぎると、在来線に乗り入れていた。

遠くに水平線を望む景色のいい岬の突端を経由して、広島へ向かうと言う。

サラリーマン風の乗客が「しまった!これは遅い新幹線だった!」と叫んだ。

すると、ずっとそこに居たかのように車掌が現れ、

「岡山でこのバスから新幹線に乗り換えてください。」と平然と言った。

さらに「出身はどこですか?」車掌が聞いた。

関係ないだろ? と、思い聞いていると、そのサラリーマンはブツブツと身の上話を始めたが、

新幹線がいつのまにかバスになっている事に違和感を感じなかった。


明け方に見る夢なんてこんなもの。

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