杉木立 陽が傾きかけた夕刻、 東京多摩地方の山に入る。 日中の肌に刺さる日差しにくらべ、 この時刻の日差しは どこか優しく、 森の空気と調和し、 僕を包む… 尾根筋の アップダウンのある ケモノ道を歩けば、 杉の木立が やわらかな陽に照らされ 輝いていた。