ジェネオン エンタテインメント
ギルバート・グレイプ


ラッセ・ハルストレム監督。

ジョニー・デップレオナルド・ディカプリオジュリエット・ルイスメアリー・スティーンバージェンジョン・C・ライリークリスピン・グローバー出演。



ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオ出演作とゆうことで観てみたんですが・・・これ、凄い。。。あせる

今んとこ、ジョニデ、ディカプリオ出演作では、僕の中で二人共ダントツトップの作品ですねグッド!グッド!

ジョニー・デップ。この頃は薬、酒、女性関係などで日常生活が一番キツかったときらしい。そんな中であの演技・・・やっぱりこの人は演技上手いですなっ・・・なんと!音譜再認識させられましたね!この『ギルバート・グレイプ』はジョニデファンの中でも1位、2位を争う作品なんだとか・・・アップそりゃ、そうですよね~。普通に茶髪のロングでカッコよかったし星

ディカプリオ。この作品が1993年のものなので、かなり若いです。で、この作品での彼の役が知的障害を持った弟役を演じているんですが・・・主人公演ずるジョニー・デップの印象を超えちゃっているかもしれないなぁ黄色い花とにかく上手い。普通絶対こうゆう役を演じると少しばかりかは違和感を感じたり、良くは思わないと思うんですが、彼の演技はマジですばらしい!の一言。観たらわかりますよね~晴れ当時あの若さで、こんな演技をしていたと考えると、今の僕のレオナルド・ディカプリオに対する印象は、ガラリと変わった。『ザ・ビーチ』、『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『キャッチミー・イフ・ユー・キャン』、『アビエーター』など、ちょっとさっぱりしない作品ばかりですが、やはり話題の『ディパーテッド』で再復帰してほしい(アビエーターは観ていないから、どんなのか分からないし、キャッチミー・イフ・ユー・キャンは嫌いでもなかったかな)アップ


アイオワ州エンドーラに、一家5人の父親代わりとして暮らしている24歳のギルバート。彼は町の小さな食料品店で、アルバイトをして一家の家計を支えていた。そんな彼の家族は、体重がなんと250キロもある母、知的障害を持った弟アーニー。そして姉と妹がひとりずつひらめき電球そんなギルバートは、一方で食料店の常連の婦人と不倫関係にあったハート

愛する弟アーニーや体を動かすのが困難な母の世話など、日々の暮らしをこなしていき、田舎の何もないような自然あふれたところで過ごし、時間がただ過ぎていくだけ。。。この町から出る、なんてことは考えてもいなかったのだが・・・。


このギルバートのお母さんは昔は町一番の美人で有名な人だったんだけど、夫の死をきっかけに過食症となってしまい、以来自分の姿を見せたくない一心で、外にも出なくなってしまっている状態黄色い花そして弟のアーニー。彼はやんちゃでいたずらばかりしているような男の子。アーニーのテンションが絶好調になったときには、町の高い鉄塔によじ登り、警察沙汰になるくらいの問題を頻繁に起こす。。。そんな問題いっぱいの日々でも、兄ギルバートとの絆はとても深く、いつも一緒に行動していたんだ晴れ


一家の大黒柱、ギルバートの心の動きを中心として、弟アーニーとの絆、そしてこれといって何もなく、ほのぼのとしたエンドーラの町を舞台に物語りは進んでいく・・・虹


この町の風景はホント夕日がきれいでしたね~晴れキラキラそれにしても、アーニーの“鉄塔登り”はこっちもヒヤヒヤするほどに高いとこまでいってましたあせる周りがどんなに怒ろうとも、アーニーに“危ない”とゆうことを理解させるために、決してで解決しようとはしない兄ギルバート。いいお兄ちゃんだった星アーニーもギルバートのやさしさはちゃんと理解できていたんだろうな音譜


ギルバートはバイトに行くにしても何処にいくにしても、アーニーを自分の車に乗せ、一緒に出かけていた車

そんなある日、この町では見かけたことのない女性をふと目にする。。そのときはなにもなく、ギルバートの車は通り過ぎていっただけなのだが・・・。


その見たことのない女性の話はギルバートの友達の間でも急速に知れ渡った。こんな小さな町では当たり前のことだろう。。彼女は何者なのか、一体何処から来たのか、なんのために・・・はてなマークこの頃からギルバートも少しずつ彼女のことを気にし出す。。。


そして、いつものように、客もそんなに来ない小さな食料品店でバイトをしていると、その女性がやってくるビックリマークなぜかギルバートは食品棚の影から彼女を見つめていた(´-┃話してみたいけど、なぜか話しかけられない。。でも、そんな雰囲気を打ち破ってくれたのが、弟アーニーだ。彼は彼女を見つけるなり『遊ぼうよ長音記号2』と自然に話しかけた。ギルバートはアーニーを止めにかかるが、それがキッカケで二人は知り合うこととなる・・・好音譜(配達でだったかな!?ちょい曖昧・・笑)


彼女の名はベッキー女の子黒髪のショートカットで、元気で心やさしい女性だ。彼女は、祖母とトレーラーハウスでアメリカを旅していて、たまたま車が壊れてしまい、立ち往生してしまっていた。そこがたまたまギルバートらが暮らすエンドーラだった、とゆうわけだひらめき電球だからこの町にいるのも車が直るまで、だった。。。


今まで24年間、一度もこの町から出ようと思ったこともなく、どちらかとゆうと閉塞的な心の持ち主であるギルバートと、様々な町を旅している開放的な女性ベッキー。ギルバートはベッキーと(甘~い)時間を過ごしていくうちに、少しずつ心の変化が現れ始める・・・。


てゆうか、ホントにここまでの場面、ジョニー・デップの演技は、すんばらしいですかお2クラッカーどこか抑えながらも、顔の表情の変化、言葉のかもし出し方・・・・。どこを取ってもジョニデの“本質”を見れるところなんじゃないでしょうか。アーニー役のディカプリオはゆうまでもない天使障害を持った弟。でも愛する兄とは離れない。。かなり微妙で難しいところだけど、見事!!でした。しかも噂によれば、ディカプリオはほとんどのシーンをワンテイクで済ませてしまったのだとか・・・・なっ・・・なんと!ビックリマーク


そして、このベッキーが現れることによって、ギルバート自身だけでなく、ギルバートの周りもどんどん変わっていく・・・。


ある日、不倫相手の女性から最近ギルバートは頻繁にベッキーと一緒にいることがバレ、別れることになる。それだけでなく、彼女の夫も不審な死を遂げ、彼女は子供二人を連れ、エンドーラから出て行ってしまう・・・。


いつものようにギルバートはアーニーを風呂に入れていた。でも、彼は再びベッキーと会う約束をしていたので、アーニーに風呂から出る手順だけを言い、彼を風呂に入れたままにして、家を出てしまう。しかしこれが後にやっかいなこととなってしまう。アーニーはその時言われたことは理解したかのように振舞うが、本当は理解できていないのだ。。ギルバートがベッキーとの楽しい時間を過ごした後、家に帰ってくる夜中まで何時間も冷たくなった水の風呂に入り続けていたのだ・・・汗それ以来、アーニーは水が怖くなって風呂には入らなくなってしまう。。。

一方、町にある有名なハンバーガーチェーン店がやってくることに。町は大騒ぎ音譜


そして、何日も風呂に入っていないアーニーを風呂に入れるよう母から言われるギルバート。もちろん彼が素直に入るはずがない。なんとかして入れようと言葉で説得するが、ふざけて逃げるアーニーに、ギルバートはキレてしまい、ついに手を出してしまった・・・パンチ!今まで弟を殴ったことなんてなかった。今までお兄ちゃんに殴られたことはなかった。。。ここで少しだけだが、二人の間に亀裂ができてしまう・・・晴れ


この辺りからやはり少しずつ変わっていってる。ギルバートも、町の様子も。ハンバーガーチェーン店が来たのがベッキーの出現によるとは言えないけど、“いろんな変化”を表す象徴の一つになっていたのは間違いないでしょう虹


そして、アーニーの18歳になる誕生日。この日はベッキーも呼んでいた。このときもまだギルバートとアーニーの少しギクシャクした関係は続いてたんだけど、“あること”がキッカケで仲直りするんだよな~ニコニコ ホント、ここ僕好きなシーンです。アーニーがアーニーなりのやり方でギルバートを許してあげるんだけど・・・涙出ちゃいましたよ泣きあせる最近映画よく観るようになって涙腺ゆるんできたんかな??いや、でもここのシーンを好きな人は結構多いハズっグッド!


そしてベッキーは、ギルバートのお母さんに会おうとする。もちろん母は自分のこんな姿を他人になんか見せたくない。でも、少しなら、とベッキーとあいさつをする。ここから、このお母さん自身も変わっていく。。

でも、これがきっかけとなって!?色々とあり、母は死んでしまう。いつもは行かない二階のベッドで・・・。最後のがんばり晴れ


ここでのアーニーが自分の母の死を理解したときの行動、そしてそのとき画面が後ろにバックされていくところ。なんともいえない気持ちになった。悲しいとゆうより・・もっと複雑な何かヒマワリそんでまたギルバートたち4兄弟は最後、死んだ母に素敵なプレゼントをするんだよね~流れ星ちょっといきなりな感じで『えぇっっっあせる』って思ったけど、じんわりギルバートたちの母への思いやりが伝わってくる。


最後もさわやかなハッピーエンドで終わり、いい気持ちで終わらせてくれました虹

最後のベッキーが迎えにくるシーン、ベッキーの髪の毛長かったのはエンドーラを去って結構時間経ってるからやろうけど、実際このシーンを撮ったのは一番最初なんやろなひらめき電球まぁ、あんまり関係のないことやけどにひひ


この作品が最初から最後までのんびりとゆうか、そんなに目立ったハプニングとかなかったために、少しあらすじを追っただけに過ぎなった感は否めないけどあせる、ホントこれは観るべき映画ですねアップ主人公ギルバートの気持ちの変化を中心として撮ったのはもちろん、そこに付随されてくるエンドーラの景色・町並み、家族関係、そして弟アーニーとベッキー。これは文字では表せられないことを扱った作品だと思います。

そんでやっぱり、ジョニーデップ、レオナルド・ディカプリオの今後見ることは不可能に近いであろう組み合わせ王冠1そしてなんといっても彼ら二人の作品の中では今のところ星1位星であることは僕の中で間違いないかなっ音譜


そしてなにより、今も印象に残っているギルバートが最後に言った、この言葉・・・


~We can go anywhere 

     

       僕らはどこへだっていけるさ




☆評価☆・・・4.6

日活
ナイロビの蜂

フェルナンド・メイレレス監督。

レイフ・ファインズレイチェル・ワイズユベール・クンデダニー・ヒューストンビル・ナイピート・ポスルスウェイト出演。




レイフ・ファインズは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にも出てた人やね。あんまり、ってゆうか全然知らなかったから、今後気にしていきたい俳優さんですね音譜

レイチェル・ワイズは『ハムナプトラ』シリーズや、『コンスタンティン』にも出てた女優さん。名前は知ってたけど、あんまりどんな映画に出てたんかはしらなかったあせる本作品では結構ちゃんとハマってたんじゃないかな~!?


で、この『ナイロビの蜂』だけど、なんの前知識もなく観てしまいました。。汗結構考えさせられることを扱っているのに意外にビックリ!?で。。普通の恋愛もの、くらいに考えていたんだけど、いろいろと内容的にも複雑な作品でしたねぇ。


アフリカ・ケニアの首都ナイロビでイギリス外交官として働くジャスティン男の子彼は上司の代理で仕方なく、あるスピーチを行っていた。聴いている側も、スピーチしているジャスティン自身も、さっさと終わらせたい、と考えているようなものだった・・・。そしてジャスティンの軽い!?スピーチは終わり、聴いていた人たちもさっさと帰ろうとした、その時。ある女性が質問を突きつけるビックリマーク周りはこんなのに何を質問必要があるんだ?とザワザワムード満点な中、彼女は彼女なりに納得のいかない点を質問する。。自分の考えにちゃんと芯を持った女性、それがテッサだった・・・女の子そして、この薄っぺらな!?スピーチがこの二人をくっつけるものとなる・・・虹


ここでスピーチの後にテッサがジャスティンを自宅に招いて・・・ラブラブって感じになるんだけども、少しいきなりすぎないん!?って思ったんですけど、まぁイギリスの大人な雰囲気でははあんな感じなのかな・・ヒマワリはてなマーク


テッサは弁護士で、救援活動にも加わっていた。だから、アフリカに外交官として飛んでいくジャスティンとともにテッサも妻として、そしてアフリカの現実を見に行くため、一緒に旅立つのだが、これが後々問題を起こしてしまう・・・。


この作品の大部分が現地での撮影だと思うけど、景色がホント最高晴れ大地と青い空しかないんだけど、それが本当の地球の姿。でも一方でそこに住まう人々の現実はどうなのか。食料もまともに得ることができず、援助に頼るしかない実態。HIV、AIDSなど、病気の感染が問題となっている実態。でも、そんな中でも子供たちの目はほんとに宝石のようにみんな輝いていた。先進国に住まう僕らクローバーこの目の輝きを持ってる?と聞かれると、素直にYESと答えられないのでは・・・?そう思った流れ星


このようなアフリカの現状を背景に据えながら、物語は進行していく。

ナイロビの生活にも慣れてきたテッサ。彼女のお腹ににはジャスティンとの間にできた赤ちゃんが宿っていた天使そんな状態でも、現地の医者友達と外に出て、毎日ナイロビのみんなと触れ合っていた。。。ジャスティンはせめて赤ちゃんが産まれてくるまでは、とテッサに家で安静にしておくよう求めるがテッサは聞こうともしない。それだけではなく、その友達の医者とも何か関係があるのでは、とも疑いを持つようになっていた。。。


ここのジャスティンのテッサへの愛情はホントに大きなもので、揺ぎない愛でしたね。もちろん、テッサからジャスティンへの愛も同等、いやそれ以上のものだったんだけど、それが彼女のある“行動”によってジャスティンには違うように映ってしまっていたんだね・・・しょぼん


そのテッサの“行動”とは、国家問題にまで発展するような残酷なものだった・・・。あるイギリスの製薬会社が、新薬の効果をためすため、アフリカの現地の貧しい人々を使って人体実験をしている、とゆうのを突き止めようとしていたのだひらめき電球もちろんその薬の副作用もどんなものかわからない。そんな薬を、“無料で投与してあげます”とゆうキャッチフレーズだけでアフリカの人々を使っているのだ!こんなことを、あのテッサが黙っているはずもなかった。でも、これはそんな一個人がどうしようとしても意味のないものとなってしまう。相手の規模が大きすぎたドクロテッサはその一緒に調査を手伝っていた医者とともに殺されてしまう。。。


愛する妻の死を知ったジャスティン。事故死ではないことは明らかだった。誰が、何のために、なぜテッサを・・・。それを突き止めるため、ジャスティンは立ち上がるのだった!!


ここからジャスティンは少しずつながらも、彼女がしていた秘密の“行動”について知っていくことになる。それだけでなく、テッサの自分への愛は本物であったことをも知る虹自分の“ちっぽけな”疑いはクロだったことを。。愛するジャスティンだけは絶対に巻き込みたくないために、そのことは言えなかったこと。。。“”の強さをより一層感じることができる場面ですよね~黄色い花


最後はテッサのしていたことを全部知ってしまい、ジャスティンの命は・・・!?ってとこで終わってたけど、あれはどうなったんだろうか?もちろん、テッサと同じようになってしまっていたとは思う。でも、彼らの“行動”は決して無駄なものではなく、彼らの“”も決して偽りのなかったもの。アフリカ・ナイロビの壮大な景色・実情を背景に、決して途切れることのない愛をつづった、最高の映画だと、思います。

サスペンスの要素も充分楽しめますし、なにより僕はもう少し大人になってから、もう一度観たい映画ですね、この作品は虹




☆評価☆・・・3.6

アミューズソフトエンタテインメント
メメント


クリストファー・ノーラン監督。

ガイ・ピアースキャリー=アン・モスジョー・パントリアーノスティーブン・トボロウスキー出演。


来た~!!僕の求めていた新しい形のサスペンス星ホントやばい!観たら分かるとは思うんだけど、めちゃくちゃ理解するのが難しい。だから分かる人と全くついて行けなかった人とでは意見が真っ二つに分かれる作品かもしれないひらめき電球でも、僕は僕なりに理解はできたから、結構納得してる。普段DVDなんて絶対買わない自分がこの『メメント』のDVDは普通に買いたいと思ったアップかなり面白かったのは事実虹


保険詐欺の調査員をしていたレナード男の子彼には愛する妻がいた。しかし、ある夜、何者かが家に侵入し、妻がレイプされて殺されてしまう・・。それを目撃してしまったレナードは犯人を撃ち殺す・・・。しかし、後ろからもう一人の犯人に頭を殴られ!?頭の記憶の部分に損傷を負ってしまう・・・爆弾

その病気は、前向性健忘という記憶障害だった・・・。それは、事件の前までのことはきちんと覚えているのだが、それ以後のことは10分たりとも記憶しておけないとゆうものだった。。。そんな状態でも、愛する妻の為、自分を殴ったもう一人の犯人を探す事を決意する。また、レナードは記憶しておくための手段として、つねにポラロイドで写真を撮ってそこにメモを書き、大事なことは体にタトゥーを彫り、犯人の手がかりを追っていくことになる。そして、唯一の手がかりが、その犯人の名が“ジョン・G”だとゆうこと・・・。


最初のシーンは、一枚のポラロイド写真をうつしているところから始まる。しかし、そこに映っているのは何者かの死体。そして、普通ポラロイド写真といえば、時間がたつに連れ、映像が鮮明になっていくものだが、ここでは逆に、画像が薄く、どんどん色あせていく。。。

そう、この映画は時系列を最初から全く逆にしていて、また単に時間を逆にするだけでない手法を使っての新しい映画虹オチを最初に持ってきたり、時間軸をずらしたり、人物の名前をごっちゃごちゃにしたり・・・そこに主人公の記憶喪失とゆう最大のポイントを持ってくる事によって、観る側をひきつけて行くのだ・・・クラッカー


ホントに僕ものっけから話の理解に苦しみましたあせる主人公の名前がレナードであったり、レニーというニックネームでも呼ばれていたり・・・。色んな所から、この監督は見ている側の頭を混乱させようとしますショック!


で、その時間軸のずらし方がホント斬新で、これを自分なりに説明してみたいと思いますニコニコひらめき電球


まず、この話が、10まであるとします。ふつうの映画ならから始まり、内容・時系列ともに10で終わるハズ、ですね。で、最初でもゆった通り、本作品ではオチが最初だから、が最後となっていて、10が話の始まりなんです。でも、このメメントではそれだけじゃない。そこにもう一つの時間軸ズラシが仕組まれていたんです。

実は、.・・・・とゆう風に単純には進んでいかないんです(ここが説明しずらいんだよあせる笑)ひらめき電球例えば、の区切りの初めの方だけ見せて、次にスグの少し前からそのさっきの1の場面に戻っていく、とゆう方法でから10まで繰り返して流していくんです。わかるかな~!?わからないですよねぇしょぼんあせるはてなマーク笑 しかし、一つのシーンでだけ、これを無視して流されているシーンがあるんです。バーでのナタリーとのやりとりのところひらめき電球まぁあそこは笑いを取るためでもあり、レナードが本当に記憶障害を持っているのかを確かめるところでもあるので、必要な場面ではありますよねアップこれが僕の精一杯のメメントの時系列に関しての説明であり、これが“真実”なんです。分からなかったら、ホントに自分の目で観てほしいグッド!そして、その時系列がぐちゃぐちゃな流れに、モノクロのシーンが間、間に挟まれていきます。これは真実に導いてくれるためのヒントを織り交ぜた場面って感じ。


で、そのポラロイドに映っていた死体の張本人とレナードは出会う(時間でいえば、死ぬ前にすでに何回も会ってる)。彼の名は、テディ。気さくで頼れる存在だ晴れでも、レナードの頭にはもちろんテディの文字も顔もない。。。毎回初対面だ。だから、レナードはこのテディのポラロイドも撮っておいたのだ・・・カメラしかし、そこに書かれていた言葉は、『テディのゆうウソは決して信じるな』であった。これがレナードのテディに対する間違った!?印象となってしまっていたのだが。。。。


話の内容を、追って説明するのはほんと難しいので、この作品に関しては、その部分には関わらないでおこうと思います。ネタバレにもなるしにひひはてなマーク笑 


で、このメメントのDVDが欲しくなったのは、面白かったのはもちろんなんですけど、実は“リバースバージョン”なるものがついているんですひらめき電球ちゃんと10からの順に、普通にメメントの真相を確認させてくれるバージョンがあるんです。絶対これは観た方がいいですよね!最後まで観てみましたけど、これでも普通に映画として楽しめるサスペンスだなと思いました。無理やり繋げた感は否めないけども・・・汗


んで、ここからちょっと僕なりの意見ってゆうか、真相を書きたいと思いますチョキメメントをちゃんと見た事ある人だけねんにひひNG




まず、時間の普通の流れではレナードが麻薬の売人ジョーを殺してしまうけど、あれはテディがレナードの記憶障害を利用して“殺させた”んかな??分け前は二等分だ、とかゆうてたんだけども。。。このテディとゆう人物も、警察官なのか、それとも元警察官なのか、はたまたゆっていた単なる情報屋なのか分からないままだ・・・オバケでも一方ではレナードは前から麻薬の取引には関わっていたようなこともゆっていたし。モーテルを取引現場にしているとかなんとか・・・それに、廃屋でジョーがレナードと対面するとき、初めて会った感じではなかったよな??死ぬ直前に“サミー”の言葉も発していたし・・・。考えれば考えるほど謎に深まっていってしまう・・・晴れそれに、レイナード自身が保険の調査員だったことは事実だけど、サミーは実はレナードのような病気は持っていなくて、それもレナードの記憶違いだったのだ。そこに、妻を実際に殺したのはレナードだったとゆう事実が浮かんでくる。そう、レナードはサミーに自分を投影し、ジョン・Gとゆう架空の人物を作りあげ、昔の記憶の部分で逃げているところがあったのであろう・・・。(レナードが妻を実際に殺したかは確実には分からないけどダウン)でも糖尿病だったのは実はレナードの妻だったとテディがゆっていたし、これは本当なのかな黄色い花んじゃあ、記憶障害となった原因はジョン・Gに殴られたから、ではないのか・・・汗!?

で、もし以上が本当のことなら、殺しをさせたテディが周りまわって、最後結局殺されたのは、しょうがないことだったのかもしれない。。そしてレナードはそのためにただ動かされたコマに過ぎなかったのか・・・はてなマーク


記憶が10分ももたない・・・最初のポラロイドの色が逆に色あせていくことで、記憶がなくなっていくことをも暗に意味していた。妻の(妄想の)復讐のためだけに生き、自分を本当に助けてくれる人はおらず、信じていいのは自分の体に刻まれた刻印だけ。いや、それさえも信じていいものなのか・・・。“孤独”と“記憶”が入り混じった深いものでした。

ちなみに、『メメント』は『記憶』を意味するんだそうですよ音譜

一度、是非観てみてくださいビックリマークハマる人はホントにおもしろい映画だと思います虹




☆評価☆・・・4.7

東宝
県庁の星 スタンダード・エディション

西谷弘監督。

織田裕二柴咲コウ佐々木蔵之介和田聰宏紺野まひる井川比佐志益岡徹奥貫薫ベンガル酒井和歌子石坂浩二出演。



西谷監督は、あの大ヒットドラマ『白い巨塔』を手がけた人。今回が映画製作デビュークラッカーだから石坂浩二が出てたんやね~。なんか今まで味わったことのあるような雰囲気やったから晴れ

で、やはり織田裕二は普通にイイグッド!安心して観れる、邦画俳優の一人やと思う!

柴咲コウは普通に好きなんで、今回の作品ではどんな役柄で出てくるかが楽しみでした音譜今回はいつもと違って!?冷たくあしらうようなところもあったけど、人情味あふれたところの方が多かったニコニコうん、こんな柴咲コウもいい感じですねん虹

で、今回の発見だったのは、和田聰宏。見た事あるかもしれないけど、なんか惹かれた。今回の映画の役柄でかも知れないけど、かなりかっよくて男らしい人でした男の子あーゆう感じの人に憧れますなぁキラキラ目はちょっとカメレオンみたいだったけど。。笑 今後期待していきたいですビックリマーク


県庁で働く公務員、野村聡。エリート街道まっしぐら、マニュアル通りに行動し、出世のためなら周りのものは犠牲にする、いわゆる頭がガチガチの男だ男の子彼は200億円にも及ぶ大プロジェクトのメンバーに入るため、お偉い方の議員、そして建設会社の社長など、さまざまな方面から知名度をあげようと、日々奮闘していた・・・。そんなか、民間企業との人事交流といった、公務員と民間との間の接着剤のような関係を強める為の研修プロジェクトが発表される。これが上手くいけば、200億もの大(税)金での事業が円滑に進められる。だから、これは県の側としても、そしてなにより、野心家の野村にとっては本当に大事なものであった。そして彼はめでたく!?この研修メンバー7人のうちの一人に選ばれ、半年間の任務を命じられるのだが・・・

野村の研修先は、今にもつぶれそうで、客の姿も見られないようなスーパーさくらんぼだった。。。『エリートの俺が、こんなところで働くのかむっ』と思ってしまうがこれも出世のため、と彼は彼なりのやり方で、半年間乗り切ろうとする晴れ

そこで、そのスーパーの店長から紹介された、野村の半年間の教育係は、なんと年下のパート店員、二宮あきだった女の子彼女はパートだが、その歴は長く、みんなからの人望も厚くて、このスーパーの“隠れ店長”的存在だったひらめき電球

そん県庁のエリートの頭ガチガチクンむっと、そのときそのときで対応する、現実的な女性天使、二人の研修生活が始まったアップ


ん~やっぱり『スーパーもの』はイイねっ星スーパーの女』とか僕、あーゆう感じの好きクラッカーそれと、やっぱスーパーを題材にしてるのが身近に感じれるし、何よりスーパーの裏側の意外なところを知れたりするのが楽しくもあり、勉強にもなる音譜

フライの2度揚げなんかアルバイトの人らは普通にみんなやってることでしょ!笑 僕は回転寿司でバイトしてたことがあるけど、まさにあんな感じで、客の人には絶対言えないようなこと多々あったし・・・あせる

今回は、県庁のエリート、つまり県庁の星の男と、パート店員ってゆう異色な組み合せやけど、これが逆にホントにイイ効果を出していたと思う。

最初は接客マニュアルもなく、そのときそのときで問題に対処して行く事に戸惑いを感じる野村。でも、それが現実で、理屈をいちいちゆっていたら、お客様の対応、ニーズに応えてなんかいられない。それが民間とお偉方政府職員との違いであり、お互いの考えが実際離れているところ。ここでモロにそうゆう食い違いの現在の日本の!?状況を描くのに成功していたと思う虹


野村は、二宮に色んなノウハウを教えてもらっていったり、自分の完璧だと思っていたプランが全く良き方向にいかなかったりで、少しずつ変わって行く。。人間、なんでもかんでもマニュアルなんかが必要なんじゃない。何事にも素直に耳を傾けていくことが大事とゆうことを・・・ヒマワリ


やはりここでも、野村と二宮の関係に上手くスパイスを加えていたのが和田聰宏。この人がスパイスとなっていたのはもちろん、自身の姿も変わって行くのに顔が思わずホコリニコニコ一番笑えるところは、やっぱり『ちっちゃい“っ”の場面』とか、ツボにはまる人は『A、Bにこだわるところ』でしょうねひらめき電球これらは、観たらどうゆうことか分かりますよん音譜で、ちょっと腑に落ちなかったのが、野村が今まで築いてきたものが一気に崩壊してしまう、あの雨のシーン雨二宮との絡みも映画に入れたかったのは分かるけど、少し長すぎでしつこく感じたかな。あそこはもう少し編集でスムーズに終わらせてほしかったと思う黄色い花


そして半年間の研修も無事に終え、野村自身も半年前とはまったく違う姿に変わっていた晴れ何事にも柔軟に対応できる男に変貌していた。


まぁここからは、終盤にかけてのためのシーンって感じですコスモスてか、石坂浩二演じる“古賀議員”は、昔経歴に偽りがあって色々と話題になったあの古賀議員本人とはなんか関係あるのかなはてなマーク笑 雰囲気・容貌は全然違うけど・・ダウン


最後の野村と二宮の関係もあの終わり方でよかったよね~虹キスとかする関係まで行っちゃってたらダメだわさ・・笑。

んで、やはり最初から最後まで野村の心理、税金の問題を暗に意味していたのが、コーヒー(エスプレッソ)でした音譜

この映画は心構える必要もなく楽しめるところもあり、それだけでなくちゃんと気軽に学べるところや、考えさせられるところもあって結構いい作品やと思います。普通に面白かったしっ虹120分の作品には感じず、あっとゆう間に終わりますよOK




☆評価☆・・・4.4

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション


ティム・バートン監督。

ユアン・マクレガーアルバート・フィニービリー・クラダップジェシカ・ラングヘレナ・ボナム=カーターアリソン・ローマンマリオン・コティヤールミッシー・パイルスティーヴ・ブシェミダニー・デヴィート出演。



いい映画。ホント前評判通りの、いい映画虹それに尽きるひらめき電球

ティム・バートン監督ならではの世界が最初から最後まで、この作品の内容に上手く作用していた。普通の家なんかも、この監督のだと、なぜかファンタジックに感じるヒマワリマジで不思議な空間だった。

ユアン・マクレガーは意外にも『アイランド』で初めて知った。そこから彼についてもっと知りたくなっていたところに、この作品に丁度出演していたからうれしかった。でもそれだけでなく、この『ビッグ・フィッシュ』で若き日のエドワード役として、新たなユアンの一面を見る事が出来た。さりげない優しさ、どんな事にも果敢に挑戦していく精神、そしてなによりも、皆を想う気持ち。。。こんなありふれたような役は逆に演じるのは難しいのではないか、そう思った音譜

ヘレナ・ボナム=カーターは『ティム・バートンのコープスブライド』にも声で出でいたけど、ティム・バートン監督の奥さんだよね。この作品では、ユアンの奥さん役を演じてたけど、めちゃキレイだったキラキラあの黄色い花をバックにしたところはかなり新鮮な絵にみえる黄色い花


ある夜、盛大な結婚式が行われていた。主役の二人は、ウィルと花嫁のジョセフィーン天使そこで、ウィルの父であるエドワードがいつものように、ウィルの生まれた日に釣ったとゆう巨大魚の作り話を始める。。その話は友達のみんなからは楽しまれ、最後のオチも上手くまとまっており、現実か嘘なのかは分からないが、ファンタジー性に富んだ、本当に楽しませてくれるものだった。しかし、ウィルはそんな父の子供じみたホラ話をまさかこの年にもなって、ましてや自分の結婚式に聞かされるなんて・・・とついカッとなり、エドワードと喧嘩してしまう。そこから、彼等の関係は悪くなり以後3年間、お互い口をきかない状態になってしまうのだが・・・。

オープニングから、水の中、そして巨大な魚。。。ホント最初から画面に引き込まれました流れ星あの巨大魚は恐らくCGだろうけど、かなりキレイで、美しく描かれてました虹


月日は流れ、ジャーナリストとして働く日々を過ごしていたウィル。もちろん、あれから父とは直接会話を交わすことはない。でも、母を経由しては話す事もある、といったまた不思議な感じになってしまっていた・・。

そこに、来た一本の電話携帯老人である父エドワードの容態が思わしくないとゆうのだ。。そこでウィルと妻のジョセフィーンの二人で、久しぶりに実家に帰ることになる・・・車


ここの久しぶりに会う父と息子の描写。最初はやっぱ少しギクシャクするところはあったけど、でもウィルは別に父の事を嫌いではないし、次第に打ち解けていき、話題は小さい頃から何万と聞かされた、父エドワードの昔話のことに移っていく・・・・。


ここから、ユアン・マクレガーの登場です音譜この若き日のエドワードの嘘(実)話と、現在のエドワードとウィルの話の掛け合いが交互に描かれて行きます。自分の死ぬところが映し出される右目を持った魔女の話、巨大な人間が街に現れた話、不思議な街での話、サーカス団での話、そしてエドワードの今の妻との馴れ初め・・・晴れホントに色んな話が出てきます。どれもが観ている側を楽しませてくれ、そして心暖めてくれるところです。でも、これらのエドワードの話は本当にあった話なのか、それともエドワードが皆を楽しませるために作った単なる作り話なのか。。。ウィルはそれをものすごく知りたがるけど、エドワードは教えてくれない・・・。でも、現実の時間が進むにつれ、次第に本当にあった話もあることを知る・・・。

そして、ついにエドワードは病院に運ばれ、人生最後の夜を迎えることになってしまう。。。最後の最後を見届けたのは、ウィルだった。しかも、父がゆっていた魔女の話の続きを、それまでそんな嘘話なんか嫌っていたウィルが話出す・・・虹


最後、父さんはみんなに見送られて、そしてあのでっかい魚となって帰っていくんだ・・・ヒマワリ


ここはさすがに涙流れましたね。。。あ~最近泣いてしまう映画が多いしょぼんあせる笑 ここのシーンホントいいね!音楽もやし、もちろん映像も。父が今まで話していたことは、別に作り話でもいい。父が死ぬ手前で、初めて気づくウィル。。。ここマジでヤバかったぁ・・・虹僕実はこの二人の親子関係、すごくわかるんだよね。。自分の父さんは今単身赴任していて、普段なかなか会えなくて、小さい頃ほど会話することがなくなってきた。もちろん、家に帰って来た時はいつものようにボケてボケて、笑わせてくれるんだけど、お互いどこか壁を感じるようになってて・・・。自分がこのウィルのように年をとっていってて、親離れしているってのもあると思う。でも、やっぱり誰がなんといおうとも、僕たちは父と息子の関係なんだから・・・そんなことを改めて考えさせてくれました晴れだから、最後の病室でのシーンで、ウィルのように、父が死ぬときまで自分がこんな関係で終わってしまっちゃったら・・・とか考えてたら感情移入しちゃって・・・・・しょぼんって感じで。。。笑 でも、ホントにホントにいい作品。父と子の関係をティム・バートンなりの世界観で訴えてくる、そんな映画でしたっ虹


ユアンの演技も見れたし、結構色んなところで男子の僕としては満足ビックリマークちなみに、あの巨人の人は実際にいて、確か身長世界一位でギネスに載っていらっしゃいますニコニコ笑 他の作品にも結構出てるみたいだしアップ




☆評価☆・・・4.1

角川エンタテインメント
SAW ソウ DTSエディション


ジェームズ・ワン監督。

リー・ワネル脚本。

ケイリー・エルウィズダニー・グローヴァーモニカ・ポッターリー・ワネルトビン・ベルディナ・メイヤー出演。



最初これを観たときの衝撃は今でも忘れませんね~クラッカーそれまで出会ったことのない驚き・ハラハラ感、そして最後の最後のあのオチ。。。どこをとっても、スリラーの“傑作”といえるでしょう虹

で、今回改めてもう一度観てみたんですけど、話の流れや、最後を知っていてもやはり、楽しめる作品でした星分かっていても、思わず顔を覆ってしまう光景も多々あり・・・ガーン汗笑 かなりの低予算、かつ最初は何もないところからスタッフが頭を捻りつぶして製作していったからこそ、出来あがった作品ひらめき電球


目覚めると風呂桶の中に沈められていた男、アダム。何がなんだかわからず、まずは風呂桶から出てみる。。。しかし辺りは真っ暗で何も見えない・・・当然パニックになってしまう。そこにそのアダムのいる密室の部屋から別の男の声が・・・オバケ

その声の主の名はゴードン。職業は外科医。彼もわけもわからず、この部屋に閉じ込められていた。二人共パニックになりながらも、ゴードンが電気のスイッチを見つけ、点灯させてみた・・・。すると、部屋の真ん中には、顔が真っ赤な血で染められた死体が転がっていた・・ドクロあせる


このアダムを演じているのが、『SAW』シリーズの脚本家であるリー・ワネルだ。『マトリックスリローテッド』でも製作に参加している。で、もう一人のゴードン役のケイリー・エルウィズは、前に観た『ライアー・ライアー』に出てた人男の子この人は意外にも!?色んな作品に出てますね虹

それにしても、この映画の最初の幕開けからグッと画面に引き寄せられますグッド!水の中になぜかいる男・・・そして明らかに意味ありげな“カギ”が風呂桶の栓から落ちて行ってしまう光景・・はてなマーク最初から全てに抜かりなしです音譜またなぜか死体があるってのも、ホントなら気にすべきだけど、自分の身に起きている事さえ理解できないがために、考えてられない・・あせるため息でるね・・・にひひアップ


しかし、二人は落ち着いて辺りを探すうちに様々な、助かるためのヒントを見つけていく。しかし、逆にそれらはより一層二人を追いこんでいってしまう。。。そう、全てはこの犯罪の首謀者、“ジグゾウ”の手の平の上で転がされていたに過ぎなかったのだ・・・ショック!NG

アダムとイブ・・・でなくて、アダムとゴードンは(笑)、なぜ自分がここにいるのかを自らの曖昧な記憶をたどり、自分なりに解釈して行く・・・。そしてそれが、なぜわざわざこの二人が同じ部屋なのか、そしてコレをやらかしている犯罪者のこともわかっていくのだが・・・ドクロ


この二人の居る部屋と、外の世界・過去の記憶のシーンの織り交ぜ方がまた絶妙です虹この部屋がいったいどこなのか、ジグゾウはいったい本当は何処にいるのか、そして二人は助かるのか・・・観ているこちら側に上手く喚起してきます黄色い花

観たことのある人にだけ分かる、最後のあのオチ、やはり凄いですよね。一人取り残されたアダムの背後から奴がムクッと起き上がる、あのシーンひらめき電球

最初観たときは、はてなマークはてなマークはてなマークって感じで、そこから・・・・ガーンあせるあせるへと変わって行く。ここでまさに最初から最後までの話の流れが一本の線で繋がってしまう。抜け目なし!!

自分が末期ガンの病にむしばまれているジグゾウだからこそ、“生きる”ことに無頓着な人間に“生きられる”幸せを再認識させてやる・・。


僕が一番エグさ・恐怖心を感じたところは、やはり女の人がカギを探す為に、生きている人の胃袋をぐちゃぐちゃにせねばならないシーン晴れあんことするの、普通の人間なら無理な事でしょ・・笑。まぁこの強い忍耐力?を持った女性が『SAW2』に関係してくるんですけどね星やはりどうしても続編『SAW2』は本作には、内容・怖さ、共に劣ってしまうところがありますダウン仕方ないことなのかもしれないけど。。


そうゆうのもあって、“前評判”や“DVDのパッケージ”だけでなく、ちゃんと中身がこのSAWを上回ってくれる作品が出てきてほしいっ虹

だからこそ、色んな問題でも話題になっている次作品『SAW3』に期待したいですニコニコ

公開日は、11月18日ヒマワリ




☆評価☆・・・4.8




いやはや、やっと観終わりましたチョキTSUTAYAに何回行ってもなかったから、諦めてたんですけど、ようやく今日見終わりました虹

ん~それにしても・・・。こりゃシリーズ最高傑作とゆわれますね音譜あせる

最初の方は僕的には、別に普通やん!って感じで観てたんですけど、やはり話が進むにつれて、今までではありえなかった格の人物がテロに関わっていたり。。。二転、三転話がややこしくなっていくのも、ハラハラドキドキで・・・


いや、ホントすごかった!!


24は高校時代の友達から勧められたのがキッカケで、シーズンⅠからもうずーーーーーっと24ファンですが、これがやはりシーズンⅧまで続くとなると、うれしいんだか、どうなんだかにひひ

それまでキーファ・サザーランドはあの容姿のままちゃんといってくれるのかな~はてなマーク頑張ってほしいですねニコニコ


さて、シーズンⅤ。最後の終わり方・・・あれはナシでしょ!!観た人ならわかるこのもどかしさ!!

まさか、シーズンⅣのあいつがまた出てくるとは・・・。いったいどーすんのよ!?もう帰ってこれないやんショック!あせる

こうなったら、次は全編○○(どこかの国♪)で撮ってほしいですねドクロ汗


ホント、僕らにシーズンⅥを観させる度100パーセントな仕上がりで終えました。。笑 アメリカ行きたいわ~生で24観たいわ~アップ


絶対、Ⅵは観なきゃだめでしょっグッド!あーマジで今から楽しみだわさっうまー!チョキ


ちなみに、みなさんは24を字幕で観てますか?それとも吹き替え??

僕は吹き替え派なんですよね~アップ映画はもちろん字幕で観るんですけど、なんか海外“ドラマ”となると、吹き替えがしっくりきちゃうんだよな~。小山力也さんの声も好きやし虹まぁ、どっちゃでもいい話ですねニコニコ


そんでもって、他に今僕が観てる海外ドラマは、プリズンブレイク、だけ。InvasionをAXNでやるから観ようと思っていたんですけど、初回を全部見逃してしまい、それから全くです。。。LOSTもなんか好かんのです・・・あせるちゃんと観てみたら絶対ハマるとは思うんですけどねっヒマワリ

あと、スーパーナチュラルも一話は見たんですけど、続きを観るのか、今悩み中で。。それに吹き替えしてるのが、どちらとも好きな成宮と次長課長やし・・・虹次、TSUTAYA行ったときに決まりますねグッド!


で、今僕が24、プリズンブレイク、の次に気になっているのが、『ポイントプレザント』です。

たしか24シーズンⅤのDVDの7枚目くらいに特典として入っていたと思います。

一応観てみたんですが(FOXの思惑通りですね・・・笑)、結構気に入りましたよアップ

ちょっと宗教とゆうか、悪魔とかそっち系が絡んでる作品やと思うんですけど、多分今後僕は観て行くと思いやすOK

しかも24のあのCTU局長サマが出てたんで、それも興味をそそられた要因の一つですねにひひ



そして最後に、プリズンブレイクDVD vol.8以降の貸し出し開始日は、



12月2日・・・vol.8・9・10


12月16日・・・vol.11・12



これは、脱出するまでももちろん見所ですけど、やはり脱出してから、が僕の気になるところ音譜

ワーナー・ホーム・ビデオ
ティム・バートンのコープスブライド 特別版


ティム・バートン監督。

ジョニー・デップヘレナ・ボナム=カーターエミリー・ワトソンクリストファー・リーダニー・エルフマン出演(声)。



これまで少し重た目な作品が続いていたんで、今回はゆっくりと観れる作品にしようと思い、これに決定ニコニコ

ティム・バートン監督はかなりの“オタク”さでも有名ですが、ディズニーに居たこともあり、やはりこの人の世界観は変わってるけど、キレイ星空キラキラこれまで『シザーハンズ』、『エド・ウッド』、『スリーピー・ホロウ』、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』、『ビッグ・フィッシュ』、『チャーリーとチョコレート工場』などなど、有名な作品が本当に多いですね虹シザーハンズを観たときは、かなり小さい頃だったんですが、それでも僕の心に強く打つものがあって、今でも覚えています音譜やっぱりもう一度観たい作品です星

ジョニー・デップはもう日本に知らない人はいないくらいなんじゃないかな??本当に端から端まで、どんな役でも演じきってしまう役者さんですよね~OKなんといってもあのフェミニンなカッコ良さの持ち主ですしねっグッド!


このティム・バートンのコープスブライドですが、ティム・バートンとジョニー・デップの強力ダッグもさることながら、撮り方が昔ながらの“コマ撮り”を使っているんで、少し普通とは違った感じで画面は進んでいきます。でもこれに違和感を感じることはなく、上手くこの作品の雰囲気を出すのにもちゃんと成功していました。それぞれのキャラクターに個性がハンパなくあるのも、ティム・バートンの絵心から来ているんでしょうね。。ホントに虫からヒントを得たような顔の輪郭とか、みんなかなり変わった顔をしております・・晴れ


家の財政状況が振るわない一家同士の結婚を間近に控えていた。新郎のビクターは、心優しく、思いやりもあるが、どこか頼りがいのないところもある、そんな男だ男の子新婦のビクトリアもビクターの事を愛し、結婚の日を心から待ち遠しく思っていた。しかし、この両家の親たちがまた、この結婚を機に、世間様の名声回復を狙う、野心剥き出しの、観ている側には少しいただけないような性格汗

そんな中、事は順調に運んでいき、結婚式の練習の日天使神父を迎えての大事な日だ。しかし、ここでビクターはあまりの緊張のせいか、肝心な誓いのセリフをうまく言えない。何回やっても同じ。。。それを見かねた神父は怒って帰ってしまう。。。。


落ち込んだビクターは夜の林道で一人歩きながら、セリフの練習をしていた。周りには誰も居ない、妙に静かな雰囲気だ・・・。そこで、たまたまではあるが、ビクターは誓いのセリフを、上手く言う事が出来てしまった・・・ドクロそしたらいきなり、地面の中からウエディングドレスに身をまとった女性が現れ、ビクターを死者の世界に引きずり込んでいってしまう・・・ナゾの人


一方、肝心の新郎がいなくなって、両家の親たちは気が気でなかった。新婦であるビクトリアもビクターのことを心配するが、そこにいるのかも分からない。。。するとそんな時に、ある男がビクトリア家を訪れる。そしてなぜか話の流れで、この男はビクトリア家に泊まらせてもらうことになるのだが、いったいこの男は何者なのだろうか・・・はてなマーク


そして当の新郎、ビクターだが、目覚めると、周りには骨だけのガイコツ人間、体が真っ二つに分かれてしまう男、顔だけの奴、喋り出す虫たち・・・まさにビクターは死者の世界に来てしまったのだショック!でも、みんな実は気さくなものたちばかりで、最初は戸惑っていたビクターも、彼等のもてなしで次第に恐怖がなくなっていく・・・アップそしてビクターを死者の世界へ誘拐!?してしまった張本人の女性だが、実はある理由があったのだ。昔、この女性もある男と結婚間近、とゆうところまできていた。あのビクターをさらった林道で、ウキウキとした気分でその相手の男を待っていたのだが、何者かに襲われ、殺されてしまう・・・ドクロそれから、死者の花嫁・“コープスブライド”としてこの女性はその男をずーっと待ちつづけていたのだが、そこにビクターがたまたま現れ、連れ去ってしまった、とゆうことなのだひらめき電球

ここでのシーンで、ディズニーでよくある歌や踊りを虫たちがする場面があるんだけども、やはりここは普通に楽しめますねっチョキ観ているこっちまでノっちゃう感じです音譜


そして、一方、なぜかビクトリア家を突然訪れた男と、ビクトリアの結婚の話が進んでいたのだ・・・。この男の狙いは本当はいったい何なのか・・・はてなマークはてなマーク分からぬまま式は進んでいく・・・・・と、ここで突然あのビクターが帰ってくる!!

・・・とまぁこの続きは実際に観てくださいなニコニコ終わり方は、ありがちっちゃーありがちやけど、すっきりとしてて、心暖かく終わらせてくれます。また、全編79分とゆうこともあり、すこしトントン拍子に話が進み過ぎた感じもするけど、この長さでよかったと思う音譜秋の夜長に、軽い気持ちで楽しむには持って来いの作品だと思いました虹




☆評価☆・・・3.3

松竹
モンスター プレミアム・エディション

パティ・ジェンキンス監督。

BT 音楽。

シャーリーズ・セロンクリスティナ・リッチブルース・ダーンスコット・ウィルソンプルイット・テイラー・ヴィンスリー・ターゲセン出演。



シャーリーズ・セロン。この一言虹今まで観た『イーオン・フラックス』、『コール』でのあの美しい姿とは、まさに別物・・・。この変貌ぶりは観る前から聞いていたけど、これほどまでとは。。。しかも鏡越しに彼女の体全身を写したところでは、ぜい肉ブヨブヨやし、肌汚いし・・・あれはちゃんと観る側が、この人を“演者さん”としてきちんと認識して見るべきものですねグッド!これでアカデミーとゴールデングローブの主演女優を受賞したんだけども、コメンタリーでのセロンの話から、この姿をフィルムに残したことに全然後悔の様子は伺えませんでした。凄い・・すげ~明らかに40代後半のオバチャンでしたよねぇ・・・あのギャップの凄さから、ショックは隠しきれなかったですしょぼんあせる てか、最後の最後まであれがセロンだと信じれなかった。。信じたくなかった。。。ショック!ホント、そんな感じ。マジでショックーーーーーー!!

監督、バティ・ジェンキンス。この『モンスター』が初めての映画製作だそうで!自身もこれが初めての作品でホントうれしい、と言ってましたぺここれからの作品に期待したいですねっニコニコ


これは作品の冒頭にも出てくる説明のように、実際にあっった話晴れアメリカで初めての、女性の連続殺人犯アイリーン・ウォーノスについて描かれている。なんでこんな人をわざわざ題材にしたんだろう? って読んだだけならそう考えると思う黄色い花でもホントにこの映画、何が言いたいのか掴みにくくて、ホントのところ、かなり重い。実際今、どうやってこの作品の感想等を書いていこうかも、かなり考えながらだからめちゃくちゃペースが遅いあせるなんてゆえばいいんだろはてなマーク話の流れは別にサーって書ける感じなんだけど、その場面場面についての自分の感想、想い、感じた事がいつものように書けない、てゆうか指がほっとんど動かない感じガーン笑 でも、この伝記映画が言いたいことは、ただ単にセロンの演技のすばらしさだけではない、と観れば少しは感じるところが出てくると思うビックリマーク(もちろん、セロンの迫真の演技なしには成り立たなかったけどねうまー!チョキ)



13歳の頃から、弟たちのためにいつも夜には街へ出て娼婦として働いていたアイリーン。それが親にバレて勘当され、家を追い出される・・・。

でも、そんなアイリーンにも夢があった。将来はハリウッド女優になって、そんでもって男の子たちからもモテるような女性になること晴れしかしアイリーンの人生はそう簡単にうまくはいかなかった・・。世の中の“汚い”ところばかりを見てきた彼女は、どん底までいき、神様にこんな事を誓ったのだ。『娼婦として作ったこの最後のはした金で一杯飲んだら、もう自分は死ぬ。』と。そしてその夜、ある女と出会う・・・。

その女性の名はセルビー。彼女は実は同性愛者で、一人飲んでいたアイリーンに、この時はそうゆう気持ちではなく、気軽に話し掛けた。二人の話は盛り上がり、セルビーは自分のうちに泊まるよう招待する。ここでアイリーンは飲む前の時の気持ちもあり、少し戸惑うが、セルビーのなにかに引き寄せられ、アイリーンは結局、セルビーの親もいる家に泊まらせてもらうことに。。。

その日から二人はちょくちょくどこかに出かけては楽しい日々を過ごす・・虹あるスケートで遊んだあと、裏通りで二人は友達以上の関係になる。アイリーンは今までそんなことはなかったが、セルビーだけ、そしてセルビーの優しさに包まれたからこそのものだったのだろう。。。


しかし、一方でセルビーが“娼婦”と付き合っているとゆうことが親にバレてしまう・・・。こうゆうことには厳しい親で、ましてや女性と・・・女の子セルビーはアイリーンとはもう会わないよう説得するが、セルビーは拒んだ。ここでセルビーと親の間にも亀裂が入ってしまい、アイリーンは愛するセルビーを連れ出し、二人で町を出る事にする車ヒマワリ

モーテルで夢の二人だけの生活を始めるが、もちろんお金が持つはずがない。ここでまたアイリーンは道に出てセルビーのために金を稼ぎに行く。。。

その夜、いつものように一人の男をゲットする。人気のないところまでいき、事を成そうとするが相手の様子がおかしい・・・。相手の異変に気づいたアイリーンはなだめるよう説得するが、もう遅かった・・。アイリーンはいきなり殴られ、意識を無くす。。。ぐぅぐぅ

起きると、腕を縛られ、顔は血まみれの状態だった・・・ガーンキノコ男はアイリーンが意識を戻したことに気づき、また襲いかかろうとする。しかし、縛られていたロープがとっさに外れ、車にあった銃で男を撃ってしまう・・・。


このシーンにおいて、製作者側たちの間で二つの意見があったみたいです。このアイリーンの行動を衝動的で自己防衛的なものとして捉えるか、それとも彼女の奥底にあったもの、“モンスター”なるものが目覚めたような感じのところなのか。僕はこの映画のことしか知らないし、実際このシーンだけから判断すると、明らかに前者の考えが正しいと思うひらめき電球でもわざわざこんな相反する二つの意見が存在するのは、やはりホントのところの事実が正味どうなのか、なんでしょう虹監督が女性で、やはりこの監督自身がアイリーンを理解しようとしたのもあり、あのシーンはあーゆう描き方となったのかもしれませんね。難しくて考えさせられる場面です。


アイリーンは死体をどかし、車だけ奪ってセルビーの待つモーテルへと帰る・・・。次の日の新聞で、この事件に関してなにも自分が関係している証拠がないことを知りホットする、のだが、ここからアイリーンの奥に潜んでいた、“モンスター”が呼び起こされてしまったのだ・・・。今まで自分が受けてきた仕打ち、人生、色んなものが一気に溢れ出し、そこから彼女は夜に男を引っ掛けては、殺し、車を奪って逃げるとゆう行動を繰り返すようになるドクロそしてやがては“連続殺人犯”として似顔絵をも世にまかれることになってしまうのだった・・・。


最後の飲み屋ではあっけなく捕まってしまいましたコスモスセルビーへの愛情は決してなくならない。最後のセルビーとの電話でのセルビーの裏切りとまではいかなくとも、気持ちの別れ、そして裁判でのセルビーのあの表情。そりゃアイリーンにとっては残酷なものだったに違いない。でも一方で“殺人”は決して許されるものでもない。最後アイリーンが警官二人につれて行かれるときに、ふっと後ろを振り返ったときがなんだか一番印象的でしたヒマワリいったい、彼女は何を見ていたんでしょう?いや、“だれ”を見ていたんでしょうか・・・。

監督がコメンタリーでこう言っていました。『この世の中に、本当のモンスターなんて存在しない。いるならホントにごくごく少数。でも、人間の奥底にはアイリーンのようなものが、みんなの中に潜んでいるんです。

人生何があって、自分がどうなっていくかなんて誰にも分からない。そして何が正当で何が間違っているかなんて誰も決めることは出来ない・・・。なんかホントそんな難しいこと深く考えさせられる作品でした音譜


ふぁ~・・・やっと書ききれましたあは♪クラッカーでも自分が感じたこと、見たことをちゃんと全部書けたのか?とゆわれると、素直に首を縦には振れないです。いや、でもホント難しながらもイイ映画でした。まぁシャーリーズ・セロンのあの姿がショックだったのが一番かもしれないけど・・・しょぼんあせる笑 エンディングのBTの音楽、あれ絶対聞いた事ありますよね~音譜この作品で生まれた曲とはこれまた意外だわ。。

まだ観ていない女性は、ぜひこの『アイリーン・ウォーノス』の人生を覗いて、体で感してほしいですっニコニコ




☆評価☆・・・4.2

アスミック
ジョゼと虎と魚たち 特別版 (初回限定生産2枚組)


犬童一心監督。

渡辺あや脚本。

くるり(ハイウェイ)音楽。

妻夫木聡池脇千鶴上野樹里新井浩文江口徳子新屋英子大倉孝ニ荒川良々板尾創路出演。



いやはや。やはり犬童監督の作品はイイです好キラキラメゾン・ド・ヒミコ』からのファンで、やはりこの人の描く世界感が好き。こうゆう邦画が、僕は優しく観れるかなヒマワリまだまだ『愛と死をみつめて』とか、『黄色い涙』など、これからもっともっと注目されていく監督さんであってほしいうまー!チョキ

渡辺あやさんは、『メゾン・ド・ヒミコ』でも脚本をしてた人。


池脇千鶴さん。この人、今までそんなに好きでも嫌いでもなかったってゆうか、ほとんど気にもかけなかった女優さん。今回は観た人はわかると思うけど、体張った演技で、それだけでなくめちゃハマり役だった晴れそんであんなボサボサの頭でも、どんなにオバンくさい服装であっても、めちゃくちゃ可愛くみえたのは僕だけだろうか・・・。これから応援していきたいですっ虹

上野樹里さんは正直あんまり好きじゃないんだよな~・・・汗ドラマの『のだめカンタービレ』でも出てるし、結構色んなとこ出てるんだけども。。そんで、実写版ちびまるこちゃんの、まるこ役の子も嫌いやし、二人はちょっとニュアンス違うかもだけど、僕的には二人がめっちゃ似てるように感じてて、両方ともなんか好めない。こちら側にガツガツくる感じがショック! でも上野樹里、この『ジョゼ』を撮ったときはまだ高校1年生だったとか!大学生役でも全然違和感なかったし、演技も正直突っ込むところはなっかったニコニコそう考えたらやっぱりこうゆう女優さんの印象は、出てる作品にも寄ってくるのかな~とか思った。


んで、荒川良々(よしよし)。この人は前からちょこちょこ気になっては、『誰なんだろう??』と思っていて、謎だった人。やっと捕まえましたチョキ名前の読み方も、また変わってますね・・・チューリップ黄てか、この2人ホント似てなくないですかはてなマークあせるダウン

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大倉孝二さんは結構好きなキャラなんだよな~音譜最近CMとかでもよく見る!実際どうなのかは知らないけど、なんか歯が出てるような雰囲気出てるし、髪の毛もツンツンしてるしアップ笑 こうゆう人は映画に出しやすいんじゃないのかな~??『デスノート』の死神デューク役とか、大倉さんならCGじゃなくてもバッチシ演じれてたと思うにひひ笑い

板尾創路も、出てきて『おっっビックリマーク』っとか思ったりして、結構画面に引き込まれる役者だと思う。上手い、下手抜きにね虹


んでやっぱ何より『ジョゼ』でピカイチ目立ってたのが、新屋英子さん!!なんだあの人あせる 凄いキャラでしたね・・・汗笑 あれはあのお方にしか成せない役柄、雰囲気でしょう。。。でも、こんなおばあちゃんがもし近所にいたら・・きっと楽しいんだろうなぁ~てんとうむし



彼女もいて、結構プレイボーイなところもあり、麻雀屋でバイトしていたりと、世間一般ではよくいる、ごく普通の大学生ツネオ男の子ツネオはいつものように夜から朝にかけてのバイトをしていた。すると、客の人たちから興味深い話を耳にする。それは、早朝になると出没し、腰の折れ曲がった、年寄りで、汚らしい格好をした老婆が、乳母車を押しているのだというドクロ客の人たちの話では『あのばぁさんは実はヤクの運び屋らしい』とか、色んな噂が飛び交っていたのだが、実際のところはいったいどうなんだろう・・・はてな??

そしてツネオはそのバイト中、麻雀屋のマスターから愛犬の散歩を頼まれる。時は丁度明け方。太陽が出てきて皆が起きてくるような時間だ晴れ・・・しばらく散歩していると、ツネオはある坂道にさしかかった。すると、何やら上の方からもの凄いスピードでこちらに落ちてくる物体が・・・ガーンあせるそしてそれはガードレールに真正面からぶつかり、停止した爆弾でも、よくよく見てみるとそれは麻雀屋の客たちの話で持ちきりだった、あの乳母車だったあせる!!ツネオは安全を確かめるため、覆われた毛布を恐る恐るめくってみる・・・・・・・・・と、ツネオはあまりの驚きに、腰を抜かしひっくり返ってしまう。。なんと中には包丁を持った女性がいたのだ・・・!!それに坂の上からはあの、あの老婆の声が・・・!!


ジョゼよ~、そやつは大丈夫じゃ。


それがツネオとジョゼの、不思議で普通ではあまりにも考えられないような出逢いだった晴れ


これまた奇想天外な設定から入りますね~この監督はニコニコ最初『子連れ狼』を連想しました(『子連れ狼』の話自体は知りません)。ホント汚い格好だし、使う言葉も大阪弁をめちゃ深く掘り下げたようなものだったし・・・最初からインパクトありすぎ汗


そして、なぜかツネオはそのままその老婆と、また不思議な女性とともに、家に行かさせてもらう。で、またそのままの流れで、ジョゼが作った朝食までいっしょに頂く事に。。その朝食がまたホントにおいしくて、遠慮気味だったツネオもついついおかわりまでしてしまう・・・おにぎり音譜すっかり、この一家に馴染んだツネオはこれから何回も訪れるようになる。このおいしいご飯目当てに!?そしてなにより、なぜか惹かれるあのジョゼに会いにいくために・・・好

その女性、ジョゼ。本名はたしか、クミコ女の子彼女は生まれつきの難病で、治療できず、不自由な脚を持っていた。そして彼女は祖母と二人暮し黄色い花お金もなく、みすぼらしい姿を他人に見られたくない、といつも人気の少ない早朝に祖母に乳母車に乗せてもらい散歩に連れていってもらっていたのだ。


いや~ここのシーン最高グッド!ワカメの味噌汁、ごはん、だし巻きたまご・・・よだれが出ること間違いなしっにひひてか、ぶっきー(妻夫木)のガッツリした食べ方がまたごっつ、うまそうに見えるんですよね~虹コメンタリーで自分でもゆってましたニコニコ

それに、ここの池脇さんと新屋さんの掛け合いとゆうか、雰囲気の出し方が上手い。言葉や服装ももちろん、なんかぴったりなかんじで。押しつ、押されつ、みたいな微妙な関係。


それからツネオは大学に行きながら、そして自分の彼女と遊んだりしながらも、ジョゼに会いにいっては彼女と親交を深めていく。雨の日も、風の日も、自分の真っ黒な原チャに乗って・・・。


この作品、まぁ知っての通り、ぶっきーのハレンチなところが多くて、また男の自分としても、女性の方たちにとっても、『あひゃ・・・照れるラブラブ』って感じのところが多いです。でもこれがまた汚くなくて、それまでのこうゆうシーンがあったからこそ、あの夕焼けのジョゼとツネオが結ばれるシーンはーと、あそこが映えるんだよな~。

でも、やっぱまだこうゆう“オトコとオンナ”のシーンがあると、どーーーーしてもそれが印象深くなってしまって、感動の部分とゆうか、その作品の本質みたいなのにちゃんと触れられない自分がいるのを思い起こされて、『俺、やっぱまだまだ青臭いなぁしょぼん』って感じさせられたりもしました・・・ダウン

最後のドライブもさりげなく、いつのまにか親のところにあいさつに行くのもやめたり、あっさりとジョゼとの関係が終わったりと・・・。映像の流し方もあっさりで。でも逆にこれもよかったですよね~この作品に関してはヒマワリ

それにしても最後ツネオがジョゼと別れてから、結局ツネオは元サヤに戻って、二人は歩き出すんだけど、ふたりの会話が聞こえないの。周りの車の走る騒音で。なんでこんな風に雑音いれてるのかな~・・・・と思ったら。。。。


涙、涙でした。


あのやり方ニクい涙ビックリマーク笑 ホント上手いね、こうゆうの。やっぱ好きだな~音譜それに絶妙なところでエンディング曲、くるりの“ハイウェイ”音譜この音楽のメロディーも、この作品と一本の線でちゃんと繋がっていました。

この作品、障害者のことってゆうのももちろん根底にはあることだとは思うけど、やっぱり一番浸ってほしいのは、ジョゼと虎の愛だよね。こんなに濃いキャラクターの人が、最後こうゆうさわやかな別れ方もある・・・。またまた勉強になったなぁ虹

てゆうか、池脇さんって大阪人なんやろうか・・・?かなり気になる!あと、ブッキーの、『乳(チチ)』発言は、実はアドリブなんですよ~にひひ

僕のこの作品に対する全体のイメージとして、『駆け抜ける、イメージが肌色の青春映画』とゆう風に感じました(分かりにくっあせる笑)。

DVDで今後観る方は、いっしょに入ってるコメンタリーも是非観て欲しいです。監督と、妻夫木さんと、池脇さんの3人のかなりプライベートな!?会話が聴けますニコニコかなりおもしろいんで!そうやったんやぁ~すげ~・・・みたいな晴れ

これは何回も観る映画、ですねっ虹




☆評価☆・・・4.5