今日も映画を3本見てたけれど、
断捨離もした。
去年のGW前に押し入れから出して
放置してた段ボール。
中身はCD。
20代の頃、
車のトランクにCDチェンジャーを積んでいた。
その時に、
CDを無造作にトランクに置いて
傷を付けてしまったせいで、
聞くことも売ることもできなくなったCDが
たくさんあった。
捨てなきゃ捨てなきゃと思ってたけど、
燃えるごみとプラスチックごみの分別が面倒で、
1年以上も放置。
このお盆、映画ばかり見て、
そのままにしておくのは
何だか罪悪感が沸いてきて、
重い腰を上げた。

音楽は思い出だ!
と思った。
今回処分した中で1番は思い出深かったのは
鬼束ちひろさんの『インソムニア』。
25歳になる年、転勤をした。
住んだことのない街だった。
父の転勤で、
住んだことのない街に
引っ越したことはあったけど、
たった1人で知らない街に
引っ越すのはすごく不安だった。
最初のうちは休みになると
何度か地元に帰っていた。
その街から地元まで車で3時間近く。
3時間ずーっと、
『インソムニア』を聞いていた。
往復だから6時間。
その時に車から見た景色が忘れられなくて、
今でも時々脳裏にその景色が思い浮かぶ。
流れていたのは『We can go』だった。
そんな思い出の詰まったCDを捨てるのは、
胸がキュっと痛くなった。
だけど傷がひどくて聞くことさえできない。
いつかは捨てなければいけない。
その他にも
たくさんの思い出のCDがあって、
安室ちゃんの『181920』とか
バックストリート・ボーイズの『ミレニアム』とか
アルマゲドンのサントラとか、
2000年前後に流行ったものばかり。
CDの傷の数の分だけ、
思い出の数だと思った。
CDの処分は、
思い出も処分しているようだった。
あの頃は夢中になって聞いてたけど、
すべて無駄だったのかな
そんな気持ちになった。
もちろん、
そんなことはないとわかってはいるけど、
すごく複雑な気持ちになった。
いつかはこうやって
すべてのものを捨てなきゃいけない。
ミニマリストの人は賢い。
こんな苦しい気持ちにならなくてもいいし、
捨てる労力だって要らない。
でも、
物に囲まれていることは
自分の思いに囲まれて
生きているということ
そこには欲や見栄、
執着もあるかもしれないけど、
自分の思いに囲まれていることは
幸せなことでもある
と思った。
とは言ってもやっぱり、
いつかはすべて捨てなければいけない。
あの世までは持っていけない。
だからこれから持つものは、
自分の気持ちにちゃんと耳を傾けて、
置いていきたいと思った。

CDの断捨離ぐらいで
こんなブログがかけるなんて思わなかった。
でもやって良かった!
頑張ってよかった!
ちなみに、
CDを捨てるという処分は終わったけど、
新しめのCDはブックオフに持って行く
という作業が残っている。
そこそこ重いので憂鬱
でもこの重さもまた、
思い出の重さなんだと思う。
いいね・フォロー大歓迎
最後までお読みいただきありがとうございます