昨日のこの番組。








再放送があるとのことで、

ぜひ見て欲しくて、

今日はブログにした。








サカナクションの山口一郎さんは

現在進行形でうつ病と戦っているそうだ。




うつと肩を組むぐらいの気持ちで

うまく付き合っていく




そんな言葉がとても印象的だった。








私がうつ病と診断されたのは27歳。




小学校6年生の時に

いじめにあったのをきっかけに、

死にたいと思ってたし、

リストカットもしてたし、

摂食障害もあった。




いつうつ病になってもおかしくない

基盤は既にでき上がっていた。




それでも学校に行ってたし、

仕事にも行っていた。




だけどそれは突然、

ある日の朝にやって来た。




仕事に向かう途中で

仕事に行きたくない…と思った。




今までだってそうは思ってたけど、

いつもとは“何か”が違った。




今になって思うのは、

最後の引き金はモラハラだったと思う。




私が直接受けていたわけではなく、

毎日背後で行われているものだった。




仕事に行きたくない、休む

それが何度も続いて、

これはおかしいとなり、

既に通院していた病院から

仕事を休むよう言われた。




でもその時はまだ、

はっきりうつ病とは言われなかった。




だけど、

元々死にたいが根底にあるから、

病気はあっという合間に進行した。




人が恐くなって、家から出れなくなって、

アルコールに依存して、大量に安定剤を飲んで、

いつ死んでもおかしくない状態になっていた。




そこで精神科に入院となり、

やっとうつ病と診断された。




私は頭がおかしくなっていた。




私を作るピースがすべてバラバラになり、

あちこちにぶっ飛んでいた。




何かに乗っ取れているような感じでもあった。




入院してた頃は、

両親も理解しようとしてくれたみたいだが、

理解しきれず愛想を尽かし、私と縁を切った。




両親だけじゃない。




当時、私と関わっていた人たちは

私から離れていった。




だから、

サカナクションのメンバーがすごいと思った。




ただ休むだけじゃなく、連絡が取れないとか

文句のひとつも言いたくなるところなのに、

誰も怒り出したりはしなかった。




いつまで休んでんるんだよって言ってしまいそう

ダメなんだと分かっている




番組を通して結果言ってしまった形にはなるけど、

ダメなんだと冷静に思えて、

衝動を止められるってすごいなって思った。




山口さんが本当に必要とされていて、

大切にされているんだっていうのが伝わってきた。




すごく羨ましかった。




でもただ私の場合、

一度誰もいなくなったというのがよかったみたいで、

今は楽しいと思いながら生きている。




それでもやっぱり、

すべてを終わらせたいという気持ちに今でもなる。




それは単なる落ち込みではなく、

明らかに“何か”がおかしい。




そんな時、

これはダメなやつだ

と言って私は薬を飲む。




うつ病と言われて20年。




やっと、うつとの付き合い方が

わかってきたと最近思う。




何となくわかるようになってきた。




得体の知れない“何か”に。




山口さんはすごいなと思った。




うつとうまく付き合うという考え方が

既にできている。








うつ病になるきっかけは本当にわからない。




自分かもしれないし、

大切な家族や友達かもしれない。




ならないに越したことはないけれど、

うつ病独特の

気力の無さとか、絶望感とか、倦怠感とか、

山口さんの記録のおかげで

すごくわかりやすかったので、

来なくてもいい“いつか”のために

再放送を見て役立てて欲しい。



 

 

 

 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村