映画を見て、すごくほっこりしたので、
原作を買って読んでみた。
私には行きつけの居酒屋がある。
先日、ある常連さんが88歳を迎えたそうだ。
私も何度か会ったことがあるけど、
自分でルールを決めて飲み歩き、
好きなことのためなら
道外にも遊びに行ってしまうぐらい、
80代とは思えない元気なおじいちゃんだ。
常連さんの中でも
さらに仲の良い常連仲間で、
お誕生日会をしたらしく、
その様子をFacebookで見て、
羨ましいと感じた。
88歳、仲間に囲まれ、笑顔の姿。
私もこんな歳の取り方をしたいと思ったし、
こんなふうに幾つになっても
仲間と笑い合いたいと思った。
第三の居場所ってほんと大事だ
と改めて思った。
家庭、会社、そしてもうひとつ。
「大事なことほど小声でささやく」もそれ。
家庭、会社、ジム。
マッチョなオカマ・ゴンママと、
同じジムに通う仲間たちとのお話。
心を開くことの大切さを感じた。
だからと言って開けっ広げにするではなく、
程よく、風通しよく、心を開いておくこと。
そのために必要なのは
“語る勇気”と“聞く耳”だと思う。
これもまた、だからと言って
すべてを声を大きくして語る必要はない。
無理に聞き出す必要もない。
必要なことだけそっと語ればいい。
静かに聞いてあげればいい。
私はやっぱりまだ
心の開き方が足りない
と思った。
もっと開けるようになったらいいな。
こんな私に、
ゴンママは何と言ってくれるだろう?
ゴンママのスナックで働くカオリちゃんは
どんなカクテルを作ってくれるだろう。
「大事なことほど小声でささやく」
この作品の世界観が好きだ。
私もこの物語の住人になりたいとさえ思う。
でも当然なれやしないから、
私は私の世界を、仲間を大切にするしかない。
そして、
心の風通しを良くしよう。
登場人物の1人シュン君は、
紙ヒコーキに特化したブログを書いてるんだけど、
そんなの誰が興味を持つのかと思いきや、
世の中には紙ヒコーキマニアというのがいるのだ。
この世界には必ず
自分を理解してくれる人がいる。
だから、
私もこのブログを万人に届けようと
思わなくてもいい。
たった一人でも届けばいいんだ。
そんな考え方も改めて学ばせてもらった。
映画の方は、
原作からだいぶ割愛されてることが多いけど、
おすすめ。
「スナックひばり」に行きたくなるはず





