うちの愛猫は要求が激しい。
 
 
 
動物はそういうものでしょ?
 
 
 
そうなのかな。
 
 
 
子どもの頃から猫を飼ってきてるけど、
今我が家にいる子は特別わがままだ。
 
 
 
四六時中というわけじゃないけど、
しつこく鳴かれると
責められているような気がして胸が苦しくなる。
 
 
 
もちろん、
責めてるわけじゃないことはわかってる。
 
 
 
なのに、なんでそんなふうに思うんだろう。
 
 
 
ああそうか。
 
 
 
母親だ。
 
 
 
数えたらキリがないくらい責められてきた。
 
 
 
思春期には毎晩夫婦喧嘩。
 
 
 
父を責める母の声。
 
 
 
父も私もよくノイローゼにならなかったなと思う。
 
 
 
一方的に詰め寄ってくる。
 
 
 
ああでも私も、結婚してた時やってたなー。
 
 
 
自分の思い通りにならなくて。
 
 
 
気づかないうちに母親と同じことをしてたのか。
 
 
 
そしてまたこうやって責められてる感覚に陥る。
 
 
 
何故だろう。
 
 
 
何故私はそんなに責められなければ
いけなかったのだろう。
 
 
 
何故責めなければいけなかったのかは
母の問題だけど、
そんな責めるような母を
何故選んで生まれてきたのか。
 
 
 
そこにどんな学びがあるというのか。
 
 
 
結果、すぐに自分で自分を責める
人間になってしまったような気がする。
 
 
 
自分を責めて、傷ついて、
辛い苦しいというのが快楽なのかもしれない。
 
 
 
間違った方向性なのはわかってる。
 
 
 
なんでこんなに痛い方向を
選ぶようになってしまったのだろうか。
 
 
 
自分で選んだんじゃない。
 
 
 
傷つくことが多過ぎたんだ。
 
 
 
じゃあこれからは傷つくことをやめたらいい。
 
 
 
何でもかんでも自分のせいにしちゃいけない。
 
 
 
自分を責めちゃいけない。
 
 
 
【責める】の反対語は【許す】らしい。
 
 
 
そうだね。
 
 
 
自分を許してあげよう。
 
 
 
【許容】という言葉もいいね。
 
 
 
もっと腕を広げて、
自分を丸っと受け止めてあげよう。
 
 
 
こうやっていちいち何故かを問う。
 
 
 
わざわざ公に問う。
 
 
 
そうすると、
意外と思わぬ答えが出てくるもんなんだ。
 



 

 

 

 

 

 

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