別れが人を強くした

 

 

 

まるで私のために作られたネタかと思った。




私を強くした別れは離婚だった。




離婚を切り出されてすぐに強く

なったわけではない。




離婚調停を立てられた後、徐々に徐々に。




気づいたらという感じだった。








離婚調停の書類が届いたその日から、

私の周りに助けてくれる支えてくれる

友人や知人がたくさんいた。




本当はずっといたのかもしれない。




だけど私には見えていなかった。




彼らの力も借りて、私は強くなっていった。




さらに強さを増したのが、

離婚調停期間中に起きた胆振東部地震。




離婚調停をきっかけに、

私には助けてくれる人がいるとわかったおかげで、

胆振東部地震も乗り越えられた。




14年ぶりの社会復帰は不安しかなかったが、

実力を認めてもらったことが自信となり、

私はより強くなった。




特にこの3年は、

自分の継続力に気づくことができ、

それも自信となって強くなったと思う。




そして忘れてはいけない。




この5年の間に2匹の愛猫との別れ。




それも強くなれたひとつだ。








仮に結婚が続いて、

地震や愛猫と別れがあったとしても、

それは変わるきっかけにはならなかったと思う。




不安に怯え、死に焦がれ、

誰かに決めてもらえないと生きられない、

誰かに何かにすがらないと生きられない、

そんな私のままだったと思う。




強くなるためのスタートは離婚だった。




だから、1人は不安だけど、

離婚してよかったんだと思える。




これから私はますます強く

なっていくのかもしれない。




死に焦がれることが無いのは最強だ。




私はけして1人になることはない。




身の回りの人の入れ替わりはあるだろう。




すごく慕っていた人、

すごく信頼していた人と縁が切れることだって

あるはずだ。




だけどそれは自分が変わり、

電車に例えるなら、向かう方向が

変わっただけなんだと思う。








また別の路線に乗ったら新しい出会いがある。




もしかしたら再会だってあるかもしれない。




リアルな世界だってあること。




たまたま乗り合わせた車両で

久しぶり~元気~みたいな。




そこでまたただ別れるか、

ご飯でも行こうよという約束をきっかけに

仲が深まるみたいな。




人生においてもそうなんじゃないだろうか。




以前の私は人との別れがある度に、

この世の終わりぐらいに思ってたけど、

その時その時に助け合える

支え合える人が必ずいるはずだ

と今は思える。




人生は諸行無常








川の流れのようなもの。




その中で別れがないのは不自然。




それに、別れは必ずしとも“人との別れ”

とは限らない。




成長して今までの自分に

“別れ”を告げる




成長は強くなった証




仮に友達をAさんとして、Aさんも成長して、

今までの自分に別れを告げたのなら、

Aさんと私はこれからも共に一緒に

生きていけるはずだ。




それぞれが今の自分に別れを告げ、

向上しながら一緒に生きていく

という形だってある。




石が川の流れの中で摩擦を受け、

磨かれ強く逞しくなり、

ゆっくりと川下へ流されていくように、

同じ形のままの石はないし、

同じところには留まることもない。








今の場所に必ず別れを告げ、

次の場所へ流れ着く時には、

みんな強くなっている。




そんな人生の模倣を自然という形で

私たちは見せてもらっているのではないだろうか。






 

 


 

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