私の家族は見事にバラバラだ。
父は12年前に他界。
弟は今年他界。
母はどこに住んでいて、
生きているのかどうかさえもわからない。
母は毒親だったけれど、
傍から見ればなんてことのない
穏やかな家族だったと思う。
そして、
命を一番粗末にした私が生かされている。
なんでこんなことになったのか。
18年前。
29歳の時に、父から勘当を言い渡された。
その後、結婚はしたけれど、離婚をしたので、
本当に1人になった。
従姉妹はいる。
父の訃報も、弟の訃報も、
知らせてくれたのは従姉妹だった。
従姉妹にだってたくさん迷惑をかけたのに、
訃報とは言え、連絡をくれるのは有難い。
とは言っても、
そう滅多に連絡を取り合う仲でもない。
両親と縁が切れて、
血の繋がりなんて当てにならないと思った。
血の繋がりなんて本当に必要なのだろうか
とも思った。
ただ、ほとんどの国では
血の繋がりがある家族であることが、
大きな権利を持っている。
だけど、
血の繋がりのある家族がいない人
だってたくさんいる。
むしろ、
血の繋がりがなくても家族のような人もいる。
私はそれでいい、それがいいと思った。
日本各地に家族のような
仲間がいたらいいな
って真剣に思ってた。
そんな夢が叶いつつある。
いや叶ってる!!
そして、
もっとどんどん大きくしていきたい!!
「きのう何食べた?」10話で、
血が繋がっていなくても家族という形がある
みたいなことを、賢二のお母さんも言っていた。
ドラマの世界だけど、
そういう世界がこれからやってくるんだと思う。
賢二のお母さんの言葉に感銘を受けて、
そんなふうに生きたいと思う人も
増えるかもしれない。
日本各地に家族のような仲間がいたらなんて願い、
ちょっと変わっていて、
現実的じゃないかもなんて思ってたけど、
諦めないでよかったなって思う。






