3月も後半戦に入ってだいぶ平均的な気温も上がって春を感じる様になりましたね
今年の春も良い時間にしたいなと思います!
3/13 両国国技館 メイン WBC・WBA世界フライ級王座統一戦
WBC王者 寺地拳四朗選手 vs WBA王者 ユーリ阿久井政悟選手

日本人同士の世界2団体統一戦、ベテラン王者 拳四朗選手と世界王者になって約1年のユーリ阿久井選手が激突しましたね
試合動画です↓↓↓
この試合をフルで3回見直しました、表面上だけでは解らない激しさがある試合でした
開始から拳四朗選手はいつも通り得意の左ジャブを飛ばして前進、スタートから好戦的でした

この試合は拳四朗選手 有利予想が多かったですが序盤から強さを見せたのはユーリ阿久井選手でした
前に出てくる拳四朗選手にコンパクトなジャブやワンツーを打ち込む、ユーリ阿久井選手は誰が相手でもよく見てますね

そこからコンパクトな連打でボディまで打ち込んだりとキビキビしたボクシングでしたね
好戦的に打ち込んでくる拳四朗選手の攻撃の内側を通す様なパンチでヒットを増やしました

前半はスピードがある拳四朗選手が上回るかなと思ってましたがユーリ阿久井選手がリードしたのは驚きました( ゚ロ゚)
拳四朗選手も常に仕掛けながら打たれてもすぐ返して完全にはペースを渡さないのはさすがでした
個人的採点としてはワイルドで強い攻撃を仕掛ける拳四朗選手よりコンパクトなヒットを重ねたユーリ阿久井選手がリードしてる様に感じました

ただ、ヒット数だけに意識がいってた事に後から気付きました
単純なヒット数で上回るユーリ阿久井選手がポイントはリードしてたと思いますが一発一発の強さでダメージを深く残したのは拳四朗選手でした
両者は試合全般 打ち合いを続けましたが後半戦 苦しそうに感じたのはユーリ阿久井選手でした

両者共にパンチありますがユーリ阿久井選手はタイミングで斬って落とすソリッドパンチャーなので拳四朗選手と打ち合ってた距離は得意な距離より少し近い様に感じました
逆に拳四朗選手は2022年3月 矢吹正道選手との再戦以降は激闘型スタイルになり打ち合いの中で強いパンチを打ち込む事に慣れてました、幾多の打ち合いを越えてきたキャリアが今回の試合に出てましたね
拳四朗選手陣営はポイントで劣勢かもしれないと感じてたかもしれませんし後半から終盤にいくにつれて手数が落ちるどころか連打の激しさは増してたのは凄かったです

ユーリ阿久井選手も追い上げてくる拳四朗選手に負けずに打ち合って9R位までは攻勢も強かったですが10R以降 少し落ちていったかなと感じました
そして12R 拳四朗選手の右アッパーや左右の連打でぐらついたユーリ阿久井選手を見てレフェリーが試合を止めました
TVで観てて最初はストップ早いと思いましたがギリギリの状態で打ち合ってたので残り1分半 更に打たれてたら甚大なダメージが残ってたかもしれないというのを中村勝彦レフェリーには見えていたんだなと映像を見返して納得しました

劣勢でもブレずに前に出て強打を振るい続けてストップした拳四朗選手 素晴らしかったです、2階級での統一王者 快挙ですね★
敗れましたが今回の試合が名勝負になったのはユーリ阿久井選手の力だと思いますし、また世界王者になってほしいです

バムか井岡一翔選手とやりたいと発言してましたがどうなっていくか要注目です。