憲法の話になると、「現在の憲法は自主憲法ではない」という人が居ます。
確かに、GHQ草案であることは周知の事実です。
だかから「自主憲法が必要だ」といって、憲法改正の話は順番が違うのではないかと長年思っていました。
長年の自民党政権下で行われてきた「既成事実を作って方向を変える」という方法には問題があると感じています。憲法に問題があれば、堂々と議論をすればいいのです。
これが本来の政治姿のはずなのに、「憲法議論は票にならない」というのか分かりませんが、閣議決定で憲法解釈を変えるという離れ業も行うような政治が行われたのは、みっともなくて残念です。
さて、地方議員として活動をしていると、憲法そのものと対峙することは余りありません。ただ、色々な所で憲法改正との関係を考えることがあります。
Jアラートの話になると、国防の話を身近に感じます。
日本の置かれている環境は大きく変わってきています。そんな中で安全保障を考え直す必要はあると考えます。
この議論は絶対に必要だと考えますが、日本では国政と主権者の対話はほとんど行われないと感じているのです。
憲法改正が現実的な所に来ているからこそ、政治対話の構造が必要だと感じるのです。
国政を見てみると、「住民声が大切」という姿勢は見られないと感じます。
だからこそ、地方議会が活躍をする可能性があるのではないかと感じているのです。
(つづく)