先ずは市長側として
市長の説明姿勢の話
「説明を尽くす」という姿勢を鮮明にしてほしかったのです。
現状の慣例と構造で説明をすること。
確かに「公に説明する場がない」というのが現状ですが、そのなかでも議案上程の提案理由の説明や非公式ではありますが全員協議会で議員に対して発言の機会があったのです。
これを使って最低限の説明をするということはできたのではないかと考えています。
そしてそこから本会議場での質疑を行うとなればカナリ状況は違っていたと思います。
議会側として
議会は「市長に説明を求める」というのではなく、「市長が市民に説明できる場を作る」という考えを持った方がイイと思います。
これは市民から「副市長は市民が選べないんだよね」と言われました。
確かにその通りで、その通りだから市民にも伝わるように説明する機会を創ることなのです。場をつくれるのは議会側なのです。
実際に、議案上程される議会運営委員会(議運)で委員会付託するかどうかを決めます。この時に「人事案件は委員会付託省略」とうのが慣例です。
しかし「市民にも伝わるように説明の場を作るのが議会の役割」だとかんがえるとすれば、慣例とは違う選択も可能であったと考えます。
それは審議をすることで個人のプライバシー等に触れる恐れがあると考えるのでしょう、だから「人事案件は自動的に付託省略」な感じがあります。
これは時と場合によって上手く使い分けねばならないと考えます。
必要であれば、「秘密会」と言って基本的には傍聴を許可しない方法で行う事も出来るのです。
さらに委員会付託して候補者を参考人として呼んで直接話を聞くことも出来るのです。
プライバシー等に配慮した実施方法はあるのです。
仮に秘密会だとしても、そこで納得をしてからの採決となれば質の違う議決となるのです。
議会側もこのようなことができるよう、議会としても運営の腕を磨く必要があるのではないかと考えています。
(つづく)