「ダーチャ」 に学ぶ 日本の食料自給 | CSRコミュニティ 事務局ブログ

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こんにちは。平野です。
暑いですね。

ロシアの簡易住宅付自家菜園、「ダーチャ」というものを知りました。

「ダーチャ」とは、訳すと「別荘」という意味だそうです。

が、日本の市民農園や、ドイツのクラインガルテンに近いもので、


「産経新聞」によれば、

モスクワなどの都市郊外にある菜園付き住居。

1区画(600平方メートル)に畑と寝泊まり出来る簡素な小屋があるのが基本で、
ロシア全世帯の4割が所有していると言われているそうです。

都市住民は平日は本業で働き、週末や夏休みに車を連ねて郊外の
ダーチャへ出かけて農作業をする。
国民全体が兼業農家のようなものらしいです。

ロシア国家統計局の2008年の統計によると、

世界第3位の生産量を誇るジャガイモの83%はダーチャで生産されたもの。

野菜は70%
牛乳は51%
肉類は43%
卵は24%

がダーチャ産。

専業の農業生産者は、小麦等の穀物やテンサイ、ヒマワリの種などの生産に
特化しているらしく、プロとアマで食料生産の分業体制が確立しているらしい。

ソ連崩壊時、経済が破綻した際に、このダーチャが随分貢献したそうです。
給料が半年間支給されない状態の中でも、ダーチャのお陰で、とりあえず
食べて行く事が出来た人々が相当いた、ということです。



日本の食料自給率を上げるためのヒントとしては
おもしろいな、と思いました。