12月半ばからずっと試験期間なのでいまいち気が休まりませんが年末年始は楽しく過ごし、さっそく実習にも行ったりしました。
さてそんなある日、ツイッター(X)でいつものように精神的にゴロゴロしていたらある食べ物がどんぶらこと流れてくるではありませせんか!それも大漁です。
その食べ物とは…そう、おかゆ!
すっかり忘れていましたが7日は人日。
ブログを始めたばかりの頃のこの日はこんなおかゆを食べていました。
実は昨年もちゃんと食べたんですが、ほとんどこれと同じものだったので特に書くこともなく、しかも7種類あつめられなくて確か5種類ぐらいで断念したような…(それはつまりちゃんとしていないのでは
今年は試験勉強から逃れたいがためか、脳細胞たちがこぞってアイディアを出し合ってくれました。(厄災病魔の前に試験から逃れていくスタイル
TLに流れてきたお茶粥、そしてかつての適当な草で作ったお粥を…いっそ混ぜて仕舞えばいいのでは!?というところから着想を得て、普段飲んでいるブレンド(ハーブ)ティーをそのままお粥にすることにしました。
えーい!(謎の掛け声
ドヤァ!!
ひとりでは使いきれないので飾るばかりのインペリアルポーセリンのティーカップをここぞとばかりに並べて!
1744年にサンクトペテルブルクで誕生した白磁器工房も今年で280周年。
それなりに長い歴史の中でまさか食器でなくティーカップに粥を盛られる日が来るとは夢にも思わなかったことでしょう。
お粥の寄り合い可愛いね!!
いっこ私がいかにもよろけた形跡がありますね!ごめんね!
さて、何となく見たらわかるやつもあればそうでないのもあるので、メンバー紹介もかねて味のメモもしていこうと思います🫖
No.1 セイロンティー粥のドライオレンジ添え
まずは王道の紅茶はセイロンティーで粥を炊き、紅茶鶏や紅茶豚の要領で醤油、みりんで味付け。
お茶はGreenfieldのリッチセイロンを使用。
ロシアでポピュラーな紅茶いうたら圧倒的なセイロン率…というのを書いたことがあったかどうかは思い出せんが、選択肢の多いこの国でもかなりセイロン多いのでこちらにしました。
見ての通り濃すぎたので食べながら少しお湯を足して薄めました笑
先に書いた通りお肉を煮る時のそれを参考にしたので、その通りの味わいです。安心安全。
No.2 梅としょうがのほうじ茶粥
芳ばしいほうじ茶で炊いた約束されたお粥…シンプルに塩梅干しの味で。
伊藤園のお〜いお茶を使用。
こちらもわりとあるあるな組み合わせで味は問題ないのですが、出来心で茶葉を少し入れようとしたら入りすぎてジャリジャリに!涙
それさえなければ優しい味わいのいいお粥だったと思います…笑
緑茶とタイムのお粥
せっかく生を買ってきたのにトッピング用タイムを乗せ忘れて悲しい気持ちに…
でもドライは炊く時にちゃんと入れてるので何処かにはいらっしゃいます。
これもね〜ー手元が狂ってかなりの茶葉が入ってしまい見事増殖してわかめのような存在感です。ズボラをしてはいけませんね…
茶葉は日本から持ってきたもののはずですが、パッケージ情報を紛失したため詳細不明…
味付けは塩麹で。
茶葉の干渉がすごすぎてわけがわからないので緑茶少なめで再チャレンジしたいところです。
No.4 アールグレイ粥のレモン添え
アールグレイ狂いの私がアールグレイを避けて通るわけにはいかんだろ!ということで。
アールグレイとひとくちにいってもそのフレーバーさ千差万別。
今回はしっかりめにベルガモットを感じられる気がしているRonnefeldtはティべロップシリーズから。ベースの茶葉はおそらくダージリン。
檸檬塩胡椒とオレンジ塩胡椒を少しずつ加えて味。
アールグレイはミルクティーにもいいというのでオートミールの甘いミルク粥でもいいかなと思ったのですが、それだと普通に美味しそうなのでやめました。
でも案外この普通の洋風塩味もおいしかったです。アールグレイである必要は、ないかもしれないけど笑
No.5 クミンとターメリックのお粥
インドのお粥キチュリを参考に、バターで炒めたクミンに米、胡麻、亜麻仁、かぼちゃの種を加えてターメリックをまぶして煮込み、チキンスープで仕上げ。
まるでひじきのように真っ黒になってしまったクミン、ちょっと芳ばしくしすぎたかなと思いましたが味には差し支えず、とてもおいしくできました〜これはわりと人を選ばない味わいだと思います。
いやしかしここまで全部どこかしらミスってますね、完璧なやつはないんか。
No.6 ミントとローズマリーのお粥
2年前に生ミントで作る中華粥のおいしさに目覚めてから普段でも作ったりしていたので、絶対安全枠として早々に登板を決めて楽しみにしていたのですが、何故だか今年はスーパーを5軒回っても生のミントが見つけられず…
泣きながらドライミントを代用しました。
見た目も寂しいので、前回は硬くて具材にはしにくいと省いたローズマリーを呼び寄せました。
リゾット的に、オリーブオイルとロシアの黒塩で味を整えて。
生のミントは風味もさながらどちらかというと具材としてかなり美味しかったのですが、えてしてドライハーブは生より香りが強くなるのでどんな味わいになるのかさっぱり想像できず…
しかしこれはいい意味で期待を裏切られ、意外とおいしかったです。
トマトやツナを入れたらめちゃめちゃ化けちゃうかもしれない!
近いうちにやってみたいところです。
No.7 昆布と手摘みイワンチャイ粥のディル添え
一時帰国で頂いた北海道のとあるよき昆布で出汁をとり、イワンチャイを加えてお粥に。
出汁の昆布とイワンチャイも少し具材として残しつつ、味付けは塩昆布の塩気で。
イワンチャイというのはヤナギランの葉っぱ(花が入ってることも)ことですが、柔らかいこの草のお茶の味と昆布の風味がなかなかよい塩梅!!
今回使用したのは友人が摘んできて乾燥させただけのものなので、加工がない分そのままのシンプル草味。もしかしたら市販のものだとこうはいかなかったかも?
以上、七草粥ならぬ七種のハーブ&ティー粥たちでした〜!!
今回、必ずしもはっきり分けられるわけではないけれども一応何となくいわゆるお茶粥からインスピレーションを受けたこともあり、ざっくりとお茶とハーブorスパイスそれぞれが2つずつになるように選びました。
何故なら刺身は14ひきなので笑
チームお茶🫖
緑茶、セイロン、アールグレイ、ほうじ茶、イワンチャイ、ミント、しょうが
チームハーブ/スパイス🌿
タイム、ローズマリー、ディル、クミン、ターメリック、昆布、梅
今回は一部茶葉と昆布や梅干しは日本から持ってきたものを使いましたが、どれもロシア、少なくともペテルブルクでは購入することができます。
梅干し以外は結構そこらへんで買えます。
なので一応これも二年前と同じくロシアでできる七草粥というマイコンセプトにギリギリ基づいています。
調理過程で小さなミスはいつも通り多発しましたが、幸い自分が食べられないほどマズイものは爆誕せず、無事全部食べることができました。
ただし合計1.5合ほどあって、それも普通の白米ごはんではなくお粥にしたら思った以上にお腹いっぱいに😂
ということでちょっとセコくも休暇もはさみつつ。
ちなみに個人的に今回一番おいしかったのは昆布イワンチャイ粥でした!
試験前に何をしてるんだという気持ちと、概ね思い描いた通りの7種類のお粥を冷めないうちに準備できた達成感と満足感と満腹感と…
いろいろな気持ちで過ぎさった、そんな人日もとい実はロシアではクリスマスな1月7日なのでした🎄笑
С Рождеством♫ ♩♬♪