Believe 44 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

つながる花2Believe1/43




Believe 44/Side-A




⚠️CAUTION⚠️

⚠️まだまだ存在がダメ、名前も見るのもイヤ、という仔羊ちゃんは暫し読むのをお控えください⚠️


























ゴクリ、


渇いた喉に、ない唾を飲み込む。




テーブルの向こうで翔ちゃんの次の言葉を、その人は待ってる。




キュ、



翔ちゃんの手にもう一度力が入った。





「あっ、あのっ!」


(やっぱ待って!!)





何よりも大切なおれと翔ちゃんの真実を第三者に打ち明ける怖さで



言葉を口にしようと息を吸った翔ちゃんを遮っていた。





「確認・・・してもいいですか・・・?


もし・・・、



もしも、最悪、このまま二人がカモフラージュでケッコンする事になったとして、



あなたは本当にそれでいいんですか・・・?」



「え・・・?」





その人の顔色が曇った。





「例えば・・・、あなたのお相手が将来的に離婚して、あなたと一緒になりたいって、もしそう言われた時、


しょぉちゃんとのケッコンが邪魔になるんじゃないかって・・・、



そうなった時、


あなたは、このケッコンはカモフラージュでしたって、そう言わないって約束できますか・・・?


しょぉちゃんを裏切らないって、約束してくれますか・・・?





しょぉちゃんは、幸せにならなくちゃいけないんです。



おれは、おれには、それができないから・・・




おれは、あなたを、信じていいですか・・・?


あなたに、しょぉちゃんを、


し、幸せにしてくださいって、


お願いしてもいいですか・・・?」





ヘンなスイッチ入っちゃって、止められなかった。





「あは・・・、あれ?おれ、何言ってんだろ・・・?えへへ、」





止めようと思ってるのに、ボロボロって、目から涙が止まんなくなってた。





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