Reactivated Love #56A | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

最初お話→#1A
前回のお話→#55A
ウラガワSide-S




「・・・き?」




・・・翔ちゃんの声がする・・・?




「ん・・・、」


「・・・き、・・・ごめんな?」




おでこに唇の感触。


あ・・・

僕、あのまま寝ちゃったんだ。




「ん・・・、どしたの?」




目を開けると

翔ちゃんが僕を覗き込んでいて。



両手を差し出して頬に触れると

翔ちゃんが右手を

僕の手の甲に重ねた。



僕の手を掴んで

掌に顔を埋めるように唇を押し付けて



スルリと触れた舌 の感触に

お腹がぞわりと泡立つ。




「色々・・・、我慢させたかなって。」




翔ちゃんが眉尻を下げて

僕の髪を愛おしそうに撫でてくれる。



翔ちゃん、酔ってるのかな?




「ううん?何にも、我慢なんてしてないよ?

大丈夫だよ、しょぉちゃん、

急にどうしたの?」




横たえていたカラダを起こして

ソファーから足をおろすと

膝間付いたまま

翔ちゃんが僕の膝の上で

両手を握りしめた。




「ごめん・・・。

ごめんな、」




手ににおでこをつけて

祈るように謝るから



胸がギュってして、

翔ちゃんの手からそっと両手を抜き取って

抱きしめた。




「謝らないで?


・・・しょぉちゃん?どしたの?」




ゆっくり顔を上げた翔ちゃんの頬に手を添えて



そっと、




キスをした。