Reactivated Love #55A | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

最初お話→#1A
前回のお話→#54S
前回のSide-A
ウラガワSide-S




今日は翔ちゃんが松潤と雑誌のお仕事で


いいなぁ・・・、
終わってメシとかなったら声かけてくれないかなぁ、

なんて思ってたけど



最近の翔ちゃんは

夜、抱き合う時は
何ならいつもより熱かったりするのに

普段の時は
どこかよそよそしいっつうか

前に比べたら
なんだかちょっと距離を感じる時があって。


こないだ松潤のところでそんな話をしたら

僕の気のせいだって言われた。


松潤からしてみたら
翔ちゃんの僕への『好き』がダダ漏れで
呆れちゃうくらいなんだって。



『絶対、翔サンはまーしか目に入ってないんだから安心してていいよ』

って言われたってさ。


現に。

昔はよく現場上がりにラインも入ったけど

今じゃどこで何してるかを報告してくるラインも帰るよメールも入らない。



翔ちゃんが入れてこないから、

僕も逐一報告するのは翔ちゃんにとって邪魔になるのかなって思って

だんだん しないようになった。



寂しいなって思うけど、

それを言ったら束縛するみたいで嫌だし


翔ちゃんに重いって思われたくないし。



『倦怠期ってやつじゃね?』

なんて松潤はふざけて言ってたけど


もし本当にそうなら

翔ちゃんの気持ちが落ち着いて

また『雅紀愛してるよ』なんて言ったり
ラインに入れてくれたりするようになるまで待てばいい。



そう、思っていた。




「・・・はぁ、・・・やっぱお誘いはないよね~・・・、」




ひょっとしたら松潤が気を遣って声かけてくれるかも、


なんてほんの少し期待してたけど。



ソファーに寝転んで
携帯をいじりながらため息をついた。




「・・・なんか食べよ。」




お腹が空いて、
軽くしらすパスタを食べてシャワーに入った。



ビールを飲みながらテレビをつけて
なんとなく眺めて。




「・・・はぁ。」




翔ちゃんと暮らす前はどうやって一人の時間を過ごしてたっけ?



なんだか何もする気になれなくて

テレビを消してまたソファーに寝転んだ。



こんなとこで寝ちゃったら
待ってたみたいで重いって思われちゃうかな・・・



そう頭では思うのに


一度閉じた瞼はじんと熱く


自覚なかったけど
目が疲れてたかなって思う。



あと5分したら起きて部屋に行こう・・・



そう思いながら、

いつの間にか

グッと深く眠りについていた。