Reactivated Love #57A | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

最初お話→#1A
前回のお話→#56A




・・・いつもより

なんだか翔ちゃんが小さく見える気がして




「しょぉちゃん・・・」




髪の上から

キスを落とす。




「しょぉちゃん、

大好きだよ・・・?」




ギュって頭を抱きしめて

目を閉じた。




「・・・ゴメン、

俺の問題だから・・・」


「何、が・・・?」


「雅紀は悪くないから。」




急に翔ちゃんがヘンな事言い出すから、

胸がザワザワと騒ぎ出す。




「しょぉちゃん、

顔上げて?」




不安が、

首をもたげる。



覗き込むようにしながら

両手で翔ちゃんの顔を包み込んでこっちを向かせる。




「大好き、だよ・・・?」




そう言って

顔を近付けると

翔ちゃんが泣きそうな顔をするから



・・・ちゅ、


おでこに。




ちゅっ、


まぶたに。




ちゅ・・・


頬に




ちゅ、


唇に。




そっと 

ゆっくりと

唇を置くようにキスをした。



腿に置かれた翔ちゃんの手に
ピクリと力が入って

キスを深く受け入れたから



そのまま唇を移して

太い首筋に吸い付く。



ソファーからずり降りるように
翔ちゃんに重ねていって

ソファーの上のクッションに
左手を伸ばして引き寄せて

翔ちゃんの頭の下に敷いた。



翔ちゃんは

おとなしくされるがままになっていて

不安な気持ちと

翔ちゃんのオスを引き出したい気持ちが交錯する。



いつもとは逆の位置で
翔ちゃんを見下ろす光景・・・



僕の中の不安をかき消すように

唇を重ねて


深く


絡めた。