「まーはさ、色々考えすぎなんだって。」
衣装合わせが終わって
私服に着替えてたら
同じように着替えながらの松潤に話しかけられた。
「そうかなぁ・・・、
でもそうすることが長続きにつながると思うけどなぁ・・・、」
スタッフさんには聞こえない声で
話を続ける。
「翔サン結構鈍感よ?」
「うん、それは僕も思う。くふふ、」
笑ったところでスタッフさんに声をかけられて
仕事モードに入った。
昔、やんちゃだった頃の翔ちゃんを知ってる松潤は
僕にとって良いアドバイザーで
歳下なんだけど
僕より恋愛経験豊富だから
色々と僕の考えが及ばないことまで教えてくれて
「まー、今日メシ行く?」
「あ、う~ん、どぉしよっかな、」
翔ちゃんのことが頭をよぎる。
「迷ってるなら別に良いけど?」
「あ、行くよ、行く行く!」
松潤があっさり引こうとして
つい『行く』って言っちゃった。
「大野サンは?メシ、行きます?」
「う~ん、おいらはいいや。」
「え、りーだぁ行かないの?」
「うん、おいら明日休みで2時から船予約してある。」
「2時!」
「2時?!」
「さすがだよ大野サン。気をつけてよ?」
「いっぱい釣れたら食べに行くね?」
「おぉ、任せろ?んじゃお疲れ。」
リーダーは、
スタジオ入りした時とは
まるで別人みたいに足取り軽く出て行った。
短くてごめーん
