Rolling days #154 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
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最初から→#1
前回のお話→#153

Day #154
~Side S~




「しょぉ・・・、」




雅紀が

脚を腰に回し

グイと引き寄せてくる。



互いの『先』が触れ合い、

腰の深いところが

電流が走るように甘く痺れた。



ぬるり  と、



互いを

求めるように絡み合う水分が


離れることを惜しむように

細い繋がりを見せる。



触れ合った感触が気持ちよくて

思わず

腰が動く。



当たり前だけど

『入る』創りじゃないから


もどかしさを唇に託して

重ねた先、

舌を 深く絡 め合う。



最初は

遠慮がちだった雅紀も



今は

全身に艶を纏って


まるで

しなやかさを見せつけるように応えてる・・・




「・・・っぁ、触って・・・?」




下から

腰を浮かせて

擦り 合わせるように刺激を求める。




俺だって・・・


より強い刺激が欲しい。




でも



なんの準備もねぇし




「しょぉちゃ、」




・・・そんな色っぽく誘うなって




「んん、」

「ウッ、」




雅紀、が。



二人を

一度に

握った



そのせいで

急に襲いかかった刺激に

思わず腰を引くと


腹筋を使って起き上がった雅紀が

そのままの勢いで覆いかぶさってきて




「しょぉちゃん・・・


抱き締めて・・・?


何にも、

考えられないくらいに・・・、


お願い・・・」




と。




泣きそうな声で訴えて、



唇を


重ねてきた。





#155