Rolling days #111 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
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最初から→#1
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Day #111
~Side A~




「風間ぽん、あのさ。」




ドキドキしながら半分寝てる顔を覗き込む。




「んん~ッ、ん?ナニ?」




上半身だけギュッて伸びをしたあと、

風間ぽんがこっちを見る。




「あぁ、えっとさ、昨日の話だけど、」


「ぅん?」




あんまりにも普通にしてるから

てっきり覚えてないんだと思った、のに。




「ぃや・・・、」




続く言葉を探す僕に




「相葉くんさ、

きっと翔くんも相葉くんのこと好きだと思うよ?

だからもっとワガママになっていいと思うよ?

オレ相葉くんの応援するからさ、一歩近付いてみたら?




って。

柔らかく笑った。




「・・・!」




瞳(め)を、合わせても。



どう、・・・返せばいいか。



なんて・・・、言えばいいか。



開いていた口を唾を飲み込みながら閉じて。




「・・・軽蔑、しないの・・・?」




小さい声で、

大きく立ち塞がっていたその一言を投げかける。



風間ぽんはもう一度柔らかく笑って




「オレが?相葉くんを?

するはずないじゃん、何年一緒にいると思ってんのよ。

逆にやっと言ってくれたって・・・、まぁ酒の力は借りちゃったけどさ。


・・・でも、そうでもしないとシラフじゃ相葉くん絶対言ってくれないでしょ?」




って。



薄々だけど、気付いてたよって。



ゆっくり起き上がって。




「相葉くん、ずっと一人で悩んで辛かったね。

ゴメンね、遅くなって。

もっと早く話を聞いてあげれてたらよかったね、」




って。


フワリ。



・・・抱きしめられた。





#112